COLUMN
美容整形コラム
鼻中隔延長をすると10年後に曲がるのはホント?リスクと対策を詳しく解説
鼻整形「鼻中隔延長をすると10年後に曲がるって本当?」
「鼻中隔延長のリスクや対策が知りたい!」
きれいに整った鼻筋や、高くて美しい鼻に憧れて、鼻中隔延長を検討する方は多いですが、術後のリスクや経過について気になる方も多いのではないでしょうか。
5年後、10年後など時間の経過とともに、「鼻先が曲がってしまった」「鼻先の軟骨が浮き出てきた」などの口コミをネットで見て不安になる方もいるようです。
鼻中隔延長は、鼻中隔に軟骨を移植して、鼻の高さを出したり鼻尖の向きを変えたりとさまざまな鼻の悩みに対応する手術ですが、移植する素材や手術の方法、組み合わせ方は多種多様。『どの素材』『どの方法』『どの手術を併用するか』で結果が大きく異なります。
そこで本記事では、
- 鼻中隔延長術後に起こりうる4つのリスクと対策
- 当院で推奨する鼻中隔延長の素材
- 鼻中隔延長術後の過ごし方で気をつけること
について、詳しく解説します。
鼻中隔延長を検討している方も、どのクリニックで手術を受けるか悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修ドクター
目次
鼻中隔延長を受けた10年後はどうなる?
- 鼻中隔や鼻先が曲がり不自然になる
- 鼻先の軟骨が浮き出て見える
- 鼻呼吸がしづらくなる
- 移植軟骨が吸収され鼻中隔が元の長さに戻る
上記は、鼻中隔延長の手術をした10年後に起こりうるリスクです。
リスクと聞くと怖いイメージですが、手術の方法や挿入する素材を十分に検討することで、リスクを少なくすることができます。
鼻中隔延長で挿入する素材に『自家組織』を用いたり、必要以上の大きさの素材を挿入しないようにしたりするなど、ご自身に適した方法はどれか、術前に担当医師としっかり相談することが大切です。
また、ご自身が理想とする鼻を目指すために必要な手術が、必ずしも『鼻中隔延長』だけであるとも限りません。
よりリスクを減らし満足のいく鼻整形にするため、適切な手術を複合的に施すこともできます。あなたに必要な施術は何か、鼻整形の技術・経験ともに豊富な医師に、納得のいくまで相談してから手術することをおすすめします。
鼻中隔延長の施術内容
施術時間 | 60分 |
ダウンタイム | 7日前後(ギプス固定6~7日) |
完成目安 | 3ヶ月 |
通院の必要性(頻度) | 翌日、7日目(抜糸)、1ヶ月後、3ヶ月後 |
痛み | 術後3~4日程は軽度の痛み |
鼻中隔延長は、鼻の形状を改善することを目的とした美容整形の1つです。鼻の穴を左右に分ける壁(鼻中隔)に耳介軟骨や肋軟骨などを移植して、鼻中隔の長さを出したり鼻先を下向きに調整したりすることができます。
鼻中隔延長にはオープン法とクローズ法の2種類があります。オープン法は鼻腔と鼻柱を切開し広い手術範囲を確保できるため詳細なデザインが可能ですが、傷跡が残る可能性がある方法です。一方、クローズ法は鼻腔のみの切開で施術が行われるため傷跡が目立たない利点がありますが、医師の高度な技術が必要で、手術前後の変化はオープン方と比べて少なくなる傾向にあります。変化を重視するならオープン法、傷跡を気にするならクローズ法が適しています。
当院の場合手術時間は約60分で、術後には痛みや腫れ、内出血が見られることがありますが、基本的には数日で改善することが大半です。手術後6〜7日でギプス固定は終了し、手術後7日に抜糸してシャワーも浴びられるようになります。
鼻中隔延長はどこで受けるかが最も重要
鼻中隔延長は、『どのクリニックで受けるか』が最も重要です。
『鼻整形の専門性が高い美容クリニック』であれば、施術実績が多く、手術経験が豊富な医師が在籍している可能性が高く、鼻中隔延長で起こりうるリスクが低くなります。
反対に、これといった専門性がないクリニックや技術力が低い医師による施術は、術後の経過や10年後のリスクも高まる傾向にあります。
鼻中隔延長術を検討している方は、クリニックや担当医師をはじめ、使用する軟骨や手術法など必要な情報やリスクまで調べ、どこで手術を受けるのが適切かを慎重に決めましょう。
当院の鼻中隔延長の症例写真
施術内容 | 鼻中隔延長 肋軟骨移植 鼻尖形成 耳介軟骨移植 シリコン鼻プロテーゼ 猫手術 貴族手術 鼻骨骨切り幅寄せ |
施術料金 | 鼻中隔延長¥440,000 肋軟骨移植¥440,000 鼻尖形成(耳介軟骨移植)¥550,000 シリコン鼻プロテーゼ¥220,000 猫手術¥220,000 貴族手術¥330,000 鼻骨骨切り幅寄せ¥440,000 全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 ※ダウンタイム(ギプス装着)2週間 |
こちらは、当院で肋軟骨を用いて鼻中隔延長をした方の、術前と術後1ヶ月後の写真です。
元々、『鼻が短い』『鼻の穴が見えやすい』というお悩みで来院され、ナチュラルな仕上がりを目指して手術を希望されました。
短い鼻を少しだけ長く(長くしすぎると面長になりやすいため)、かつ高さが出るよう『綺麗なバランス』を意識して、鼻の穴が見えにくくなるよう微調整しながら鼻中隔延長を行っています。
また、中顔面の凹みも見られたため、鼻柱基部に軟骨を挿入する『猫貴族手術』も同時に行いました。
手術後は、自然にすっと通った美しい鼻筋とEラインを描く横顔で、上品な顔立ちに。
今回は『鼻手術』と『猫貴族手術』のみの施術でしたが、突出した口元の印象は薄くなり、顔全体の雰囲気が大きく変わって美人度がぐっと上がりました。
※治療に使用する医薬品・医療機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照・ご一読ください。
(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器は2024年9月現在ありません。
※諸外国における安全性にかかわる情報として現在重大なリスクは報告されていませんが、理論的なリスクは否定できません。
当院では自家組織を推奨
当院では、鼻中隔延長に使用する軟骨について『自家組織』を推奨しています。理由は以下の3つです。
1つ目は、『拒絶反応の起こりにくさ』です。人工物ではなく自家組織を用いることで、異物反応・アレルギー反応が起こりにくいといったメリットがあります。
続いて2つ目は、『自然な仕上がり』です。見た目や触り心地が自然で、仕上がりの違和感が少なくなります。
3つ目は、『組織定着の早さ』です。自家組織を用いることで、馴染みやすく組織の定着が早くなります。また、定着のしやすさからずれたり動いたりもしづらいのが特徴です。
上記の理由から、何かしらの原因により「自家組織が使えない」「絶対使いたくない」といった条件がない場合は、自身の軟骨を採取して使用する『自家軟骨』が第一選択と考えています。
鼻整形を担当する医師
「中井医師の専門分野」
- 肋軟骨を使用した鼻中隔延長
- 鼻整形の他院修正
当院で鼻整形を担当する中井医師の専門分野は、『肋軟骨を用いた鼻中隔延長』を中心とした『鼻フル整形』です。
鼻フル手術は、高度な技術はもちろん、多くの患者さんに『似合う鼻』を作ってきた経験値も必要となりますが、中井医師はどちらも持ち合わせた業界内でも随一の実力をもつ医師です。
また、鼻フル手術で重要なのは『医師のセンス』。
顔全体のバランスを考慮しながら、患者さん1人1人に『本当に似合う鼻』をセンス良く作れるのが中井医師の魅力です。
さらに、中井医師は他院で施術を受けた鼻整形の修正手術も得意です。
昨今、大手の美容外科を中心に自家組織ではない人工物を挿入する鼻整形が流行し、結果としてトラブルが多発して除去や修正を求める他院修正が急増しています。
当院では、『鼻整形』を専門とする医師が他院修正まで担当させていただきますので、他院での術後にお困りごとがある方は、まずは無料のカウンセリングにてご相談ください。
鼻中隔延長を受けた後起こる4つのリスクと対策
鼻中隔延長は、上向きの鼻(豚鼻やアップノーズ)や低い鼻・短い鼻を改善するのに有効な方法として需要の高い手術です。
しかし一方で、術後に起こるリスクも存在します。
そこでここでは、『鼻中隔延長を受けた後に起こりうる4つのリスクと対策』について解説します。
【鼻中隔延長を受けた後に起こりうる4つのリスクと対策】
①鼻筋が曲がってしまう
【対策】異物挿入の鼻中隔延長は避ける
②移植した軟骨が目立ってくる
【対策】将来のことも考えた施術方法を検討する
③ブタ鼻が作れなくなる
【対策】施術を受ける前に対策を考えておく
④ダウンタイム中は感染リスクが上がる
【対策】感染のリスクを減らして鼻うがいをする
鼻中隔延長を検討する際には、メリットも重要ですが、リスクについても理解して対策まで考えておきましょう。
①鼻筋が曲がってしまう
鼻中隔延長は、手術後に鼻筋が曲がってしまうリスクが懸念されます。
自家組織(自分の肋軟骨や耳介軟骨など)ではなく、自分以外の軟骨(他の人の軟骨や、ブタの軟骨など)や、オステオポールなどの異物を挿入した方に見られることが多いトラブルです。
自家組織を挿入した場合は、1度挿入箇所に定着すれば形状を保ってくれます。しかし、自分以外の軟骨を挿入した場合は、時間経過と共に吸収されて小さくなってしまったり、柔らかくなり術後の鼻の形状を保てなくなったりすることもあります。
また、オステオポールなどの異物は、定着するまでに時間を要するため、定着する前に衝撃や表情などでずれ、鼻が曲がって見えることも。さらに、オステオポール自体が硬い素材のため、もともとある鼻中隔軟骨がオステオポールの圧迫に耐えきれず、曲がってしまう可能性もあるのです。
当院としてはオステオポールを使用することそのものを推奨しておりません。
以下の記事も参考にしてみてください。
【対策】異物挿入の鼻中隔延長は避ける
鼻筋が曲がるトラブルを回避する対策としては、『異物を挿入する鼻中隔延長』を避けることをおすすめします。
自分以外の軟骨や、異物の挿入であれば、自分の耳介軟骨や肋軟骨を取り出す必要がないため、ご自身の負担は少なく済みます。
しかし、異物を挿入することで、鼻筋が曲がり鼻中隔延長の再手術が必要になったり、何度も手術をすることで皮膚が薄くなり理想とする鼻整形ができなくなったりしては、意味がありません。
鼻中隔延長を検討されている場合は、自家組織の挿入を推奨します。
②移植した軟骨が目立ってくる
鼻中隔手術後に起こりうる2つ目のリスクは、『移植した軟骨が目立ってくること』です。
年齢を重ねることで皮膚自体が薄くなるため、移植した軟骨が目立ってしまう可能性があります。
特に、必要とする大きさ以上の軟骨を挿入した場合は、より目立ちやすくなります。
「せっかく手術をするなら、しっかりとした変化が欲しい」という気持ちはよくわかりますが、経年変化による違和感や再手術の懸念から、大きすぎる素材の挿入はおすすめできません。
【対策】将来のことも考えた施術方法を検討する
経年によって軟骨が目立つようになる現象は、大きな変化を求めすぎてしまうことで起こりやすくなります。
そのため、鼻中隔延長だけで変化を求めるのではなく、鼻尖形成で鼻先を自然に尖らせたり、小鼻縮小でだんご鼻を解消したりするなど、理想の鼻に合わせたあらゆる方法を検討することが重要です。
複合的に施術を行うことで、移植した軟骨が目立つリスクをおさえることができるでしょう。
③ブタ鼻が作れなくなる
鼻中隔延長の術後リスクとして、『ブタ鼻が作れなくなること』が挙げられます。
鼻中隔延長手術では、鼻の真ん中に軟骨などを挿入することによって鼻先が硬くなるため、鼻尖の下から鼻を押し上げて作る、いわゆるブタ鼻が作れなくなってしまいます。
鼻中隔延長の手術後は、左右は多少動かすことができますが、上下にはほぼ動かなくなることを知っておきましょう。
【対策】施術を受ける前に対策を考えておく
日常的にブタ鼻をあえて作らなければならない場面は少ないと思いますが、宴会や余興などの場では困ることがあるかもしれません。人前でブタ鼻をする必要がある場面に遭遇した場合は、拒否したり、あらかじめやらない旨をはっきりと示したりなどの対策が必要です。
また、誰かが何かの拍子に鼻を触ってしまった場合は、触った時の違和感で鼻整形がバレてしまう可能性もあります。整形したことをバラしたくない場合は、徹底的に鼻を触られないように注意が必要です。
さらに、家族やパートナー、ごく親しい友人など、鼻に触れる可能性がある人には、手術前に伝えておくと安心です。
④ダウンタイム中は感染リスクが上がる
鼻中隔延長術後、ダウンタイム中は感染のリスクが高まります。
手術の際に生じた傷口から、鼻の穴の中や皮膚にある菌が侵入して繁殖し、感染が起きてしまうことがあるのです。最悪の場合は、鼻の一部の皮膚が壊死することもあるため注意する必要があります。
【感染症状】
- 強い赤み
- 強い痛み
- 強い腫れ
- 緊満感
- 熱感 など
感染が疑わしい場合は、すぐに施術を受けたクリニック、または感染に対応可能な近隣のクリニックを受診してください。
一般的に切開創から細菌が入りやすい期間は、切開した創口がしっかりとくっつくまでの間です。一般的には手術後48時間と言われています。しかしながら、抜糸をするまでは油断はできません。抜糸までの間は『術後の注意事項』をしっかりと守りましょう。しかし、ごく稀に術後1ヶ月以上経過してから感染する『遅発性感染』が生じることもあるため、万が一感染症状が見られた際には、速やかにクリニックを受診してください。
【対策】感染のリスクを減らして鼻うがいをする
鼻中隔延長の術後は感染のリスクがありますが、リスクを減らすことは可能です。
手術後の感染リスクを減らすためにできることは、以下の通りです。
- クリニック、自身での適切な傷口のケア
- こまめな手洗い
- 鼻を触らない
- 人混みは避ける
- 術後の診察は医師の指示通り受ける
手術後1ヶ月は鼻をかむことができませんが、手術後2週間ほど経過すれば鼻うがいが可能になるので、鼻の穴の中を清潔に保つため鼻うがいをしておくと良いでしょう。
しかし、一般的に術後1週間程度は切開部分の安静や移植軟骨の癒合のためにギプス固定をしているため、鼻うがいを含め、余計な圧力がかからないようにしなければなりません。
そのため、鼻うがいができるようになるまでの術後2週間は、抗生剤を内服したり軟膏を塗ったりするなどの感染対策が有効です。
そのほかの術後の注意事項については、『鼻中隔延長を受けた後の過ごし方で気をつけることは?』にて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
鼻中隔延長で将来も安全な素材は?
鼻中隔延長術では鼻中隔を延長するために、自家組織(自分の軟骨)や保存組織(他人の軟骨)などの挿入が必要です。
挿入する組織の種類はさまざまありますが、ここではそれぞれの素材の特徴を紹介しながら『将来も安全な素材』について解説します。
鼻中隔延長で使用される素材
軟骨の種類 | メリット | デメリット |
肋軟骨 | ・素材が大きい ・鼻中隔延長に十分な量を採取できる ・硬く強度がある |
・採取にあたり手術の負担が大きく、胸下に傷跡が残る |
鼻中隔軟骨 | ・強度がある ・薄く使いやすい |
・鼻中隔自体が小さく、採取できる量が少ない ・鼻中隔の一部を採取するため、土台となる鼻中隔自体の強度が弱くなる可能性がある |
耳介軟骨 | ・耳介の切開だけで採取できるため、負担が少ない ・加工しやすく、割れにくい |
・柔らかく、曲がりやすい ・採取できる量が少ないため、劇的な変化を求める場合は量が足りないこともある |
保存軟骨 | ・軟骨採取のための体の負担がない(手術時間も短縮できる) ・素材が不足するリスクがない |
・軟骨が定着するまでに時間がかかる ・時間経過とともに吸収される可能性がある |
鼻中隔延長で使用する軟骨の種類は、主に上記の4つです。
各軟骨には異なる特徴や一長一短があるため、美容クリニックや担当医師により使用する軟骨は異なります。
当院では、鼻中隔延長に十分な量の軟骨を採取できること、また強度があること、そして自家組織であるため定着しやすいことから、『肋軟骨』が適していると考えています。
当院では肋軟骨を推奨している
当院では、鼻中隔延長手術において、自家組織の中でも『肋軟骨』を推奨しています。
肋軟骨とは、肋骨と胸骨をつないでいる軟骨のことを指し、鼻中隔延長で用いられることのある耳介軟骨や鼻中隔軟骨と比べて大きい素材です。
肋軟骨を砕きプロテーゼ状にして鼻筋に入れることもできますし、貴族手術というほうれい線を目立たなくする手術に使用することもできるため、鼻だけでなく顔のバランスをトータルで整えたいという方にも向いています。
肋軟骨の採取は、胸下を2cm程度切開し、6・7・8番のいずれかの肋骨から軟骨部分を取り出します。上の方の肋軟骨を採取すると、肺を傷つけてしまう可能性が少なからずあるため、肋骨下部の6・7・8番から採取することが大半です。
肋軟骨は、軟骨の形状を見極めた上で、可能な限り湾曲のない場所から切り出し加工することで、鼻中隔延長術後に曲がるリスクを減らせるよう努めます。
また、肋軟骨を採取する際に生じる傷跡は、2cm〜5cm程度です。経過としては、はじめに赤みや盛り上がったような傷ができ、徐々に平坦化し白い線のような跡になるといった変化をたどる方が多くなります。
術後の痛みは、約1ヶ月です。術後翌日までは、肋軟骨を採取した箇所へ持続的に痛み止めが流れるようにポンプをつけ、痛みがあるときに患者さん自身で操作して痛みを緩和できます。
約1ヶ月間は、咳き込んだりすると痛みがでることがあるため、痛みがひどい方に関しては、コルセットなどで緩めに圧迫して痛みを和らげる方法も有効です。
【肋軟骨採取時の傷を目立ちにくくするために】
肋軟骨を採取する際にできる傷を目立ちにくくするためにできるケアは、次の3つです。
ケア1:手術直後のボトックス
採取の際にできた胸下の傷にボトックス注射をすると、筋肉が引っ張られるのを予防することができるため、傷が安静を保ちやすくなり跡が目立ちにくくなります。
ケア2:医療用テープでの圧迫
抜糸後、医療用テープで圧迫することで、傷の固定をはかり治りをよくする効果が期待できます。
ケア3:日焼け対策
傷が日焼けをすると、色が白く抜けるなどして傷跡が目立ってしまうことがあるため、日焼けには十分注意しましょう。
耳の軟骨しか扱えないクリニックは要注意
鼻中隔延長において、耳介軟骨しか扱えないクリニックには注意が必要です。
なぜなら、耳介軟骨は柔らかくて曲がりやすく、かつ分厚いため、そもそも鼻中隔延長に向かない素材であるためです。
また、耳介軟骨のみで鼻中隔延長を行うと、軟骨の小ささから鼻尖の延長に限界があり、無理に延長することで後々曲がってしまうリスクもあるため、おすすめはできません。
鼻手術は、『鼻だけ』にアプローチすると違和感が出ることもあります。そのため、理想の顔にするためには、十分な自家組織を採取できる肋軟骨の使用が適しているといえます。
鼻中隔延長を受けた後の過ごし方で気をつけることは?
鼻中隔延長は、術後の過ごし方に注意することで、感染のリスクを下げてより良い経過をたどることが可能です。
そこでここでは、『鼻中隔延長を受けた後の過ごし方で気をつけること』を4つ紹介します。
【鼻中隔延長後の過ごし方で気をつけること】
- 術後1週間はシャワーや入浴を控える
- 鼻を強くかまないようにする
- ギプスが取れるまでメガネの着用は避ける
- 術後の飲酒や喫煙は可能な限り避ける
術後の状態をより良くするために、1つ1つしっかりとチェックしておきましょう。
1.術後1週間はシャワーや入浴を控える
鼻中隔延長の手術後1週間は、シャワーや入浴、洗顔を控えましょう。
鼻の粘膜から水道水や蒸気に含まれる菌が侵入し、感染するのを予防するためです。
しかし、1週間もの間、洗髪できないのは辛いという方も多いでしょう。
そのため、髪を洗いたい場合は、美容院で鼻にかからないよう洗髪してもらったり、水を使わないドライシャンプーを使用したりして対応してください。
また、シャワーは抜糸が終われば可能ですが、浴槽への入浴やプール、海は、術後1ヶ月まで我慢してください。
2.鼻を強くかまないようにする
鼻中隔延長の手術後1ヶ月程度は、鼻を強くかまないように気をつけましょう。
傷口が完全にくっつく前に鼻を強くかんでしまうと、負担がかかり治りが悪くなってしまうことがあります。
また、鼻を強くかむことで目の下に空気が漏れ、皮下気腫が発生して頬が腫れてしまうことも。
鼻をかんだり鼻のつまりを取ったりしたい時には、術後2〜3週間後から鼻うがいにて対応し、術後1ヶ月程度は鼻をかまないようにしましょう。
鼻がかめないとなると、鼻をほじってすっきりしたいと考える方もいると思いますが、鼻をほじるのも傷口が開いてしまったり、菌が侵入してしまったりするリスクがあります。鼻をほじるのも、鼻をかむのと同様に術後1ヶ月は控えてください。
3.ギプスが取れるまでメガネの着用は避ける
鼻中隔延長の術後、ギプスが取れるまではメガネの着用を避けましょう。
ギプスは、鼻の形を保ったり、創部を安定させたりするために使用しているため、その上からメガネを着用してしまうと、形が崩れてしまう可能性があります。
ギプスが外れるまでは、メガネ・サングラスの着用を避けてください。
また、ギプスが外れた後も、術後1ヶ月は長時間の着用を控えましょう。
4.術後の飲酒や喫煙は可能な限り避ける
術後は、飲酒・喫煙を避けるよう強く推奨します。
飲酒は血流がよくなり血圧が上がるなどの反応があるため、出血したり感染に弱くなったりするリスクがあります。術後1ヶ月は、飲酒を控えましょう。
また、タバコの煙は鼻の粘膜から吸収されてしまうため、傷跡の治りが悪くなったり血流が悪くなったりする可能性があります。さらに、血流が悪くなることによって鼻先が壊死してしまうリスクも。
禁煙期間は、術前1ヶ月と術後3ヶ月です。
鼻の手術前後は、禁酒期間・禁煙期間を必ず守るようにしましょう。
鼻整形を専門としたクリニックに相談するのがおすすめ
鼻整形を受ける際には、『鼻整形専門』のクリニックに相談することをおすすめします。
『鼻整形』の仕上がりは、どの美容クリニックにするのか、誰に施術を担当してもらうのかによって大きく異なります。
鼻中隔延長には、鼻の機能を損なうことなくきれいに仕上げる高い技術力はもちろん、どの素材を用いるか、またどの施術を複合して選択するべきかなど、さまざまな『鼻整形』を経験してきた豊富な実績が重要です。
また、鼻は顔の中心にあり顔全体の印象を決める大きな要素となるため、鼻が高くなればいいわけではなく、顔全体のトータルバランスの調整も欠かせません。
そのため、鼻中隔延長を検討される場合は、『鼻中隔延長』だけを行ってくれるクリニックではなく、鼻整形を専門として顔全体のバランスを重視しながら施術をしてくれるクリニックを選ぶのがおすすめです。
当院では、累計1,000件以上の鼻整形の実績を誇り、顔全体のバランスに合わせた施術方法の提案に定評のある中井医師をはじめとする『鼻整形のスペシャリスト』が多数在籍しています。
肋軟骨を用いた鼻中隔延長、さらに他院での鼻整形に満足できなかったという方に向けた他院修正まで施術可能です。
極端な鼻中隔の延長や鼻筋の整形ではなく、あくまでも手術後のリスクや不自然さを回避して、患者様の希望を踏まえてお1人お1人の顔に適した施術方法をご提案させていただきます。
鼻中隔延長を検討されている方や、他院の鼻整形の修正を考えている方は、まずは無料カウンセリングまでご相談ください。
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監修医師紹介
中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
略歴
- 2013年 大阪医科大学卒業
- 2013年 大阪医科大学付属病院研修
- 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
- 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
- 2020年 Zetith beauty clinic院長
- 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本美容外科学会(JSAS)
- ・日本形成外科学会
- ・顎顔面外科学会
- ・創傷外科学会
- ・ボトックスビスタ認定医
- ・ジュビダーム認定医
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