COLUMN
美容整形コラム
鼻中隔延長のダウンタイムはどのくらい?実際の症例で傷跡や過ごし方を解説
鼻整形「低い鼻を高くするために鼻中隔延長を受けようか考えている」
「鼻中隔延長のダウンタイム症状や注意点にはどんなものがある?」
とお悩みではないでしょうか。
鼻は少し変わるだけで、顔全体の印象がガラッと変わるパーツであり、鼻中隔延長を受けて鼻先の形状や高さを整えたいと思われている方も多いでしょう。
本記事では、鼻中隔延長のダウンタイム期間や症状を詳しく解説した上で、過ごし方の注意点や料金相場などを紹介しています。鼻中隔延長を受けようか迷っている方は、ぜひご参考ください。
この記事の監修ドクター
目次
鼻中隔延長とは?
鼻中隔延長とは、鼻の穴を仕切っている壁(鼻中隔)に軟骨などを移植する施術です。「鼻を高くする」「鼻の穴を隠す」「鼻を高く長くする」といった特徴があり、自由度の高いデザイン性を再現できます。
おもに豚鼻やアップノーズなど上向きの鼻を改善したい方、鼻が低く高さを出してメリハリをつけたい方に選択されることが多いです。
鼻中隔延長の施術方法
小鼻から鼻先にかけて左右に分かれている鼻翼軟骨の間に、耳介や肋骨から採取した軟骨を挿入し、鼻中隔軟骨の上で固定します。鼻中隔延長の術式には、「オープン法」と「クローズ法」があり、患者様の状態や希望するデザインによって施術方法が異なります。
オープン法 | クローズ法 | |
施術の流れ |
|
|
メリット | 細かなデザイン性が再現可能 | 傷跡が見えない位置にある |
デメリット | 傷跡が残る可能性もある | 難易度が高いため医師の技術力が必要 細かなデザイン調整ができない可能性もある |
鼻中隔延長はこんな方におすすめ!
- 上向きの鼻を整えたい
- 鼻の穴が見えてしまう
- 低い鼻を改善したい
- 丸くボリュームのある鼻先をシャープにしたい
鼻中隔延長のダウンタイムはどのくらい?
術後1週間はギプス固定が必要となり、その後さらに1週間かけて目立つ腫れや内出血などは徐々に消失していきます。個人差はありますが、完成までは3〜6ヶ月ほどが目安となるでしょう。
術後1週間は鼻をギプスで固定
術後1週間は、ダウンタイム症状を緩和させるために鼻をギプスで固定します。圧迫することでむくみを抑える効果が見込めるほか、腫れや内出血を緩和させる役割もあり、調整した軟骨を正しい位置に固定する意味もあるので医師から指定された期間内は必ず装着しましょう。万が一、固定が外れてしまった場合は装着し直してください。
大きめのマスクを着用すればすぐに仕事復帰も可能
固定するギプスは、鼻筋から鼻先にかけて被せるタイプのため、鼻筋まですっぽり隠れる大きめのマスクであればギプスを隠せます。患者様の中には、痛みが軽度だったため、翌日からマスクを着用して仕事に復帰された方もいらっしゃいます。
傷跡は抜糸後であればメイクで隠せる
術後1週間後の抜糸が終わった後は、傷跡や内出血はメイクで隠せる程度です。傷口の赤みを消したい場合は、青や緑が含まれているカラーコントロール下地を使うと、色味を打ち消してくれて目立ちにくくなります。
ダウンタイム中はテーピングがおすすめ
1週間のギプス固定が終わった後は、テーピングで鼻の形を整えましょう。1〜3ヶ月続けることで、むくみ腫れの予防、後戻りや瘢痕化の予防が期待され、術後の仕上がりを保ちます。
テーピング方法については、Instagramにあるこちらの投稿で詳しく解説していますので、ご参考ください。
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当院の鼻中隔延長の症例写真
施術内容 | 鼻中隔延長(肋軟骨)+鼻尖形成+耳介軟骨移植+猫・貴族手術 |
施術料金 | 鼻尖形成¥330,000 耳介軟骨移植¥220,000 鼻中隔延長¥440,000 肋軟骨移植¥440,000 貴族手術¥330,000 猫手術 ¥220,000 全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡。 ※ダウンタイム(ギプス装着)1週間 |
こちらの症例では、横に広がっていた小鼻のボリュームが抑えられ、鼻先に高さが出ていることを確認できます。上向きで短かった鼻も改善され、鼻の穴がよりスマートになった印象が見受けられますね。
骨切りなど大きな手術を行わなくても、鼻が変わると顔全体の印象も変化していくのです。
当院では、患者様の負担を第一に考え、可能な限りダウンタイムを最小限に抑える取り組みを行っております。患者様のお悩みに真摯に寄り添い、丁寧にカウンセリングいたしますので、お気軽にご相談ください。
※治療に使用する医薬品・医療機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照・ご一読ください。
(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器は2024年9月現在ありません。
※諸外国における安全性にかかわる情報として現在重大なリスクは報告されていませんが、理論的なリスクは否定できません。
鼻中隔延長で傷跡ができる位置
鼻中隔延長では、術式によって傷跡ができる位置は異なります。オープン法では、鼻の穴にある淵と鼻柱を切開していくため、外から傷口が見える可能性もあります。クローズ法では、外から見える部分を切開しないため、傷跡がバレる心配はありません。
当院のオープン法では、可能な限り鼻柱の根元にあるしわに合わせて切開いたしますので、徐々に傷跡が目立たなくなってきます。
ギプスを取った後の傷跡の様子
患者様の中には、術後のダウンタイムで「傷跡や内出血が目立つのは嫌」という方もいらっしゃいます。当院では仕上がりの美しさにも追求しているため、術後1週間で大きく目立つダウンタイム症状が見受けられる方は少ないです。(同じ治療でも、患者様の体質や施術内容により個人差がございます。)
患者様のギプスを外している様子は、下記のnstagramに投稿しておりますので、ぜひ術後1週間のダウンタイム状態をご確認ください。
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肋軟骨を移植したときの傷跡
肋軟骨を移植する場合、胸の下に3〜5cm前後の傷跡が残ります。1〜2ヶ月はうっすら傷跡が赤く残るものの、その後3〜6ヶ月くらいで色味は引いてくるので、最終的に白い傷跡になってきます。傷跡が治るまでの過程は個人差もありますが、一般的に術後6ヶ月が経つと目立たなくなってくるでしょう。
当院では患者様の負担を可能な限り減らすため、傷跡を最小限に抑える独自の技術を取り入れています。切開する傷跡は可能な限り最小限に抑え、術後の傷跡を目立たせない丁寧な組織の処理を行うことで、自然な仕上がりを実現しています。
鼻中隔延長のダウンタイム中に気をつけるべきこと6つ
鼻中隔延長のダウンタイム中には、下記のことに気をつけましょう。
- ①術後1週間は鼻をなるべく触らないようにする
- ②鼻を強くかまずに鼻うがいをする
- ③メガネは術後1ヶ月までは長時間の着用を控える
- ④喫煙は術前1ヶ月、術後3ヶ月は控える
- ⑤飲酒は術後1ヶ月は控える
- ⑥術後1週間は鼻をなるべく濡らさないようにする
順番に解説します。
①術後1週間は鼻をなるべく触らないようにする
術後1週間は、施術箇所が安定していないため、鼻をなるべく触らないようにしましょう。まだ移植した軟骨と組織が馴染んでいないため、刺激を与えると仕上がりに影響が出る可能性がある場合もあります。
②鼻を強くかまずに鼻うがいをする
術後1〜2週間程度は、切開した鼻の穴にある傷口がまだ塞がっていないため、鼻をかまないようにしましょう。鼻をかむことで傷口に刺激がかかってしまい、再び出血する恐れがあるためです。
傷口が安定するまでは、垂れてきた鼻水はティッシュで優しく拭き取り、鼻の中にある鼻水は鼻うがいで外へ出してあげましょう。
③メガネは術後1ヶ月までは長時間の着用を控える
メガネは鼻筋や美根(鼻筋の根元)を圧迫し負担がかかってしまうため、1ヶ月程度は長時間の使用を控えてください。移植した軟骨と組織が固定するまでは不安定な状態なので、可能な限り負担をかけないようにしましょう。
④喫煙は術前1ヶ月、術後3ヶ月は控える
喫煙による血行不良は、傷口の治癒過程に影響を与えるだけではなく、移植した軟骨に十分な栄養が行き渡らなくなり、皮膚壊死や拘縮変形のリスクがあります。
身体から有害物質が抜けるまでは1ヶ月の期間を要しますので、鼻中隔延長を受ける1ヶ月前から禁煙してください。完成の目安となる3ヶ月目以降であれば、施術箇所も安定して完成に近づきますので、喫煙による感染リスクは徐々に低下していきます。
⑤飲酒は術後1ヶ月は控える
飲酒には血流を促す作用があるため、ダウンタイム中に摂取すると腫れやむくみなどの症状を悪化させる可能性があります。鼻の組織が安定してくる1ヶ月前後まで、飲酒は控えましょう。
⑥術後1週間は鼻をなるべく濡らさないようにする
術後1週間は、ギプスで圧迫固定しているため、可能な限り濡らさないでください。洗顔する際は、温かいタオルや、水を湿らせたコットンで拭き取るだけにしておきましょう。
鼻中隔延長は将来曲がるってホント?
結論からお伝えすると、挿入する素材や医師の技術不足によって、将来的に鼻が曲がってしまう可能性はあります。デザインに適さない素材を無理に使おうとすると、強度が足りなくなってしまい、頬の筋肉に引っ張られた鼻先が片方に傾いてしまうためです。
このような失敗を避けるためにも、鼻中隔延長の執刀経験が豊富な医師を見極め、さまざまな症例に対応しているかを事前に確認しておくことが大切です。
鼻中隔延長で主に使われる素材の種類
素材の種類 | 特徴 |
オステオポール | 吸収性の高い人工軟骨(3Dボール)で、非常に固い強度を持つ |
肋軟骨 | 自家軟骨の中で最も強度と厚みがある 年月が経つにつれて湾曲する可能性がある |
鼻中隔軟骨 | 自家軟骨の中で薄さ・厚みともにバランスの取れた軟骨 採取できるサイズに限度があるため、必要な長さを確保しずらい |
耳介軟骨 | 自家軟骨の中で最も採取の際負担が少ない 1枚だと薄く強度が不安なため、重ねて使用することが推奨される |
保存軟骨 | 他人から提供された軟骨に特別な処理を施し保存されていたもの 軟骨内の細胞はすべて除去されているため安全性も高い |
オステオポールなどの異物は曲がるリスクが高い
オステオポールは高い強度を誇るものの、土台となる鼻中隔軟骨が負荷に耐えきれなくなり、将来的に片方に曲がるリスクが高いです。負荷がかかり続けた土台(ご自身の軟骨組織)は変形し、痛みや血流障害といった症状が出る可能性もあります。
また、固定せず挿入のみで施術が終わるため、外部からの衝撃でズレてしまったり、不自然な凹凸が生じるリスクもあります。ポステオポールなどの異物は、しっかり組織に馴染むように調整した上で固定しないと、将来的に鼻が変形する原因となってしまうのです。
そもそも当院では、オステオポールによる後遺症のリスクを踏まえたうえで使用は推奨しておりません。
詳しくはこちらの記事も参照してください。
当院では自家組織の肋軟骨を推奨している
当院では、しっかり厚みと長さを確保でき、強度も高い肋軟骨の使用を推奨しています。自家軟骨は移植後の適応性も高いため、術後の変形や合併症のリスクが低いためです。
肋軟骨は時間が経つと湾曲する性質を持つため、長期的に鼻が歪んでしまうのではないかと懸念される方もいらっしゃいますが、2枚重ねて加工することで解消されます。耳介軟骨や鼻中隔軟骨と比べて、必要な長さをしっかり取れるため、鼻にしっかり変化を出したい方は肋軟骨の使用をおすすめしています。
耳介軟骨しか扱えないクリニックは要注意
クリニックによっては、耳介軟骨でしか鼻中隔延長ができないところもあります。耳介軟骨は肋軟骨に比べ比較的容易に採取できますが、採取できる量が限られているため、デザイン性に限りがあるのです。
「軟骨がズレてしまった」「高さが足りない」といったトラブルが発生した場合、自家軟骨を希望しているのに、すでに両耳から採取してしまっていたら、そこのクリニックでは修正手術を行えません。
負担の少ない自家軟骨にこだわる場合、他院で修正するしか方法がなくなるので、費用も時間もかかってしまうデメリットが生じます。このようなことにならないためにも、クリニック選びの際には、耳介軟骨と肋軟骨どちらも対応しているクリニックを選び、患者様の状態に合わせて適切な提案をできる医師に執刀してもらいましょう。
鼻中隔延長の料金相場
鼻中隔延長の料金は術式によって異なりますが、およそ50〜70万円ほどが相場となっています。なぜここまで差があるのかというと、美容整形は自由診療のため、クリニックがそれぞれ料金を設定できるためです。
そのため、「料金設定が高いから技術力も高い」「コストを抑えたいから安いところで施術を受ける」と安易に執刀してもらうクリニックを決めるのはやめましょう。それぞれクリニックによって料金に加算している部分は異なるため、料金設定で技術力は測れません。
鼻中隔延長を受ける際は、医師が多くの症例数をこなしていて豊富な経験があるか、カウンセリングを丁寧に行ってもらえるか、などを基準にしましょう。
施術以外でかかる料金
参考程度に、施術以外でかかる料金には下記のものがあります。血液検査やCTスキャンなどは、事前検査として30,000円程度でまとめて料金設定しているクリニックもあります。
施術以外の内容 | 料金相場 |
血液検査 | 5,000円前後 |
細菌検査 | 2,000~5,000円 |
CTスキャン | 10,000~30,000円 |
静脈麻酔 | 30,000~50,000円 |
ベクトラ | 3,300円前後 |
モニターなら最大50%OFFになる場合もある
鼻中隔延長は決して安い金額とは言えませんが、モニター制度を使えば最高で50%くらいまで割引きされる可能性があります。目隠し、顔出し、など条件によって割引率が異なるため、どこまで割引きしてもらえるかは条件次第としているクリニックが多いです。
モニターには一定回数の通院や写真撮影が必要となるので、スケジュール調整に協力いただく必要があります。クリニックによって条件が異なるため、お問い合わせより確認が必要となります。
当院には鼻中隔延長の専門医が在籍
当院には、鼻整形を得意としていたクリニックの元院長である「中井 孝昌」が在籍しています。Dr.中井は技術力を必要とする鼻の複合施術も多数行っており、さまざまな症例に対応できる強みがあります。
鼻は複雑な構造をしていることから、高い技術力を必要とする施術であり、施術を行う際には、鼻の構造に対する知見が必須です。鼻整形(鼻中隔延長)を専門としているため、多くの患者様からは「知識が豊富で頼もしい」「傷跡が目立たない」と喜びの声をいただいております。
カウンセリングの際は、患者様の状態をしっかりと見極め、本当に必要な施術のみを提案しております。患者様に寄り添い、お悩みが解決できるよう尽力いたしますので、お気軽にご相談ください。
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監修医師紹介
中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
略歴
- 2013年 大阪医科大学卒業
- 2013年 大阪医科大学付属病院研修
- 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
- 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
- 2020年 Zetith beauty clinic院長
- 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本美容外科学会(JSAS)
- ・日本形成外科学会
- ・顎顔面外科学会
- ・創傷外科学会
- ・ボトックスビスタ認定医
- ・ジュビダーム認定医
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