筋膜移植 小鼻縮小術 耳介軟骨移植 の症例情報
鼻翼幅を筋膜移植で縮小・固定する当院オリジナルの「 忘れ鼻 」作成術( 鼻翼間縮小・固定術 )
「鼻が大きい!」というお悩みの時に、A)鼻先が大きいことに加え、B)小鼻が大きいとともに、C)鼻翼幅が大きいと言う人がかなりいらっしゃいます。鼻の穴は鼻翼縮小で小さくしますが、鼻の穴の大きさではなく、鼻翼の幅(鼻翼間距離)が大きい人には鼻翼間縮小・固定術が適応です。これはとても珍しい手術なので、今回はこの手術について詳しく解説して行きますね。
術式は
① 鼻尖形成術( 自家軟骨移植なし )
② 小鼻縮小( 内側法 )
③ 筋膜移植 による 鼻翼幅縮小・固定術( 鼻翼間縮小・固定術 )です。
③は、美容外科関係者でも、あまり聞いたことがない人も多いのではないでしょうか? まず筋膜を採取します。今回の筋膜採取場所は膝内側です。(形成外科ではよく側頭筋膜を採取するのですが、側頭部に切開傷が残ることを嫌う人には、当院では腹直筋筋膜や膝から採取することが出来ます)
↑採取した膝筋膜は側頭筋膜に比べてかなり強靭な抗張力があります。右写真は小鼻縮小術で、2.5mm幅の内側楔形切除を行った切片です。
①鼻尖形成術(自家軟骨移植なし)と②小鼻縮小(内側法)の解説は今回は省きます。③ですが、小鼻縮小の傷から皮下を剥離してトンネルをを作り、両側の鼻翼(小鼻)の根元を引き寄せた状態で筋膜を皮下に縫い付けて固定するのです。
結果はどうでしょう? 鼻翼幅は術前よりかなり小さくなりましたね。
ちなみに精確に鼻翼間を測りますと、術前が37.4mm⇒術後31.2mm(マイナス6.2mm)となっています。数字でも結果が出ていますが、見た目の変化、実物は想像以上に鼻が小さくなったように感じます。
鼻翼間は狭くなった状態を半永久的に保ちます。後戻りはほとんどありません。膝の筋膜はとても強靭なので思いっきり笑っても、鼻翼幅が広がる変化はありません。これが筋膜移植による鼻翼幅縮小・固定術(鼻翼間縮小・固定術)なのです。
鼻翼間を縮小し過ぎると、人中が盛り上がって前に出てくるものですが、6mm程度ではそのような変化はあまりありません。鼻先も軟骨移植のない鼻尖形成術で適度に細くツンとした状態になっていますね(^_-)-☆
鼻翼間を小さくする と言う考えは、あまり世間には広がっていません。鼻専門の美容外科クリニックでも鼻の幅が大きいと 小鼻縮小術を繰り返されるばかり で、小さくなった印象にならず、結果的に スリット鼻 になってしまってる人がいます。
鼻翼幅縮小術の方法
- ケーブル法( サークル法 )
- フラップ法( 小鼻縮小の変形 )
- 筋膜移植
1. ケーブル法は、簡便でとてもいい方法なのですが、瞼の埋没法のように 後戻り をしてしまいます。いわば一時的な方法ですが、鼻翼幅を狭くするとどうなるのか?を経験できるメリットもあります。ケーブル法で良ければ筋膜移植をすると言う順番であれば後悔しないと考えています。
2. 鼻翼幅縮小を行う目的で小鼻縮小ででる皮膚片を鼻柱の下に通して結び合わせる フラップ法 と言う術式がありますが、これでは鼻翼間があまり縮小されませんし、出来たとしても必ず 後戻りをしてしまいます。
3. 筋膜移植 はとても特殊で マニアックな方法 なので、当院では最初から積極的にはお勧めしません。しかし、鼻翼幅がとっても広がっている人や笑った時に鼻翼幅が大きく広がる人に良い適応があります。
「 忘れ鼻 」にしたいと言う方は、鼻のいろいろなパーツが大きいのですが、その中でも 鼻翼幅を小さくする!と言うのはとても大事な要素だと考えています。今回は鼻の穴の大きさも小さくする 小鼻縮小術 もモニター様のご希望により行いましたが、鼻の幅を小さくするのみなら、鼻翼幅縮小・固定術( 鼻翼間縮小・固定術 )だけでも綺麗な鼻になります。
人中短縮や貴族手術は、鼻翼幅が若干広がってしまうデメリットがあるのですが、筋膜移植による 鼻翼幅縮小・固定術 を同時に行えば、広がりを抑えたり、鼻翼間を狭くすることも可能です。
以上、当院オリジナルの 鼻翼幅縮小・固定術( 鼻翼間縮小・固定術 )の解説でした!ご興味のある方は、カウンセリングにお越しください。
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