他院で「限界」と言われた眼瞼下垂を修正する—lateral horn切離と挙筋群前転の実際
上瞼たるみ取り 眼瞼下垂修正 挙筋前転 の症例情報
他院で限界と言われた眼瞼下垂を修正|術式変更で目の開きを改善した症例
「手術を受けたのに、まだ眠そうに見える」
「目つきが悪いと言われる。もう治らないのか」
そんなお悩みを抱えていませんか。
眼瞼下垂手術を受けても、開きが足りないと感じるケースは、実は珍しくありません。
今回ご紹介するのは、保険診療で眼瞼下垂手術を受けた後、「これ以上は開かない」と言われた20代女性の修正症例です。
術式の選択と技術の幅によって、さらなる改善を可能にしています。
術中写真も交えながら、詳しく解説します。
【二重全切開+挙筋前転+上瞼たるみ取り+目頭切開+他院の眼瞼下垂手術修正】症例概要
患者さまは20代の女性です。
もともと目の開きがかなり悪く、先天性眼瞼下垂の要素もありました。
以前、保険診療で眼瞼下垂手術(挙筋前転)を受けています。
手術後、確かに目の開きはある程度改善しました。
しかし、まだ目つきが悪そうに見える、眠そうに見られるというお悩みが残っていました。
加えて、離れ目が気になるというご要望もあり、目頭切開もご希望でした。
前医には「挙筋腱膜は限界まで前転した。これ以上は開かない」と言われたそうです。
術前の状態を整理する:術前の症例写真とデザイン写真
カウンセリングと診察で、問題点を整理しました。
まぶたの開きが不十分で、黒目の露出が少ない状態です。
二重のラインも、もう少し内側の幅が欲しいとの希望もありました。
そして、瞼縁のアーチが外側ピークに偏っていました。
これが「目つきが悪く見える」一因でもありました。(いわゆるワニ目)
目頭側については、蒙古襞を開放することで、離れ目の印象を改善できると判断しました。
以上を踏まえ、4つの施術を同時に計画しました。
| 施術 | 目的 |
|---|---|
| 二重全切開 | 安定したラインの再形成 |
| 挙筋群前転 | 開瞼力の最大化 |
| 上瞼たるみ取り | 皮膚の余りを除去 |
| 目頭切開リドレープ法 | 蒙古襞を開放。傷跡が最も目立ちにくい術式を選択 |
目頭切開はなぜリドレープ法なのか
目頭切開には複数の術式があります。
その中で今回リドレープ法を選択した理由は、傷跡が最も目立ちにくいからです。
目頭の皮膚を丁寧に再配置する(リドレープする)ことで、切開の痕が残りにくくなります。
Z形成法などと比べると、傷のラインが短く、目立ちません。
自然さを損なわず、離れ目の印象を改善できるのが最大のメリットです。
なぜ「限界」の先へ進めたのか——術式変更の根拠
手術中に、前回の固定状態を確認しました。
予想通り、挙筋腱膜はすでに限界まで前転されていました。
ここから、さらに開きを得るために、2つの操作をしています。
① lateral horn(外角)の完全切離
挙筋腱膜は、眼窩の外側壁に靭帯でつながっています。
この靭帯のことを「外角(lateral horn)」と呼びます。
外角が残っていると、どれだけ腱膜を引いても可動域に限界があります。
外角をしっかり切離することで、挙筋腱膜の可動域が大幅に広がります。
ここで重要なのは「しっかり切る」という点です。
ちょっと切るだけでは、まったく効果がありません。
挙筋腱膜が眼窩外側壁に付着しているところを、確実に切離する必要があります。
この操作は、閉瞼不全を防ぐうえでも重要な意味を持ちます。
外角を切離することで、腱膜に余裕が生まれ、閉じる動きへの負担が軽減されます。
② Müller筋を含めた挙筋群前転への術式変更
前回の手術は、挙筋腱膜のみを前転する術式でした。
しかし今回は、**Müller筋(ミュラー筋)も合わせて前転する「挙筋群前転術」**に変更しました。
Müller筋は、上眼瞼挙筋の後面に位置する薄い筋肉です。
交感神経に支配されており、緊張や覚醒時にまぶたをわずかに引き上げる役割があります。
挙筋腱膜だけでは届かない開きを、Müller筋を合わせることで補います。
「腱膜+Müller筋」という構造ごと前転することで、希望の開きに到達できました。
③ 瞼縁アーチの調整
術前に確認した「外側ピークのアーチ」も修正しています。
理想的な瞼縁のアーチは、黒目のやや内側〜中央あたりにピークがきます。
外側にピークが偏っていると、目つきが鋭く見える原因になります。
固定位置を細かく調整し、自然で柔らかいアーチラインに整えました。
【二重全切開+挙筋前転+上瞼たるみ取り+目頭切開+他院の眼瞼下垂手術修正】術前と術後(3ヶ月)の症例写真


【二重全切開+挙筋前転+上瞼たるみ取り+目頭切開+他院の眼瞼下垂手術修正】術後の経過
| 時期 | 状態の目安 |
|---|---|
| 術直後 | 腫れ・内出血が出始める |
| 2〜3日後 | 腫れのピーク |
| 1週間後 | 抜糸。腫れが7〜8割軽減 |
| 1ヶ月後 | 日常生活にほぼ支障なし |
| 3ヶ月後 | 形が安定し、最終的な仕上がりへ |
術後、患者さまから「上を向いたときもまぶたがしっかり上がる。上の方が見やすくなった」とお声をいただきました。
【二重全切開+挙筋前転+上瞼たるみ取り+目頭切開+他院の眼瞼下垂手術修正】の術前と術後(3ヶ月)の症例写真
切開法の場合、完成まで3〜6ヶ月かかります。
焦らず経過を見守ることが大切です。
この手術が向いている方
以下に当てはまる方は、ぜひご相談ください。
✔ 眼瞼下垂手術後も、まだ開きが物足りない
✔ 「これ以上は無理」と他院で言われた
✔ 目つきが悪い、眠そうに見られると言われる
✔ 二重のラインが不安定、または不自然になっている
✔ 目頭の形も同時に整えたい
リスク・注意事項
腫れ・内出血・一時的なしびれが起こる場合があります。
閉瞼不全(目が完全に閉じにくくなること)のリスクがあります。
過矯正・低矯正・左右差・瘢痕などのリスクも低頻度ながら存在します。
修正手術は初回より難易度が高く、瘢痕組織の影響で回復に時間がかかる場合があります。
気になる症状が出た際は、速やかにご連絡ください。
おわりに
修正手術は、初回より格段に難しい。
それは間違いない事実です。
しかし、「限界」は術式の選択次第で変わります。
lateral hornをしっかり切離する。Müller筋を含めた前転に切り替える。瞼縁のアーチを細かく整える。
こうした判断と技術の積み重ねが、「もう無理」と言われた目を開かせます。
他院で諦めるよう言われた方も、まずはご相談ください。
カウンセリングのご予約
wom clinic ginzaでは、他院修正の相談にも誠実に向き合っています。
まぶたの開きでお悩みの方、修正手術をご検討の方は、ぜひ一度無料カウンセリングにいらしてください。
一人ひとりの状態を丁寧に診察し、最適なプランをご提案します。
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◾️こちらの施術の料金はこちら
| 二重全切開 | ¥330,000 |
| 挙筋前転 | ¥165,000 |
| 上瞼たるみ取り | ¥220,000 |
| 目頭切開(リドレープ法) | ¥220,000 |
| 眼瞼下垂 | ¥165,000 (修正費用別途) |
| 静脈麻酔 | ¥110,000 |
施術の副作用(リスク)
術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。
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