鼻尖と小鼻、小顔治療の手術を、すべて一日で可能に！

今回は、静脈麻酔で寝ている間に頬とアゴ下の脂肪吸引とそれによるタルミに対し糸リフトを行うと言う定番の小顔治療を行い、さらに気になる鼻の治療も同じ日に行いました。

鼻の治療の解説　⇒　小顔治療の解説　の順でお話しして参ります。

まずは鼻の手術の解説です。

鼻は、鼻尖が太く団子鼻で、小鼻を含んだ鼻自体の横幅が、まるであぐらをかくように広がっていて、さらに鼻の下( 人中 )が長いことがお悩みでした。

鼻根部も若干低くい印象だったので、一番低いプロテーゼ(2.7ｍｍの厚み)を使用して、鼻背を高くして、鼻尖は耳介軟骨を用いてツンとした鼻にしております。

小鼻( 鼻翼 )は、いつものように傷のもっとも目立たない内側法とケーブル法による小鼻の幅寄せを行っています。

今回、いつもと違って、鼻の下が長いというお悩みがさらにあったので、WOM式の人中短縮術を行っています。これは鼻孔の真下にある切開縫合線が鼻孔の中に隠れるように工夫をしています。この点をもってWOM式人中短縮術と称しています。

ちなみに、人中短縮術は後戻りの強い皮膚だけ切除術ではなく、後戻りのない口輪筋の切除も行う術式を採用しています。(今回は５ｍｍ幅の皮膚切除です)

この鼻で特徴的なのは、胡坐(あぐら)をかいたように、小鼻が外側に広がるように広いところです。クリニックによっては鼻孔縁下降術を勧められるかも知れませんが、鼻孔縁下降術は失敗のリスクも高いので、この程度までは小鼻縮小術と鼻尖形成で行くストラテジーを立てました。今回のモニターは、ここまで対応できます！ということを示すいい症例だと自負しています。

耳から持ってきた軟骨でオンレイグラフトをしていることはもちろんですが、鼻柱を少し下に下げる目的で鼻柱ストラットも立てています。

また、基本の小鼻治療である、大鼻翼軟骨の剥離と頭側切除と軟骨の広がりの抑制を丁寧かつ十分にしております。

鼻の手術は非常に複雑で、鼻の手術だけで３～４時間はかかります。左右差が若干ありますが、この程度は許容範囲内としてご容赦いただいております。

今回、小鼻縮小と人中短縮は少しだけ傷が表に見えますが、プロテーゼと鼻尖形成術自体はクローズ法で行っております。

↓次に、小顔治療も行っております。

年齢的に、頬骨の下に赤で示した頬コケがありますが、その下のフェイスライン上からアゴ下に脂肪があることがはっきりと分かります。素人目にもこれをスッキリさせたいと思うでしょう。

スッキリとさせたいのですが、脂肪吸引だけでは皮膚が余って、老けた感じがどうしても解消しないので、たるむはずの皮膚を糸(片方に４本)でリフトアップしております。

他のブログでも解説しておりますが、ここでもう一度解説いたします。脂肪吸引量は25ccほどで決して大量ではありませんが、この脂肪吸引のメリットは単に脂肪をなくしてスッキリさせるだけではないんです。

この脂肪吸引により皮下組織に軽度の炎症(結果として癒着拘縮が発生する)が起こるのですが、糸でリフトアップした状態で癒着拘縮を起こさせる目的で脂肪吸引するのです。糸リフトでフェイスリフト手術並みの効果を出し、それを長持ちさせるために脂肪吸引をする！と言うこともできます。

「他院で糸リフトをかなりの数しているけども数か月で後戻りした！」なんていう人は、皮下脂肪が多く重たいことも原因ですが、皮膚を引き上げた状態で癒着を起こさせていないので、すぐに後戻りしているのだと言えます。

今回は、３ヶ月目の時点でモニターを終了していますが、このスッキリと引きあがったしたフェイスラインが年単位で持続します。

様々な複合手術について、このブログで報告させていただいてますが、今回は小顔治療と鼻の複合手術です。鼻の手術だけでもかなり大がかりかつ繊細な手術なのですが、小顔の治療も同時に行った結果を紹介させていただいています。

全身麻酔、もしくは静脈麻酔で寝ている間に、一つの悩みだけでなく、今までの悩みをすべて解消できるメソッドが当院にはあります。クリニックメニューにあるすべての手術を、患者様の健康を損なわない範囲で様々に組み合わせて実現することが可能です。

ご相談をお持ちしております。

＜施術料金＞
【小顔】
頬と顎下の脂肪吸引（マイクロリポ法）￥330,000
糸リフト6本（吸収性の糸リフト）￥165,000（8本￥220,000、10本￥275,000）
【鼻】
鼻尖形成（耳介軟骨移植）￥550,000
鼻プロテーゼ￥220,000～
（オーダーメードプロテーゼ￥330,000）
小鼻縮小（内側法）＋ケーブル法￥385,000
傷が目立ちにくいWOM式人中短縮￥330,000
静脈麻酔￥110,000
（※全て税込み価格です）

〔施術の副作用（リスク）〕
術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。