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美容整形コラム
鼻尖形成のダウンタイムを徹底解説!回復期間・症状・正しい過ごし方
鼻整形
鼻尖形成を検討されている方の多くが、「ダウンタイムはどれくらい続くのだろう」「ギプスはマスクで隠せるのか」「仕事や学校はどの程度休むべきか」といった不安をお持ちではないでしょうか。
鼻尖形成は、鼻先の形を整えることで顔全体の印象をすっきり見せる手術です。
一方で、手術後の腫れや内出血、ギプス固定などについて知らないまま受けると、「思っていたより大変だった」と感じる場面もあるかもしれません。
本記事では、鼻尖形成のダウンタイムに関するあらゆる疑問を解消するため、症状の具体的な経過から、日常生活での注意点まで詳しく解説します。ダウンタイム期間を早めるための過ごし方も紹介していますので、安心して手術に臨みたい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修ドクター
目次
鼻尖形成とは?鼻先を整えてだんご鼻をすっきり見せる施術

鼻尖形成(びせんけいせい)とは、鼻の先端にあたる「鼻尖」の形を整える施術です。
鼻先を細くしたり高さや角度を調整したりすることで、丸みのある「だんご鼻」をすっきり見せたり、鼻先を自然な下向きに整えることを目的としています。
術後は鼻先がシャープに整うため、鼻先の大きさや厚みをすっきりさせたい方や、丸みを改善したい方に適しています。
施術は主に、鼻の軟骨である大鼻翼軟骨(だいびよくなんこつ)を糸で縫合して形を形成する方法が一般的です。状態によっては、組織の除去や大鼻翼軟骨の補強(支柱の追加)を行い、理想の鼻先へ整えていきます。
単独の施術でも十分な変化が見込めるものの、鼻中隔延長や小鼻縮小など、他の鼻整形と併用することで全体のバランスをより整えることも可能です。

続きを見る鼻尖形成と他の鼻整形の違い
鼻尖形成は、鼻先に特化して形を整える施術ですが、実際のダウンタイムは他の鼻整形とどの程度違うのか、気になる方も多いでしょう。
具体的に他の鼻整形にはどのような施術があるのか、それぞれのダウンタイム期間と含めて、以下の表にわかりやすくまとめました。
| 鼻整形の種類 | 主な目的 | ダウンタイムの目安 | おすすめな方 |
| 鼻尖形成 | 鼻先を細くシャープに整える | 1〜2週間程度 | ・鼻先の丸みが気になる ・厚みを改善したい |
| 隆鼻術 | 鼻先と鼻筋に高さを出す | 3日~1週間程度 | ・低い鼻を高くしたい ・Eラインを整えたい |
| 小鼻縮小 | 小鼻と鼻の穴を小さく整える | 1〜2週間程度 | ・小鼻の広がりが気になる ・鼻の穴を目立たなくしたい |
| 鼻中隔延長 | 鼻先の向きを調整 | 1〜2週間程度 | ・上向きの鼻を改善したい ・鼻の穴の形を整えたい |
| 鼻骨骨切り | 鼻骨の凹凸を整える | 2~3週間程度 | ・鼻筋の凸凹が気になる ・横顔の印象を整えたい |
また、当院では上記の施術以外に、鼻の縁の高さを整える「鼻孔縁挙上」や「鼻孔縁下降」、下垂した小鼻を引き上げる「鼻翼挙上」などもご提供しています。
患者様が理想とする仕上がりにあわせて施術のご提案をしておりますので、施術がお決まりでない方も、お気軽にご相談ください。
鼻尖形成の施術方法|オープン法とクローズ法の違い

鼻尖形成は、同じ施術内容でも術式によってダウンタイム中の腫れ方や症状の出方が少し異なります。
主に「オープン法」と「クローズ法」という2つの方法があり、腫れの程度や傷跡の残り方などにも違いが見られます。
オープン法

オープン法は、鼻の下部にある鼻柱(びちゅう)を小さく切開し、鼻の内部構造を露出させたうえで施術を行う方法です。
医師が軟骨の形状を確認しながら鼻先を整えられるため、精密なデザインを反映しやすいのが特徴です。
とくに、鼻先に脂肪の厚みがあり組織の除去が必要な場合、耳介軟骨など骨の移植が必要となる場合など、高度な形成が必要なケースに適しています。
皮膚の表面に切開を行う分、後述で解説するクローズ法と比較してダウンタイムはやや長めとなるものの、仕上がりを重視したい方に適している施術法です。
なお、鼻柱に小さな傷跡が残ることもありますが、時間の経過とともに目立たなくなりますので、過度な心配は必要ありません。
クローズ法

クローズ法は、鼻の穴の内側を小さく切開し、鼻の内部からアプローチして行う方法です。
内部からの操作となるため医師の視野が限られやすく、オープン法のような複雑な修正や大きなデザイン変更には向かない場合もあります。
ただし、鼻の外側に傷がつかないため、術後の傷跡がほとんど目立たない点は大きなメリットといえるでしょう。
そのため、手術を周囲に知られたくない方や、ダウンタイムを抑えたい方に向いています。
オープン法とクローズ法の比較表
オープン法とクローズ法は、それぞれにメリット・デメリットがあり、鼻の状態や希望する仕上がりによって適した方法が異なります。
以下に、特徴や違いを簡潔にまとめました。
| 項目 | オープン法 | クローズ法 |
|---|---|---|
| 切開・傷跡箇所 | 鼻柱を横に切開 | 鼻孔の内側を切開 |
| 手術の視野 | 広い視野で精密な操作が可能 | 視野が限られ、細かな操作に制限がある |
| 適しているケース | 軟骨移植や組織除去など精密な形成が必要な場合 | 軽度な調整や、傷跡を目立たせたくない場合 |
| ダウンタイムの傾向 | ・やや強め ・腫れ、痛み、内出血などが2週間程度続く |
・比較的軽め ・腫れ、痛み、内出血などが1週間程度続く |
| 完成までの期間 | ・移植組織の定着は1ヶ月 ・最終的な仕上がりは3〜6ヶ月 |
・移植組織の定着は1ヶ月 ・最終的な仕上がりは3〜6ヶ月 |
基本的にオープン法とクローズ法では、傷跡の位置や適応、ダウンタイム症状の強さに違いはあるものの、ダウンタイムや完成期間に大きな差はありません。
どちらを選ぶべきかは理想の仕上がりや状態によっても異なりますので、迷ったときは医師と相談しながら納得のいく方法を選ぶことが大切です。
鼻尖形成のダウンタイム症状と期間を徹底解説

鼻尖形成後のダウンタイムは、個人差があるものの、時間の経過とともに症状が変化していきます。
具体的にどのようなダウンタイム症状が想定されるのか、症状と期間別に詳しく解説します。
【症状別】鼻尖形成のダウンタイム

鼻尖形成の術後は、腫れ・鼻水・痛み・内出血・むくみ・しびれ・拘縮・かゆみなど、さまざまな症状が現れることがあります。
施術の刺激や術後の過ごし方による影響が関係しており、多くは時間の経過とともに少しずつ落ち着いていくのが一般的です。
腫れ
腫れは鼻周囲の皮下組織や血管が刺激を受けた際に、炎症物質が放出されることで生じています。
鼻尖形成においては、手術直後から翌日にかけて徐々に腫れはじめ、3日目頃まで続くケースが一般的です。その後は徐々に引いていき、1週間から2週間で大きな腫れは目立たなくなります。
鼻水・鼻血
施術の刺激によって一時的に鼻の粘膜が敏感になり、鼻水が増えたように感じます。また、切開部付近の毛細血管から少量の血がにじみ、血の混ざった鼻水が出ることもあります。
多くは3日程度で改善しますが、まだ組織が安定しない状態のため、強く鼻をかんだりせず、ティッシュで軽く拭う程度に留めておくと安心です。
痛み
施術による組織へのダメージで、鼻先に触れたり、口を大きく動かしたりした際に軽い痛みを感じることがあります。鎮痛剤でコントロールできる程度の痛みであり、日常生活に支障が出るほどではない方がほとんどです。
2〜3日後にピークを迎え、1~2週間ほどで徐々に落ち着いていきますので、クリニックから処方された内服薬を指示通りのみ、安静に過ごしましょう。
内出血
施術によって血管が刺激されると、一時的に皮下へ血が溜まり、内出血として肌の表面に現れるようになります。
鼻の周りや目の下あたりに、青紫色や黄色っぽい内出血は出ますが、1〜2週間ほどで自然に吸収されて消えていきます。
むくみ
腫れと同様に術後すぐから見られ、とくに鼻先や鼻筋はむくみが残りやすい傾向にあります。体質や術後の過ごし方によって個人差があるものの、完全に引くまでには数ヶ月かかるケースもあります。
また、重力の影響でむくみが下へ移動し、鼻下や上唇が一時的に膨らんで見える場合もありますが、徐々に改善していきますので過度な心配は必要ありません。
しびれ
まれではありますが、手術によって鼻先の神経が一時的に刺激されることで、感覚の鈍さやしびれが出ることもあります。
一時的なもので、数週間から数ヶ月ほどかけて少しずつ回復していくのが一般的です。万が一ダウンタイム期間が終わってもしびれが残る場合、医師へご相談ください。
拘縮(こうしゅく)
術後1週間から1ヶ月頃にかけて、鼻先の組織が一時的に硬く感じる症状です。傷が治る過程で起こる自然な症状で、時間の経過とともに徐々にやわらかさが戻り、自然な仕上がりへと落ち着いていきます。
注意点として、拘縮は個人差が大きく、中には症状を感じない方もいらっしゃいます。
かゆみ
傷口の治りが進む過程で、鼻の周りやギプスが当たる部分にかゆみを感じやすくなります。
固定による摩擦や通気性の悪さが主な原因となり、掻いてしまうと傷口に負担がかかるため、刺激を避けつつ、必要に応じて冷やすことで落ち着くことがほとんどです。
【期間別】鼻尖形成のダウンタイム

鼻尖形成のダウンタイムには個人差があるものの、一般的に1〜2週間程度が目安です。
ただし、組織が安定するまでは時間がかかりますので、完成までは3ヶ月程度かかります。
術後直後~3日目
手術直後から術後3日目頃は、ダウンタイム症状がもっとも強く現れる時期です。
術後麻酔が切れはじめた頃から痛みを感じ、時間の経過とともに腫れが強くなってきます。施術の影響で鼻水や少量の鼻血が出る場合もありますが、一時的な反応であることがほとんどです。
また、術後当日からは鼻の形を固定し、腫れなどの症状を抑えるためにギプスを装着します。医師から指定された期間は外さず、安静に過ごすようにしましょう。
術後3日~1週間後
術後3日目を過ぎたあたりから、腫れが鼻の周りから上唇にかけて広がってくることがあります。内出血もまだ残っていますが、ギプスで覆われているため目立ちにくいケースがほとんどです。
痛みは徐々にやわらいできますが、食事中に口を大きく開けたりすると、鼻先に軽い痛みや違和感を覚えることがあります。気になる場合は、処方された鎮痛剤を使って無理のないように過ごしましょう。
また、術後2週間ほどは、寝返りやうつ伏せによる圧迫を避けるため、夜間もギプスやテーピングで鼻をしっかり固定しておくのがおすすめです。
術後1週間~1ヶ月後
術後1週間を過ぎると、ギプスが外れ、大きな腫れや内出血もだいぶ落ち着いてきます。
この頃には、日常生活のほとんどの動作が問題なくできるようになりますが、鼻の内部の組織はまだ完全には安定していません。わずかなむくみが残っていたり、触れたときに違和感を覚えることもあります。
また、「拘縮」が出はじめるのもこの時期です。鼻先が少し硬く感じることもありますが、時間とともに少しずつやわらいでいきます。
術後1ヶ月~3ヶ月
術後1ヶ月を過ぎる頃には、痛みや目立つ腫れ、内出血はほとんど見られなくなり、鼻の形もかなり完成に近づいてきます。
オープン法で施術を受けた場合でも、切開部分の赤みは薄れ、徐々に目立たなくなっていきます。人から見て整形と気づかれることも少なくなるでしょう。
ただし、鼻先が自然なやわらかさになり、完全に安定するまでには、3ヶ月程度の時間を要します。ダウンタイム症状がすべて落ち着いて初めて、「完成」となります。
ダウンタイム中のギプス固定はマスクで隠せる?

鼻尖形成の手術後は、形成した鼻の形を安定させるため、2週間ほど就寝時にギプス固定を行います。多くの場合、マスクである程度隠すことも可能ですが、施術内容によっては一部が見えることもあります。
マスクで隠せるケース
鼻尖形成のみを行った場合や、テーピングの範囲が鼻先中心にとどまる場合は、マスクで十分に隠すことが可能です。
術後もマスクを着用していれば、周囲に気づかれることなく外出でき、比較的普段通りに過ごせます。
マスクで隠せないケース
鼻筋や鼻筋(鼻背)や鼻根部分など、他の鼻整形を併用した場合は、固定範囲がやや広くなることもあるため、マスクの上からテープがわずかに見える可能性があります。
ただし、鼻まで覆うタイプの立体マスクを着用すれば、自然にカバーできる場合もあります。ダウンタイム中の見た目が気になる方は、マスクの形状を工夫すると安心です。
仕事や学校への復帰目安

鼻尖形成の手術後は、基本的にギプス固定は就寝時のみとなります。日中はテープ固定を工夫し、マスクでカバーすれば、見た目が気になることはほとんどありません。
具体的にどのくらいのタイミングで仕事や学校に戻れるのか、状況別に解説します。
仕事への復帰目安
マスクを着けたまま業務ができる仕事やデスクワークなどであれば、手術の翌日から復帰可能なケースもあります。
とはいえ、術後は体がまだ本調子ではないため、体調を見ながら無理のない範囲で復帰するようにしましょう。可能であれば痛みや腫れのピークが落ち着く3日目以降が理想的です。
一方で、マスクの着用が難しい現場、または運動量の多い仕事では、鼻への負担がかかりやすいため注意が必要です。
とくに激しい運動を伴うような職種は、腫れや内出血を助長する可能性もあるため、術後1週間以降を目安に復帰を検討しましょう。
学校への復帰目安
学校に関しても、マスク着用が可能であれば、術後1〜2日で復帰できる場合が多いです。
しかし、体育や部活動などの運動は、術後1週間程度は控える必要があります。鼻に衝撃が加わらないよう、安静を心がけましょう。
手術を周囲に知られたくない場合は?
手術を受けたことを周囲に知られたくないと考える方も多いと思います。固定が見える期間は、「鼻をちょっとぶつけてしまって…」「鼻炎で鼻づまりが酷くて拡張テープを貼っている」など、日常的で自然な理由を伝えるとよいでしょう。
どうしても周囲に知られたくない場合は、連休などまとまったお休みを利用して施術を受け、ダウンタイムを自宅で過ごすのも一つの選択肢です。
ダウンタイム中の過ごし方と具体的な注意点

鼻尖形成を受けた後、美しい仕上がりを保つためには、いくつか気を付けたいポイントがあります。
日常生活の中でどのような点に気を付けるべきなのか、ダウンタイム中の過ごし方とあわせて解説します。
ギプス固定とテーピング
鼻尖形成の後は、腫れやむくみを緩和するためにギプス装着やテープ固定が推奨されています。
医師の指示より早く外してしまうと、鼻の形が崩れたり、思い通りの仕上がりにならないリスクがあります。場合によっては再手術が必要になる可能性もあるため、定められた期間はしっかり装着を続けてください。
テープ固定は状態にあわせて1~3ヶ月程度は続けていただくと安心です。
また、具体的なテープ固定のやり方については、以下の動画でも詳しく解説しています。
洗顔・入浴・メイク
洗顔の際は、術後数日間は鼻を濡らさないよう注意し、濡れタオルで優しく拭く程度に留めます。ギプスが外れた後は、泡立てた洗顔料で優しく洗い、シャワーの水圧が直接当たらないようにしましょう。
手術後1週間ほどは浴槽への入浴を控え、シャワーのみにします。体が温まると血行が促進され、腫れや内出血が悪化するおそれがあります。シャワーを浴びる際も鼻に水が直接かからないよう注意し、短時間で済ませると安心です。
メイクは、ギプスが外れて抜糸が完了するまでは鼻周辺を避けましょう。化粧品が傷口に触れると感染や炎症の原因になるため、鼻以外の部分のみ軽く行うのが安全です。クレンジングの際も鼻に触れないよう注意し、傷が完全に治癒して医師の許可が出てから再開するのが望ましいです。
飲酒・喫煙
鼻尖形成を受けた後、ダウンタイム中は飲酒・喫煙を心がけてください。
アルコールには血行を促進する作用があり、術後に飲酒をすると腫れや内出血が悪化して、回復が遅れるおそれもあります。また、炎症が起こりやすくなることもあるため、少なくとも腫れや内出血が落ち着くまでは避けるのが安心です。
一方で、タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、血流が悪くなることで傷の治りが遅れたり、傷跡が残りやすくなったりするリスクがあります。さらに、感染症の原因となる場合もあるため、術後は可能な限り禁煙し、少なくとも組織が安定するまでは控えるようにしましょう。
運動・激しい活動
運動や激しい活動は、術後しばらくの間は控えるようにしましょう。血行が促進されることで腫れや内出血が悪化したり、再出血のリスクが高まるおそれもあります。また、運動中に誤って鼻をぶつけてしまう可能性もあるため注意が必要です。
術後1週間ほどはできるだけ安静に過ごし、軽いウォーキング程度であれば体調を見ながら再開して構いません。ただし、ジムでのトレーニングや激しいスポーツは、少なくとも術後1ヶ月は避けた方が安心です。
睡眠時の姿勢
睡眠中は、無意識のうちに鼻へ圧力がかからないよう注意が必要です。手術後1〜2週間ほどは仰向けで寝るようにし、うつ伏せ寝や横向き寝は避けましょう。枕に顔が触れることで鼻に負担がかかると、腫れの悪化や固定のずれにつながるおそれがあります。
また、頭を少し高くして寝ることで、重力の影響によりむくみを軽減しやすくなります。抱き枕などを利用して仰向けの姿勢を保つよう工夫すると安心です。
食事
術後の食事において特別な制限はありませんが、体が回復に専念できるよう、栄養バランスの取れた消化のよい食事を心がけることが大切です。とくに、塩分の多い食事はむくみを助長する可能性があるため、控えめにすることをおすすめします。
また、手術直後は口を大きく開けにくく感じることがあります。その場合は、やわらかい食べ物や噛む回数の少ない料理を選ぶと負担がかかりません。温かい食事をとる際は、やけどを防ぐために少し冷ましてからゆっくり食べるようにしましょう。
眼鏡・コンタクトレンズ
眼鏡やサングラスを使用する際、固定部分へ負荷がかからないよう、直接鼻にかけないようにしましょう。鼻先に圧力がかかると、固定がずれたり、回復中の組織に負担を与えるおそれがあります。
どうしても眼鏡が必要な場合は、鼻に当たらないタイプのフレームや、軽量のものをテープで固定するなど、できるだけ負担を軽減する工夫をしましょう。
コンタクトレンズの使用は、手術の翌日から可能です。ただし、装着や取り外しの際に、顔を強く触ったり、鼻に負担がかかるような動作は避けるように注意してください。
感染症対策・薬の服用方法
手術部位は常に清潔な状態を保ち、感染を防ぐことが大切です。
処方された抗生物質や痛み止め、塗り薬は、医師の指示に従って正しく使用しましょう。自己判断で服用を中断したり、量を減らしたりすると、感染のリスクが高まったり、回復が遅れたりするおそれがあります。
日常生活では、手洗いやうがいをこまめに行い、鼻に不必要な刺激を与えないよう注意してください。もし手術部位に赤みや強い痛み、発熱、膿が見られる場合は、自己判断せずすぐにクリニックへ連絡しましょう。
鼻尖形成の症例写真と術後直後の様子

実際に、当院で行った鼻尖形成の症例写真をご紹介します。
他の鼻整形との併用で、より立体的に美しい仕上がりになっている点にもご注目ください。
鼻尖形成の症例①|鼻先を細くシャープに整えたケース

| 施術内容 | 鼻尖形成+耳介軟骨移植+鼻中隔延長術+肋軟骨移植+猫手術+貴族手術 |
| 施術料金 | 鼻尖形成 ¥330,000 耳介軟骨移植 ¥220,000 鼻中隔延長術 ¥440,000 肋軟骨移植 ¥440,000 猫手術 ¥220,000 貴族手術 ¥330,000 全身麻酔 ¥220,000 |
| 副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 ※ダウンタイム(ギプス装着)2週間 |
【華やかな仕上がり】低い鼻が高くなり立体感のある印象へ

こちらの症例写真は、「鼻尖形成」「鼻中隔延長」「猫手術・貴族手術」を併用した患者様のケースです。移植軟骨には耳介軟骨と肋軟骨を使用しており、鼻先の形成に加えて土台部分の補強も行っています。
丸みのある鼻先がツンっとシャープな形に整い、立体感のある鼻に仕上がりました。強調されていた鼻の見え方も改善され、女性らしい上品な印象に近づいています。
鼻尖形成の症例②|修正施術でアップノーズを改善し鼻のバランスを整えたケース

| 施術内容 | 自家組織隆鼻術+鼻尖形成+耳介軟骨移植+鼻中隔延長術+肋軟骨移植+小鼻縮小+重度修正 |
| 施術料金 | 自家組織隆鼻術 ¥440,000 鼻尖形成 ¥330,000 耳介軟骨移植 ¥220,000 鼻中隔延長術 ¥440,000 肋軟骨移植 ¥440,000 小鼻縮小 ¥165,000 修正料金 ¥55,000〜550,000 全身麻酔 ¥220,000 |
| 副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 ※ダウンタイム(ギプス装着)2週間 |
【自然な仕上がり】女性らしい印象に整え顔立ちに合う鼻へ

こちらの症例写真は、他院で鼻整形を行い、高くなりすぎた鼻を修正した患者様のケースです。上向きの鼻先(アップノーズ)に仕上がり、「男っぽい印象が気になる」と、当院へご相談にいらっしゃいました。
施術では、「重度修正」に加え、「隆鼻術」「鼻尖形成」「鼻中隔延長」「小鼻縮小」を組みあわせています。
鼻の向きを少し下げ、鼻筋から鼻先までのラインをなめらかに整えたことで、顔へ自然になじむような仕上がりに整えました。小鼻縮小の併用により、小鼻のキワ部分に縫合後は見えますが、シワにあわせて丁寧に切開を行っているため、時間の経過とともに目立ちにくくなります。
鼻尖形成の症例③|修正施術でより理想的な変化に仕上げたケース

| 施術内容 | 鼻中隔延長(肋軟骨)+鼻尖形成+耳介軟骨移植+プロテーゼ入れ替え+骨切り幅寄せ |
| 施術料金 | 鼻尖形成 ¥330,000 耳介軟骨移植 ¥220,000 鼻中隔延長術 ¥440,000 肋軟骨移植 ¥440,000 鼻骨骨切り幅寄せ ¥440,000 他院プロテーゼ抜去 ¥165,000 シリコン鼻プロテーゼ ¥220,000 全身麻酔 ¥220,000 |
| 副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 ※ダウンタイム(ギプス装着)2週間 |
【キリっとした仕上がり】鼻全体のバランスが整いより美しい顔立ちへ

こちらの症例写真は、他院で鼻整形を受けたものの、仕上がりに満足がいかず当院へご相談へいらした患者様のケースです。
鼻先の高さが不十分かつ左右差も見られたため、「鼻尖形成」「鼻中隔延長」「鼻骨骨切り幅寄せ」「隆鼻術」「プロテーゼ抜去」を併用した、鼻フル整形をご提案いたしました。
複数の施術に加え骨切りも行っていますが、術後2週間のお写真にもかかわらず、ダウンタイムはほとんど目立っていません。術後直後にやや小鼻部分の赤みは見受けられましたが、時間の経過とともに自然に改善しています。
当院では、「鼻が低い・高すぎる」といったお悩みのほか、全国でも数少ない男性患者様の症例や技術力を要する修正施術にも対応しています。
当院では、「鼻が低い」「高くなりすぎた」などのお悩みはもちろん、全国でも対応できるクリニックが限られる修正施術や男性症例にも幅広く対応しているのが強みです。理想の鼻の形や他院修正をご検討中の方は、ぜひ一度お気軽にカウンセリングへお越しください。
鼻尖形成で後悔しないために知っておきたい失敗例と修正施術の注意点

鼻尖形成に限らず、鼻整形全般にいえることですが、鼻は複数の組織が複雑に集まっているため、非常に繊細なデザインと高度な技術が求められる部位です。
わずかなバランスの違いが仕上がりに大きく影響するため、「思っていた仕上がりと違う」「不自然になってしまった」と感じてしまうケースもあります。実際に当院にも、他院での施術後に「修正をしたい」とご相談にいらっしゃる方は少なくありません。
鼻尖形成を受けた後に後悔しないためにも、よくある失敗例や、もしもの場合の修正術について解説します。
鼻尖形成で「失敗した」と感じる主なケース
鼻尖形成で後悔するケースには、主に以下のような例が挙げられます。
- 鼻先が不自然にツンと尖りすぎた
- 丸みが改善されず、思ったほど変化が感じられない
- 時間の経過とともに鼻先の形が戻ってしまった
- 左右のバランスが崩れ、非対称に見える
- 鼻先が硬くなったり、触れると違和感がある
このような仕上がりの違和感は、軟骨の位置や量の調整が不十分だったり、鼻全体のバランスに合わないデザインで施術を行った場合に起こります。
また、不十分なヒアリングによるデザイン相違、医師の技術不足によっても仕上がりに差が出るため、クリニック選びは慎重に行う必要があります。
失敗を防ぐためのクリニック選びと注意点
「失敗した」と後悔しないためには、次のポイントを意識してクリニックを選びましょう。
十分な実績と経験を持つ医師を選ぶ
鼻整形は非常にデリケートな手術であり、医師の経験と技術力が仕上がりに直結します。
鼻尖形成を受ける際は、医師の保有資格や学会などの登壇実績、担当した症例写真を事前に確認し、鼻整形を専門としているかをチェックしておきましょう。
カウンセリングで対応力を見極める
満足のいく仕上がりを目指すには、カウンセリングの段階で信頼できる医師かどうかをしっかり見極めることが大切です。希望や気になる部分をできるだけ具体的に伝え、理想にあわせた仕上がりの提案ができるかを確認しましょう。
仕上がりの美しさだけでなく、リスクやダウンタイムなどのデメリットについても丁寧に説明し、安全面に十分配慮してくれるかどうかも、重要な判断ポイントです。
術後のアフターケア体制を確認する
ダウンタイム中の不安や、万が一のトラブルに備えるために、術後のフォロー体制がしっかり整っているかを事前に確認しておくようにしましょう。
具体的には、帰宅後に痛みが強くなった場合の対応や、炎症・感染が起きた際の処置方法などを確認しておくと安心です。
また、トラブルが発生した際にすぐ相談できる連絡手段があるか、再診のサポート体制が整っているかどうかも、クリニック選びにおける判断材料の一つです。
もし「失敗した」と感じたらどうすればよい?修正術の選択肢と注意点
もし術後に「理想と違う」「失敗したかもしれない」と感じた場合でも、すぐに諦める必要はありません。状態によっては、修正施術によって改善できる可能性があります。
ただし、手術直後はまだダウンタイム中で腫れやむくみが残っているため、見た目が安定していないことも多いです。
修正を検討する際は、手術から少なくとも半年~1年ほど経過し、組織が安定してから判断するのが理想的です。再手術には新たなダウンタイムやリスク、費用も伴うため、事前に十分な説明を受けたうえで検討しましょう。
鼻尖形成に関するよくある質問
ダウンタイム中に腫れや内出血を早く引かせるための自宅ケアはありますか?
術後数日間は清潔なガーゼで包んだ保冷剤などを使って患部を優しく冷やすと、腫れや内出血の軽減が期待できます。
また、就寝時に枕を高くして頭の位置を高く保つことも、腫れやむくみが緩和されやすくなります。
鼻尖形成でダウンタイムが長引く原因は?
ダウンタイムが長引く原因には、体質や生活習慣の乱れ(飲酒・喫煙・睡眠不足など)が関係している場合もあります。医師から禁止された行為や注意点は徹底して守りるようにしましょう。
万が一、処方薬でも痛みが治まらない、腫れや赤みが悪化して生活に支障が出ているといった場合は、医師へ相談してください。
もし、処方薬でも痛みが治まらない、腫れや赤みが悪化する、発熱がある、膿が出るなどの異常が見られた場合は、速やかにクリニックに連絡し、再受診を検討してください。
ダウンタイム中にクリニックへ再受診する目安は?
ダウンタイムが悪化し、以下のような症状があるときは、感染や炎症などのリスクが疑われます。
- 処方薬を飲んでも痛みや腫れが悪化している
- 手術部位が赤く熱を持っている
- 発熱や膿が出ている
- 内出血が広範囲に広がっている
少しでも違和感を覚えた際は、自己判断せず早めにクリニックへ相談してください。
鼻尖形成のダウンタイムがご不安な方は鼻整形を得意とする当院へご相談ください

鼻尖形成のダウンタイムは、一般的に術後1週間で大きな腫れや内出血が落ち着き、1ヶ月である程度完成に近い形になりますが、完全に安定するまでには3〜6ヶ月程度の期間を要します。
比較的ダウンタイムが長い施術のため、「腫れが引かない」「炎症かもしれない」と不安を感じる方も少なくありません。ダウンタイムは術後の過ごし方によっても左右される部分であるため、医師の指示を守り、安静に過ごすことが大切です。
WOM CLINIC GINZAでは、患者様一人ひとりの骨格や皮膚の厚み、顔全体のバランスを考慮し、美しさと安全性の両立を重視したオーダーメイドの施術を行っています。
患者様のご負担を少しでも抑えられるよう、ダウンタイムを考慮した施術も行っていますので、お気軽にご相談ください。
また、当院で鼻整形を担当するのは、国際学会への登壇経験を持つ「中井孝昌」医師です。鼻整形を専門として、数多くの症例・修正対応に携わってきた豊富な経験があります。詳細は以下の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
監修医師紹介ページはこちら
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監修医師紹介
中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
監修医師紹介ページはこちら
略歴
- 2013年 大阪医科大学卒業
- 2013年 大阪医科大学付属病院研修
- 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
- 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
- 2020年 Zetith beauty clinic院長
- 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本美容外科学会(JSAS)
- ・日本形成外科学会
- ・顎顔面外科学会
- ・創傷外科学会
- ・Rhinoplasty Society of Europe
- ・ボトックスビスタ認定医
- ・ジュビダーム認定医
- ・2016年 軽度な上眼瞼打撲に続発した眼窩内血腫(眼窩脂 肪内血腫)の一例を発表
- ・2025年 10th all in one rhinoplasty 日本人初招待発表
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