眉下切開後に“怖く見える”？額挙上で解決

眉下切開後に“顔が濃くなった”と感じたら

眉下切開の後に目元が怖く見える。もしくは顔が濃くなってしまった。そんなお悩みをご相談いただきました。

今回ご紹介するのは40代女性の症例です。

奥目ぎみの影響も重なり、印象が濃くなっていました。

今回は内視鏡額挙上術（内視鏡下前額リフト）を行うことで、印象の改善・奥目感の解消を行いました。

『内視鏡額挙上（前額リフト）』の術前と術後の比較

なぜ怖く見えるのか

眉下切開でまぶたは軽くなります。

しかし眉が下がることがあり、目と眉の距離が詰まると“余白”が減ります。

この余白が少ないと、表情を強く見せてしまいます。

奥目の方は影が深くなりやすく、さらに鋭く見えてしまいます。

内視鏡額挙上術とは

解決策として内視鏡額挙上術（内視鏡下前額リフト）を提案致しました。

生え際切開前額リフトと違い、髪の中を４か所、15～20mmだけ切開します。

■『生え際切開額挙上』と『内視鏡額挙上』の傷跡位置

内視鏡で皮膚～脂肪～前頭筋～骨膜まで、まるごと額を丁寧に持ち上げます。

皮膚だけでなく支持組織も一緒に動かします。

そのため戻りにくく、まぶたも軽くなり、自然な仕上がりになります。

『内視鏡額挙上（前額リフト）』の術前と術後（1ヶ月）の症例写真

後戻りを心配される方もいらっしゃいますが、ボーントンネリングという、強固な固定を用いています。

1週間後から1ヶ月までで後戻りはほとんどありません。

『内視鏡額挙上（前額リフト）』の術前と術後（1週間・1ヶ月）の経過写真

施術中の流れ

基本的に静脈麻酔で眠っている間に行います。

内視鏡でしっかりと、術野を確認しながら、広範囲を安全に剥離します。

眼窩上神経や滑車上神経といった、感覚神経の近くを丁寧に確認しながら剥離します。

その後に理想の位置でボーントンネリング法を用いて、強固に引き上げ固定を行います。

最後に、皮膚をキレイに縫合して終了です。

術後の経過

ピークの腫れは２～３日で落ち着きます。

一週間後には約７～８割が引きます。内出血が目の下に残ることもありますが、２週間以内には改善します。

以前のダウンタイムを紹介した記事をご参照ください。

術後一か月には、自然な形で安定します。

額挙上（前額リフト）の貴重なダウンタイムを公開！

傷跡とケア

私は、傷はすべて髪の中に隠すようにしています。

どこから見てもほぼ分かりません。オールバックにしていても目立ちません。

『内視鏡額挙上（前額リフト）』の術後動画

洗髪・シャワーは手術後24時間後から可能です。

メイクも翌日から問題なく行えます。

激しい運動や長時間の入浴は一週間後からを目安にしてください。

期待できる効果

✔︎目と眉の距離が適切に広がる

✔︎奥目が軽減し、目元が明るくなる

✔︎ 額のシワも改善する

✔︎傷が目立たず後戻りが少ない

✔︎眉間のシワの原因の皺眉筋を処理できる

考えられるリスク

一時的なしびれや内出血が出ることがあります。

完全に元に戻ることはありませんが、少し後戻りはあります。

感染や脱毛、肥厚性瘢痕は非常に稀ですが、リスクがあります。

眉下切開や眼瞼下垂手術後に、「顔つきが怖くなった」とお悩みの方は結構多いです。

もちろん、これらは良い手術ですが、想像以上に眉毛が下がってしまうこともあります。

内視鏡額挙上（内視鏡下前額リフト）は、その悩みを解消できるほぼ唯一の方法です。

一人で悩まず、ぜひカウンセリングでご相談ください。

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