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【両顎手術後の鼻整形】なぜ鼻の形が変わる?土台から肋軟骨で再建した症例 低くなった鼻先と鼻柱を再建し、両顎後の顔に合わせて立体感を整える

自家組織隆鼻 鼻孔縁挙上 猫手術 の症例情報

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🩺 ご相談内容

今回の患者様は、両顎手術を受けた後に

「以前と鼻の形が変わってしまった」
「鼻先が低くなったように感じる」
「両顎後の顔に合うように、鼻にも立体感が欲しい」

というお悩みでご来院されました。

両顎手術は、上顎や下顎という顔の土台そのものを移動させる手術です。

口元や輪郭、顔の長さなどに大きな変化を出せる一方で、上顎を動かすことによって鼻の土台にも影響が及ぶため、術後に鼻の見え方が変化することがあります。

今回も診察すると、単純に「鼻が低い」というだけではなく、両顎手術によって変化した中顔面の骨格に対して、鼻先や鼻柱の位置を改めて設計する必要がある状態でした。

そのため、鼻だけを部分的に修正するのではなく、鼻の土台から再建し、現在の顔全体に合う鼻を作る方針としました。

🔍 なぜ両顎手術をすると鼻の形が変わるのか?

両顎手術後に

「鼻が広がった」
「鼻先が低くなった」
「鼻の穴の形が変わった」

と感じる方は少なくありません。

なぜこのような変化が起こるのでしょうか。

ポイントになるのが、上顎と鼻の位置関係です。

鼻は顔から独立して存在しているわけではありません。

鼻中隔や鼻翼、小鼻の付け根などは、その下にある上顎骨や前鼻棘(ANS)周辺の構造と密接に関係しています。

両顎手術、特に上顎を移動させる手術では、この鼻の土台となる部分の位置関係も変化します。

その結果、

・小鼻が横に広がって見える
・鼻先が低く見える
・鼻柱が引っ込んで見える
・鼻の穴の形や左右差が変化する
・鼻唇角が変化する

といったことが起こる場合があります。

つまり、両顎術後の鼻整形では「元の鼻を綺麗にする」のではなく、新しく変化した顔の骨格に対して鼻を再設計するという考え方が重要になります。

👃 以前に鼻整形をしていても形が変わることがあります

すでに鼻整形を受けている方でも、両顎手術後に鼻の形が変化することがあります。

鼻先や鼻筋を綺麗に作っていても、その鼻を支えている土台側の位置関係が両顎手術によって変われば、鼻全体のバランスも変化する可能性があるからです。

そのため、両顎手術後の鼻整形では、以前どのような鼻手術を受けているのか、現在どの程度の軟骨が残っているのか、鼻中隔や鼻の土台がどの位置にあるのかまで評価する必要があります。

症例によっては、通常の初回鼻整形というよりも「再建」や「修正鼻整形」に近い考え方が必要になります。

✨ 今回行った手術

今回の患者様では、両顎手術によって低く見えるようになった鼻先に高さを出し、鼻柱を自然に形成することを目標にしました。

手術内容は、

・鼻中隔延長(肋軟骨)
・鼻尖形成
・自家組織隆鼻
・猫手術
・小鼻縮小
・鼻孔縁挙上

です。

鼻先だけを高くするのではなく、鼻筋・鼻柱・鼻唇角・中顔面・小鼻・鼻孔の見え方まで含めて調整しています。

💡 手術で工夫したポイント

肋軟骨で鼻の土台を再建する

両顎術後の鼻整形で特に重要なのが、鼻を支える土台です。

今回のように鼻先の高さや鼻柱の位置をしっかり変えたい場合、十分な強度を持つ支持構造が必要になります。

そこで今回は肋軟骨を使用し、鼻中隔延長によって鼻先を支えるフレームを再構築しました。

私は両顎術後の鼻整形では、状態によって肋軟骨による再建を積極的に検討しています。

単に高さを出すためではなく、両顎手術によって変化した土台に対して、鼻を安定した位置へ再配置するためです。

低くなった鼻先に高さを出す

今回の患者様では、両顎手術後に鼻先が低く見えるようになっていました。

鼻中隔延長によって鼻先を適切な位置まで前方へ出し、立体感を作っています。

ただし、鼻先は高ければ高いほど良いわけではありません。

両顎手術によって顔の長さや口元の位置も変化しているため、現在の顔に対してどの程度の高さが最も自然なのかを考えながら調整しました。

鼻柱を形成して正面のバランスを整える

正面から見た印象では、鼻柱の見え方も非常に重要です。

術前は鼻柱が引っ込んで見えていましたが、鼻先の位置と同時に鼻柱を形成することで、鼻の中央に自然な立体感を作りました。

鼻柱が適切に見えるようになると、鼻の穴との位置関係、いわゆるACR(Alar-Columellar Relationship)も整いやすくなります。

鼻を単純に高くするだけでは出せない変化です。

鼻唇角と中顔面まで同時に整える

両顎術後では、鼻と上口唇の間にある鼻唇角も大きなポイントになります。

鼻先だけを前へ出しても、その下にある鼻柱基部や中顔面が低いままでは、鼻だけが浮いて見えてしまうことがあります。

今回は猫手術も併用し、中顔面側にもアプローチしました。

鼻先・鼻柱・鼻唇角・中顔面を連続した構造として整えることで、横顔に自然な奥行きを作っています。

小鼻と鼻孔縁まで微調整する

両顎手術後には、小鼻の幅や鼻の穴の形が変化することがあります。

今回は小鼻縮小と鼻孔縁挙上も組み合わせています。

鼻孔縁は数ミリの違いでも、正面から見た鼻の重さや鼻の穴の見え方に影響します。

鼻先だけではなく、小鼻・鼻孔縁まで含めて調整することで、よりすっきりとした正面像を目指しました。

【鼻中隔延長(肋軟骨)+鼻尖形成+自家組織隆鼻+猫手術+小鼻縮小+鼻孔縁挙上】術前と術直後の写真24529

📷 術直後の変化

術直後から、低く見えていた鼻先に高さが出て、鼻柱がしっかり形成されていることが分かります。

今回重要なのは、単純に「鼻を高くした」ことではありません。

両顎手術によって変化した顔の骨格に対して、

鼻をもう一度合わせ直したこと

です。

鼻先だけではなく、その下にある中顔面や鼻唇角まで整えることで、顔全体に馴染む立体感を目指しています。

【鼻中隔延長(肋軟骨)+鼻尖形成+自家組織隆鼻+猫手術+小鼻縮小+鼻孔縁挙上】術前と術後の症例写真24529

📷 写真から分かる変化

正面

正面から見ると、術前より鼻柱が自然に見えるようになっています。

低く見えていた鼻先にも高さが生まれ、鼻筋から鼻先まで顔の中央に立体感が出ました。

また、小鼻縮小と鼻孔縁挙上を組み合わせることで、鼻先だけではなく鼻の下半分全体のバランスも調整しています。

鼻だけが大きく目立つのではなく、両顎手術後の顔の大きさや輪郭に合わせた鼻を意識しています。

斜め

斜めから見ると、鼻先の高さと中顔面の立体感の変化がより分かりやすくなります。

鼻筋から鼻先までのラインが明確になり、顔全体がより華やかで立体的な印象になっています。

鼻だけを高くすると、斜めから見たときに鼻だけが顔から浮いて見えることがあります。

今回は中顔面側も同時に整えているため、鼻と顔のつながりが自然になるようにデザインしました。

【鼻中隔延長(肋軟骨)+鼻尖形成+自家組織隆鼻+猫手術+小鼻縮小+鼻孔縁挙上】術前と術後の症例写真24529

横顔

横顔では、鼻先だけではなく鼻柱基部から上口唇にかけての立体感が変化しています。

鼻唇角も整い、鼻先から鼻柱、口元まで滑らかにつながるようになりました。

両顎手術によって口元や顎の位置が変わっているからこそ、以前の顔に似合っていた鼻をそのまま再現するのではなく、現在の顔に合わせた新しいバランスを作ることが大切です。

🧠 両顎術後の鼻整形が通常の鼻整形より難しい理由

両顎術後の鼻整形では、単純に鼻を高くしたり細くしたりするだけでは十分ではありません。

顔の土台となる骨格そのものが変化しているため、

・鼻中隔の状態
・前鼻棘周囲の支持
・鼻先の位置
・鼻柱
・鼻唇角
・小鼻の幅
・鼻孔の形
・中顔面の立体感

まで総合的に評価する必要があります。

さらに以前に鼻整形を受けている場合は、過去の手術による瘢痕や軟骨の不足なども加わります。

そのため、両顎術後の鼻整形では、修正鼻整形と同じように「今ある構造をどう利用し、何を再建する必要があるのか」を判断する力が重要になります。

🦴 なぜ肋軟骨を使うことが多いのか

両顎術後の鼻整形では、私は肋軟骨を使用することが多くあります。

理由は、十分な量と強度を確保しやすいからです。

特に、

・鼻中隔の支持が弱い
・鼻先をしっかり前方へ出したい
・鼻柱を再建したい
・以前の鼻手術で軟骨が不足している

といった症例では、耳介軟骨や残っている鼻中隔軟骨だけでは十分な支持力を作れないことがあります。

ただし、すべての両顎術後症例で必ず肋軟骨が必要というわけではありません。

術前に鼻の状態を評価し、必要な変化量と残っている組織を確認したうえで、適切な材料を選択することが大切です。

🌿 術後について

両顎術後の鼻整形でも、術直後は腫れがあります。

特に鼻先や小鼻周囲はむくみが残りやすく、術直後の形がそのまま完成形ではありません。

腫れが落ち着くにつれて鼻筋や鼻先の輪郭が徐々に明確になり、数か月かけて顔に馴染んでいきます。

肋軟骨を使用した場合には胸部にも小さな傷ができます。当院では採取時の切開や組織への負担をできるだけ抑えるよう工夫しています。

術後は鼻だけでなく、肋軟骨採取部を含めて定期的に経過を確認します。

👨‍⚕️ 中井医師コメント

両顎手術後の鼻整形で最も大切なのは、「以前の鼻に戻すこと」ではなく、「現在の顔に似合う鼻を作ること」だと考えています。

両顎手術をすると、顔の長さ、口元、顎、中顔面など多くの要素が変化します。

当然、それに似合う鼻の高さや長さ、鼻先の位置も変わります。

だからこそ私は、鼻だけを見るのではなく、現在の骨格を基準に正面・斜め・横からバランスを確認してデザインしています。

また両顎術後の症例では、通常の初回鼻整形以上に「再建」の技術が重要になります。

肋軟骨を扱えることはもちろん、鼻中隔を含めた支持構造を作り直し、鼻先・鼻柱・鼻唇角まで一つの構造として再建できることが必要です。

鼻整形にはさまざまなバリエーションがあります。

初回手術、他院修正、拘縮鼻、そして今回のような両顎手術後の鼻整形では、それぞれ必要な考え方が異なります。

一つの術式を全員に当てはめるのではなく、その方の骨格と現在の鼻の状態を正確に評価し、必要な手術を組み合わせることが重要だと考えています。

❓よくある質問

Q. 両顎手術をすると鼻の形は変わりますか?

上顎の移動量や方向などによっては、鼻先、小鼻、鼻柱、鼻孔の形などが変化することがあります。変化の程度には個人差があります。

Q. 両顎手術後の鼻整形では肋軟骨が必要ですか?

すべての方に必要というわけではありません。ただし、鼻の土台が弱くなっている場合や、大きな変化・再建が必要な場合には、十分な量と強度を確保できる肋軟骨を使用することがあります。

Q. 両顎手術と鼻整形はどちらを先にした方が良いですか?

大きな上顎移動を予定している場合、両顎手術によって鼻の形や土台が変化する可能性があります。そのため、最終的な鼻のデザインは両顎手術後の骨格を確認してから検討することがあります。具体的な順序は治療内容によって異なるため、カウンセリングで個別に判断します。

こちらの施術の料金はこちら

鼻尖形成 ¥330,000
鼻中隔延長 ¥440,000
肋軟骨移植 ¥440,000
鼻孔縁挙上 ¥220,000
小鼻縮小 ¥220,000
猫手術 ¥220,000
自家組織隆鼻 ¥440,000
全身麻酔 ¥220,000

施術の副作用(リスク)

術後には浮腫、内出血、拘縮、疼痛、凸凹、傷感染等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。

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