COLUMN
美容整形コラム
バッカルファット除去|向き・不向きからダウンタイムまで徹底解説
小顔治療バッカルファット除去小顔やアンチエイジングを目的とした施術の中でも、特に注目されている施術がバッカルファット除去です。多くのクリニックが実施していますが、どこで受けても必ず満足できる結果になるとは限りません。
効果だけではなく、リスクやダウンタイムなどもチェックしたうえで、まずはバッカルファット除去が自身に適しているかどうかを専門医に相談することが大切です。
そこで、今回はバッカルファット除去の向き・不向きからダウンタイムまで、年間1,000件以上の施術を行うWOMクリニックが詳しく解説します。
この記事の監修ドクター
今すぐ、バッカルファット除去の施術に詳しい医師に相談したい方は、下記からLINEでお気軽にご相談ください。
目次
バッカルファット除去とは
バッカルファット除去とは、口の内側の粘膜を少しだけ切開し、バッカルファットを除去することでたるみを解消する手術です。
バッカルファットとは、頬の内側の深い層にある脂肪の塊のことです。咬筋と頬筋の間に存在しており、顔の輪郭を作る役割を果たしています。
加齢とともにコラーゲンやエラスチンといった弾力成分が失われると、バッカルファットが重力に従って下がり、たるみを引き起こす原因となります。
バッカルファットのたるみが始まるのは30代頃からです。何も対処しないでいると、次第にほうれい線が目立ってきたり口角が下がったりしてきます。
バッカルファット除去
バッカルファット除去のメリット
バッカルファット除去を受けるかどうか考える際は、メリットに注目しましょう。自身が求めているメリットを得られるのであれば、前向きに検討することをおすすめします。
バッカルファット除去のメリットは次のとおりです。
たるみを解消できる
バッカルファットを除去することで、たるみを解消できます。上記は、術前と術後の写真です。このように頬の周りがすっきりとした印象になります。
将来的なたるみ予防も可能
まだ若いからバッカルファット除去を受ける必要はないと考えている方も多いでしょう。しかし、加齢によってコラーゲンやエラスチンといった弾力成分が減少すると、誰にでもたるみは生じるものです。
バッカルファットをあらかじめ除去しておくことで、将来的にコラーゲンやエラスチンが減少しても、たるみが現れにくくなります。
ダウンタイムが短い
バッカルファット除去は、頬の内側の粘膜を5mmほど切開するだけのため、ダウンタイムが比較的短くなっています。ダウンタイムが長い施術は、痛みや腫れなどの影響で学校や仕事に影響がでる場合があります。
その点、バッカルファット除去は学校や仕事への影響が少ないため、受けやすい施術と言えるでしょう。
当院のバッカルファット除去はダウンタイムが非常に短く、次の日から学校や仕事へ行くことができる方も大勢いらっしゃいます。
他の治療と組み合わせることが可能
バッカルファット除去は、エラボトックスやスレッドリフトといった他の治療と組み合わせることができます。たるみは、とにかく取り除くべきとは限らず、バランスを見て治療計画を立てなければなりません。
バッカルファット除去が向いている人
バッカルファット除去は、次のような人に向いている施術です。
- 頬のたるみを解消してシャープな輪郭を手に入れたい
- 顔に脂肪がつきやすいことに悩んでいる
- マリオネットラインにコンプレックスがある方
- ほうれい線や口角が下がっているのが気になる方
- 今からたるみ対策をしたい方
- 頬の内側をよく噛む方
バッカルファット除去が向いていない人
反対に、次のような人にはバッカルファット除去は向いていないでしょう。
- 脂肪の付き方ではなく骨格に悩みの原因がある
- 後から元に戻したくなる可能性がある
バッカルファット除去のダウンタイム
バッカルファット除去はダウンタイムが比較的少ない施術です。1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後の経過について詳しくみていきましょう。
1週間後
術後1週間ほどで元通りの生活ができます。それまでは口内を清潔に保つように心がけましょう。また、腫れも引いてきて、顔の引き締めを実感できるはずです。しかしながら、腫れやむくみは少し残っているため、それほど効果を実感できない方もいます。
1ヶ月後
術後1ヶ月も経過すれば、腫れがほぼ完全に引いて効果を実感できます。ただし、この時期でも腫れが完全には引いておらず、顔の輪郭が完成したとは言えません。
3ヶ月後
術後3ヶ月も経てば、腫れは完全に引いて輪郭が完成します。
バッカルファット除去の注意点
バッカルファット除去には次の注意点があります。
- 術後は腫れや内出血がある
- もともと頬がこけているのに施術するとさらにこける
- 血管が傷ついて血腫が出ることがある(2週間程度で改善する)
- 外科手術である以上は感染のリスクがある
- 非常にまれに耳下腺管損傷や顔面神経損傷となる
なお、耳下腺管損傷や顔面神経損傷については数ヶ月程度で改善することがほとんどです。また、通常では起きないため、バッカルファット除去を受けるかどうかの判断においてそれほど重要ではありません。
バッカルファット除去を受けるクリニックの選び方
バッカルファット除去を受けるクリニックを選ぶ際は、次のポイントに注目しましょう。
- カウンセリングが丁寧
- 疑問や質問にしっかり答えてくれる
- デメリットやリスクの説明がある
- 実績が豊富
- 必要に応じて他の治療法も提案してくれる
- 医師の名前や顔写真などの情報がWebサイトで開示されている
カウンセリングが雑で、こちらの意見や疑問などに耳を貸さずに施術に入ろうとするクリニックは避けた方がよいでしょう。十分かつわかりやすい説明を行い、患者様の同意を得たうえで施術を開始することが基本です。
バッカルファット除去に関するよくある質問
- 脂肪吸引との違いは?
- 脂肪吸引は、顔の皮膚の下にある皮下脂肪を吸引して除去します。一方、バッカルファット除去は、さらに深い層にある頬部脂肪体というゼリー状の脂肪の塊を除去する施術です。 また、脂肪吸引ではカニューレという細い管で皮下脂肪を吸い取るのに対し、バッカルファット除去では口の内側を切開してバッカルファットを除去します。このように、取り除く脂肪の種類やアプローチの方法が異なります。
- 施術後に顔のマッサージしても大丈夫?
- 術後1週間は腫れや痛み、むくみなどがあるため、マッサージは避けてください。1週間程度経ってから、痛みを感じない程度の力加減でマッサージしましょう。ただし、糸リフトとバッカルファット除去を併用した場合は、術後1ヶ月はマッサージを控えてください。
- 腫れや内出血は起きる?
- 内出血はほとんどありませんが、血腫という血液の塊ができると、頬に黄色い内出血が現れます。頻度は1~2%程度のため、基本的には心配いりません。また、少しむくんでいる程度に腫れますが、1~2週間程度でひきます。
- バッカルファット除去が向いている人は?
- 下ぶくれの方や笑ったときに頬が横に出る方などはバッカルファットの量が多いと考えられるため、バッカルファットを除去することで輪郭がシャープになるでしょう。反対に、もともと頬がこけている方や触診でバッカルファットを確認できない方は、除去しない方がよい可能性があります。
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監修医師紹介
深堀 純也 医師 ( WOM CLINIC GINZA 理事長 )
専門分野:小顔治療 / 二重・垂れ目形成 / クマ治療 / / 若返り治療 / 豊胸治療
専門分野:小顔治療 / 二重・垂れ目形成 / クマ治療 / / 若返り治療 / 豊胸治療
東京都板橋区生まれ。4歳~10歳まで父親の転勤に伴いアメリカで過ごす。海外生活で個性的なキャラクターと純粋な性格が育まれる。幼少期から手先が器用で、ピアノを習ったりプラモデルやレゴで遊んでいた。外科医を夢を持ち医学部に進学、医学生時代に二重整形を経験し、人生観が大きく変わる経験をし、美容整形に興味を持つようになった。念願の美容外科医になってからは毎日全国各地を飛び回って美容医療に没頭する日々。外見やコンプレックスが改善されることで、人々が笑顔になっていくのを目の当たりする中で美容医療の意義と社会的な価値を確信する。学会やアメリカ・韓国・中国と海外の技術研修に参加し、トップレベルの技術を学ぶ。自身の施術を貪欲に追及し、あらゆる施術においてダウンタイムを減らし、仕上がりを良くすることに取り組んでいる。
略歴
- 2004年 筑波大付属高校卒業
- 2010年 秋田大学医学部医学科卒業
- 2010年 東京医科歯科大学附属病院勤務
- 2011年 東京都教職員互助会三楽病院勤務
- 2012年 東京美容外科勤務
- 2013年 東邦大学附属病院形成外科勤務
- 2014年 東京美容外科分院長
- 2016年 ガーデンクリニック分院長
- 2017年 THE CLINIC勤務
- 2019年 藤ナチュレ美容クリニック院長
- 2020年 WOM CLINIC GINZA院長
- 2021年 WOM CLINIC GINZA統括医師
- 2024年 WOM CLINIC GINZA理事長
保有資格
- ・日本美容外科学会正会員
- ・日本形成外科学会正会員
- ・日本抗加齢医学会正会員
- ・日本救急医学会ICLSコース取得
- ・アラガンBotox Vista認定医
- ・VASER LIPO認定医
- ・CRF(コンデンスリッチファット)認定医
- ・VASER 4D Sculpt認定医
- ・TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos認定医
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