瞳の圧倒的存在感！最重要ポイントは開瞼力

埋没？全切開？目元の状態に適した施術選択！

二重美容外科の手術の中で、もっとも繊細で、難しい手術とは何でしょうか？

私は「上眼瞼の手術」だと考えています。

・たった1mmの左右差でも、目元は際立つ

・目を開ける閉じるという「動き」がある

・二重のライン（末広・mix・平行など）

・まつ毛の生え際が見えるか

・目を開ける筋肉の強さ（黒目がどれくらい見えるか）

・目を閉じたときや伏し目の自然さ

・眉毛の位置の変化

・皮膚がどれくらい余っているか

・皮膚の厚み、凹凸

etc…

などなど、要素が数多くある上、予測不可能なパラメータもあるのです。

現在、もっとも人気がある手術は、二重埋没法です。

埋没法は比較的カンタンでリスクも少ないですが、直接的に影響を与えるのは「二重のライン」だけです。

（間接的な影響に関しては話が長くなるので、別の投稿で解説しようと思います。）

今回は、「目を開ける筋肉の強さ」（開瞼力）について注目してみましょう。

30代女性で、二重の左右差についての相談でした。

手術前の状態の写真です。

◼️手術前の症例写真　＊手術前の状態解説

①左の二重幅が広い

②左の二重の引き込みが弱く、目頭側は線が途切れている

③右目は開きが悪い（瞳が左ほど見えていない）

④左の蒙古襞が少しだけ強い

ということがわかります。

当初は、埋没法をご希望されていましたが、埋没で変えられるのは①と②だけです。

③の「目を開ける筋肉の強さ」を調整するには、挙筋前転術（眼瞼下垂の手術）が必要になります。

そのため、今回は切開二重術と挙筋前転術を行うことになりました。

（④はキズの目立たないスキンリドレープ法で目頭切開をしています。）

手術前と術後１ヶ月の比較です。

“二重全切開・挙筋前転・上まぶたのたるみ取り”の術前と術後（1ヶ月）の症例写真　＊目の開き具合比較

瞳の見える範囲が、格段に良くなったのがわかると思います。

目に光がしっかり入ることで、目元の印象が劇変します。

“二重全切開・挙筋前転・上まぶたのたるみ取り”の術前と術後（1ヶ月）の症例写真　＊お目元の印象について

目がパッチリと開き、表情が明るくなっています。

“二重全切開・挙筋前転・上まぶたのたるみ取り”の術前と術後（1ヶ月）の症例写真　＊二重解説

左の二重の引き込みも改善され、目尻のまつ毛の生え際も見えるようになりました。

二重を作りたいのなら、まずは埋没法を検討しましょう。

リスクやダウンタイムが少なく、シュミレーションの再現性が高いので、埋没法はとても優れた術式です。

しかし、二重のラインを変えるだけ（埋没法）では理想に届かない場合や、目の開きや余った皮膚の調整が必要な場合には、「切開二重術」を検討するべきです。

カウンセリングでは、理想の形に向けて、何が必要なのか、最適な手術方法を提案します。
もっとツッコんだ詳しい話もできますので、ぜひご相談ください！