【男性の初回鼻整形】鼻先を下げたい方へ。自然でバランスの取れた立体感を自家組織で実現

こんにちは、中井です。

今回は、男性の初回鼻整形として、「鼻先を少し下げたい」「高さを整えたい」というご希望をいただいた方の症例をご紹介します。

◆ 鼻先を下げる手術で注意すべきこと

「鼻先を下げたい」と聞くと一見シンプルな要望のように思えますが、実はとても繊細なバランスが求められるポイントです。

注意しなければならないのは、
・鼻先を下げすぎて矢印鼻（drooping nose）になってしまう
・顔全体が面長に見えてしまうというリスクです。

ただ下げるだけではなく、顔の長さやEライン、口元とのバランスを考慮して設計する必要があります。

◆ 男性と女性では、デザインもわずかに変えています

今回の患者様は男性でしたので、
・鼻先に自然なシャープさを残すこと
・過度に尖らせない
・横顔から見た際のEラインの直線感

を意識して、より“洗練された男性らしい立体感”を目指しました。

鼻中隔延長（鼻中隔軟骨）＋鼻尖形成＋耳介軟骨移植＋猫手術（中顔面形成）の術前と術直後の症例写真

◆ 術後の変化：自然な高さとすっきりした鼻筋

術後は、鼻筋が通って非常にすっきりとした印象に変化しました。
また、猫手術により口元の立体感も加わり、中顔面〜下顔面のバランスも自然に整っています。

特に横顔では、
・鼻の角度
・Eライン
・鼻柱と鼻尖の関係

がしっかりと調整され、清潔感のある印象へと導かれました。

鼻中隔延長（鼻中隔軟骨）＋鼻尖形成＋耳介軟骨移植＋猫手術（中顔面形成）の術前と術後の症例写真

◆ 正面からの変化：ACRと人中のバランス

正面から見ても、鼻柱の位置と形を調整することでACR（Alar-Columellar Relationship）を整え、
人中が短く見えるようになっています。

また、鼻柱基部（columellar base）をしっかり作ることで、顔全体の立体感がより引き出されています。

鼻中隔延長（鼻中隔軟骨）＋鼻尖形成＋耳介軟骨移植＋猫手術（中顔面形成）の術前と術後の症例写真

◆ 自家組織による手術について

最近は、「異物を入れたくない」「将来的なトラブルを避けたい」という理由で、
自家組織のみでの手術をご希望される方が増えています。

ただし、自家組織での手術は、
✔ 材料の採取
✔ 形状の調整
✔ 吸収・曲がりへの対策

など、非常に高度な技術が必要とされる術式です。

当院では、
・自家組織での手術
・シリコンプロテーゼによる手術
どちらも対応可能ですので、ご希望やライフスタイルに合わせてご提案させていただきます。

◆ 初回手術だからこそ、しっかりとした判断が必要です

よく「初回は軽く試してみて、ダメだったら修正すればいい」と考える方もいらっしゃいます。
ですが、実際の修正手術では、

・過度な組織切除
・感染や拘縮による癒着
・軟骨や骨の損傷

など、取り返しのつかない問題が残ってしまっているケースも多く見られます。

初回手術だからこそ、“安さ”や“見た目だけの仕上がり”だけで判断せず、長期的な安定と機能性まで見据えて判断することがとても大切です。

◆ 最後に：技術と経験で「長く安心できる鼻整形」を

当院では、国内だけでなく、海外でも学会発表・論文執筆を行いながら、
日々技術と知識をアップデートしています。

初回手術だからこそ、後悔のない選択をしていただきたい。
そして、しっかりとしたカウンセリングの中で「本当に似合う鼻」「将来まで美しさが続く鼻」を一緒に見つけていけたらと思っています。

鼻整形をご検討中の方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
自家組織・プロテーゼの両方に対応できる知識と技術で、誠実にご提案させていただきます。