貴族手術 鼻骨骨切り幅寄せ術 鼻中隔延長術 の症例情報
完全クローズド法で、鼻中隔延長、鼻骨骨切り、貴族手術などのハイテク鼻フル整形
今回、行われたのは鼻のフルメニューと言ってもいい内容です。以下の手術について細かく説明して参りますね。
① 太い鼻すじを細くする → 鼻骨骨切り幅寄せ術
② 曲がった鼻をまっすぐにする → プロテーゼの入れ替え
③ 潰れたような矢印鼻をアップノーズに立ち上げ高さを出す → 鼻中隔延長術
④ 丸い団子鼻を細くツンとする → 鼻尖形成(耳介軟骨移植)
⑤ 鼻翼基部~法令線のくぼんだ部分を盛り上げる → 貴族手術
まずは結果をご覧ください。上記の①~⑤の手術内容が見事に反映されています。全体的な印象で言うと「ぼってりと大きく、顔の中心に沈んだ鼻」が、一回りも二回りも小さくなって綺麗に整った感じですよね。「存在感の無い鼻」になったとも言えます。
下から見たときに潰れて広がっているように見える鼻翼も鼻中隔延長術で中心方向に引っ張られていることと、陥没(かんぼつ)した鼻翼基部が貴族手術で盛り上がったことで、鼻尖が高くなっただけでなく、小鼻縮小をしていないのに鼻の穴も鼻翼の幅も小さくなりましたね。
斜めから見ても鼻の印象が小さくエレガントになりましたね。鼻の先端は優しい丸みと柔らかさを出す為に耳介軟骨を使って造形しています。
鼻の穴と穴の間の部分を鼻柱と言いますが、術前は鼻柱と上唇の角度がとっても急ですが、これが鼻中隔延長と貴族手術によりしっかりと立ち上がって、術前より角度が開いているのが判りますね。
上からの見ると鼻すじが明確にスッキリと細くなっているのが分かりますね。鼻骨骨切り幅寄せ術と鼻尖形成(耳介軟骨移植)によるものです。
術前のお鼻は、鼻が顔の中心に陥没(かんぼつ)したようになっていますが、これを盛り上げるのが韓国で今はやりの「貴族手術」なのです。横から見た術前の写真では、鼻翼の基部が頬肉に隠れて見えませんね? それが術後は鼻翼基部まで綺麗に見えてる状態になっています。
鼻中隔延長と貴族手術の両方で、鼻全体が顔の中心から前出ているのがお分かりになりますでしょうか? 鼻だけを見ると高さが出たかどうか分かりにくいですが、額や眼球などの手術で動かないところを基準に見ますと鼻がしっかり前に出て、鼻全体が高くなっているのが判りますね。
鼻中隔延長術と貴族手術をもう少し分かりやすく解説しましょう。
鼻中隔延長手術は、鼻が低い、短い、上向きの人に対し行うことが多いのですが、鼻の手術の中でも高難度の手術です。鼻の先端を下方向(もしくは前下方)に伸ばすのですが、それは元々持ってる自分の鼻中隔軟骨に、別のところから持ってきた軟骨を接ぎ木をして延長するように逢着させるのです。
延長に使う軟骨は①耳介軟骨、②肋軟骨、③保存軟骨(他人の肋軟骨)の3種類が主です。今回は、③で行っています。理由は、今回で3回目の鼻の手術で皮膚が硬いのでしっかりした強度が必要であることと、若い女性の胸のアンダー付近に傷が出来ることを避けたかったからです。
延長する軟骨を自分の鼻中隔軟骨に上図のように逢着します。そこに両側の鼻翼軟骨を逢着すると鼻尖がしっかり延長するのです。今回は鼻尖だけでなく、鼻全体を前方に盛り上げる役目も果たしています。
次に貴族手術ですが、鼻翼基部の窪み部分を鼻翼(小鼻)も一緒に前方に持ち上げるようにする手術です。この材料として使われるのが①プロテーゼ、②肋軟骨、③保存軟骨(他人の肋軟骨)になります。今回は、鼻中隔延長手術で使用した保存軟骨を上図のように綺麗に削りだしたものを骨膜下に挿入しています。
一般的にこれだけの手術をする場合、オープン法で行いますが、「ダメ!絶対、オープン法」です。当院では可能な限り鼻柱に傷をつけない完全クローズド法で手術を行っています。鼻柱を横に切った瘢痕が綺麗じゃないからです。複数回手術で癒着が強く、一度オープンにしている人は当院でもオープン法ですることもあります。