挙筋前転 目頭切開 二重全切開法 の症例情報
皮膚のかぶれが強く、著明な左右差もある高難易度症例を上手に治しました!
以前埋没二重をしたけど取れてしまい、二重のりで皮膚がかなりかぶれてしまった方のご紹介です。
かなり皮膚が荒れてしまっていますが・・・果たして仕上がりは綺麗になるでしょうか?
特に右のまぶたがとても荒れてしまって皮膚もかなり伸びてしまっています。皮膚が硬くなっているので、上方視では予定外重瞼線が著明に出ています.
蒙古襞の張りもありますが、それにプラスしてまぶたの内側の皮膚のたるみが強いので、内田法にて皮膚を切除する目頭切開しました。一般的な halfZ法の目頭切開では皮膚のたるみは改善しないので、目頭切開も状況に応じて使い分けることが大切です。
たるみは4mm切除しました。もっと切除することも可能ですが、傷が綺麗になりずらくなるので、4mmに留めました。目頭の距離は38mmとやや広めでした。
↑切除した組織と、以前に他院で埋没した糸です。右側の目の開きが悪い(黒目が被っている)ため、右目のみ挙筋前転もしました。術後の経過を見てみましょう↓
術前は奥二重のラインがありましたが、施術後はそのラインは消えており、三重にもなっていませんね!
こういう場合は 埋没で幅を広げようとすると、奥二重のラインが残って三重になってしまいますので、全切開の良い適応 かと思います☆
全切開の際に、埋没の糸を取るだけでなく、奥二重のラインを作っている癒着を剥離していますので、三重にならないようにしております。
皮膚のたるみも取れて、まつ毛の生え際もしっかり見えるようになりましたね!
術前と3ヶ月後の写真を比較するとかなり印象が変わりましたね!!
挙筋前転で右の目の開きも良くなりましたね!術前は上方視がやりずらそうでしたが、術後は左右ともにしっかりできています。
皮膚が荒れていると傷あとにも影響があるのですが、とても綺麗になりました!
全切開の時に皮膚のたるみが多いからといって、たくさん切除すると、皮膚の厚みの差が出来て傷が綺麗になりずらいので、場合によってはたるみは眉下切開で調整する必要があることもあります。