COLUMN
美容整形コラム
眼窩脂肪とは?自力で治すのは困難!おすすめの美容施術を解説
若返り・たるみ・クマ治療
「目の下の膨らみが大きくなってきた…。」
「黒クマが目立って疲れた印象に見える」
このようなお悩みを抱えていませんか?
目の下の膨らみや黒クマは、眼窩脂肪の突出や下垂が原因となっていることが多く、自力で治すことは難しい症状のひとつです。
目元は顔の中でも目立つ部分であり、目の下の膨らみや黒クマを改善し、若々しい印象になりたいと考えている方も多いでしょう。
本記事では、眼窩脂肪とは何か、どのような影響を及ぼすのかを詳しく解説したうえで、セルフケアでの改善がなぜ難しいのかをご紹介しています。
さらに、たるみや黒クマを根本から改善できる美容施術についても、それぞれ詳しく解説しています。
目元の悩みを解消し、若々しい印象を取り戻したいとお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修ドクター
目次
眼窩脂肪はどこにある?
眼窩脂肪とは目の上下に存在する脂肪のことで、おもに眼球を保護するクッションの役割を持っています。
上下で複数の脂肪の塊に分かれており、目の上では2つ、目の下では3つに分かれるのが一般的です。ただし、眼窩脂肪の構造には個人差があり、下まぶたの脂肪が2つしかない場合や、さらに細かく分かれているケースもあります。
加齢や生活習慣の影響で眼窩脂肪が突出すると、目の下に膨らみが生じ、たるみや黒クマの原因となることがあります。
眼窩脂肪の影響で見られる症状
眼窩脂肪の突出や膨らみが進行すると、見た目にさまざまな変化が生じます。とくに多くの人が悩む主な症状は、以下の2つです。
- 目の下のたるみや膨らみ
- 黒クマ
それぞれ、どのような特徴があるのか詳しく解説します。
目の下のたるみや膨らみ
目の下のたるみや膨らみは、「目袋」とも呼ばれることがあり、加齢や生活習慣の影響で目立ちやすくなります。
たるみや膨らみの程度によっては、老けた印象や疲れた印象を与えてしまう場合もあり、多くの人が悩みの種となっているようです。
目袋の原因はいくつかありますが、おもな原因は眼窩脂肪の突出です。
もともと眼球を守るクッションの役割を果たしている脂肪ですが、加齢とともに眼球を支える筋肉(眼輪筋)が衰えることで、眼窩脂肪が前に押し出され、膨らみが目立つようになります。その結果、目の下のたるみが強調され、見た目の印象に大きく影響を与えるのです。
また、加齢によって頬の脂肪が減少したり、皮膚の弾力が低下したりすると、皮膚がたるみやすくなります。
眼窩脂肪の突出と皮膚のたるみが組み合わると、目の下のたるみや膨らみがより目立ちやすくなります。
黒クマ
黒クマは、目の下に生じた膨らみによって影ができ、目元が暗く見えてしまっている状態です。影の影響で、実際には肌自体の色が変わっていなくても目元がくすんで見え、老けた印象や寝不足のように見える場合があります。
黒クマは、他の色クマ(青クマ・茶クマ・赤クマ)とは異なり、色素沈着や血行不良ではなく影が原因で黒く見えるのが特徴です。突出した眼窩脂肪や皮膚のたるみにより、目の下に凹みが生じることで影ができ、黒く見えています。
▶他の色クマについては、こちらでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
眼窩脂肪を自力で治すのは不可能?眼窩脂肪の対処法
結論からお伝えすると、眼窩脂肪の突出や下垂による膨らみを自力で治すのは難しいと言えます。なぜ自力で治すのが難しいのか、下記の見出しで詳しく解説していきます。
- セルフケアでの対処法はない
- 眼窩脂肪が気になる場合は美容医療を受ける選択肢も
それぞれ順番に解説していきます。
セルフケアでの対処法はない
目の下のたるみや黒クマを改善する方法として、マッサージやトレーニングが推奨されることもありますが、根本的な解決にはつながりません。とくによく噂されている方法としては、以下のようなものがあります。
- 目の下のマッサージ:血行を促進し、むくみを解消する方法
- 眼輪筋トレーニング:眼輪筋を鍛え、たるみを予防する方法
しかし、目の下の膨らみや黒クマの根本的な原因は眼窩脂肪の突出や皮膚のたるみ、影によるものであり、自力で治すことは難しいと言えます。
加齢による皮膚や筋肉の衰え、眼窩脂肪の突出は、1度生じるとマッサージやトレーニングでは解消できず、大きな改善を得られないのが現実です。
また、目の下は皮膚が薄いため、過度なマッサージは肌へ負担をかけるだけではなく、色素沈着として新たに茶クマを生じさせる原因となります。
眼窩脂肪が気になる場合は美容医療を受ける選択肢も
眼窩脂肪の突出や下垂による、目の下のたるみや膨らみ、黒クマを根本的に改善したい場合は、美容医療を受ける選択肢があります。
実際にどのような美容医療で改善が見込めるのか、次の見出しで詳しく解説していきます。
眼窩脂肪が気になる方におすすめの美容施術を紹介
眼窩脂肪によるお悩みを根本から改善したい場合、脂肪を移動させる「裏ハムラ法・表ハムラ法」、もしくは余分な皮膚や脂肪を移動させる「目の下のたるみ取り」などがあります。
また、患者様の状態によっては、凹み部分に「脂肪注入」を併用して、目の下をフラットに整えることも可能です。
それぞれ、どのようなお悩みに効果が期待できるのか、順番にご紹介していきます。
裏ハムラ法・表ハムラ法
裏ハムラ法・表ハムラ法は、突出した眼窩脂肪をフラットに整える施術です。たるみや膨らみの程度によって施術は異なりますが、目の下の膨らみやたるみ、黒クマを改善する効果が見込めます。
<裏ハムラ法>
軽度のたるみや膨らみがあり、皮膚の余りが少ない方は、「裏ハムラ法」がおすすめです。
裏ハムラ法は、まぶたの裏側にある結膜を15mmほど切開して、膨らみの原因となっている眼窩脂肪を凹み部分に移動させる施術です。術野範囲が狭いため、執刀する医師には高度な技術や豊富な知識が求められるものの、肌の表面に傷が残らないというメリットがあります。
ただし、範囲の広いたるみや皮膚余りがある場合、裏ハムラ法では十分な効果を感じられないケースもあるため、事前のカウンセリングで適応をしっかり判断することが重要です。
<表ハムラ法>
中等度~重度のたるみや膨らみがある場合や、皮膚に余りがある場合、「表ハムラ法」を選択する場合が多いです。
表ハムラ法は、下まぶたの表側を3~5mmほど切開し、眼窩脂肪を露出させた状態で脂肪を移動させる施術です。脂肪を移動させるだけの裏ハムラ法とは異なり、表ハムラ法では余分な皮膚や眼窩脂肪を除去できるため、より大きな変化が期待できます。
どちらの施術も目の下のたるみや膨らみを改善し、黒クマの緩和も期待できますが、大きな違いは「切開する部位(まぶたの裏側 or 表側)」と「余分な皮膚や脂肪の切除を行うかどうか」です。


case01.裏ハムラ法でクマによる凹凸を改善した症例
施術内容 | 裏ハムラ 二重埋没法6点留め 静脈麻酔 |
施術料金 | 裏ハムラ¥550,000 二重埋没法6点留め¥143,000 静脈麻酔¥110,000 |
副作用/リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 |
こちらの症例写真は、「裏ハムラ法」と「二重埋没法」を併用して、目の下にある凹凸を改善した患者様のケースです。
施術前は、眼窩脂肪の膨らみとハの字クマ(ティアトラフ)によって凹凸が目立っている状態でした。とくに横から見ると、凹凸があることで段差が目立っているのがよくわかります。
当院で裏ハムラ法の施術を行った後は、凹凸が改善され、目の下から頬にかけて滑らかなラインに整いました。 同時に、凹み部分にあった黒クマや、血行不良による青クマも目立たなくなっています。
また、凹凸が改善されたことで頬のトップラインが上がり、より若々しい印象になりました。
これは、目の下の靭帯に付着した脂肪をしっかり剥がすことで、皮膚や筋肉の可動域が広がり、頬が本来の位置へと持ち上がったためです。
当院の裏ハムラ法は、単に眼窩脂肪を移動させて凹凸を改善するだけでなく、丁寧な剥離を行うことで皮膚や筋肉の可動域を広げ、目元から頬にかけて滑らかなオージーラインを形成しています。
case02.裏ハムラ法でクマの悩みを改善した症例
施術内容 | 裏ハムラ法 局所麻酔 静脈⿇酔 |
施術料金 | 裏ハムラ法 ¥440,000 局所麻酔 ¥55,000 静脈⿇酔 ¥110,000 |
副作用/リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 |
こちらの症例写真は、「裏ハムラ法」で目の下の膨らみと赤クマを改善した患者様のケースです。
赤クマの主な原因は、眼窩脂肪が突出することで皮膚が圧迫され、血流が滞ることでうっ血している状態、または眼輪筋が浮き出て見えている状態のどちらかです。
こちらの患者様は、突出した眼窩脂肪によって目の下の血流が滞り、赤みが目立つ状態でした。
裏ハムラ法の施術後は、目の下の膨らみが改善され、赤みも落ち着いたことで、明るくなった印象へと変化しています。さらに、頬のトップラインが引き上がり、疲れた印象が抜けて、より若々しい仕上がりになりました。
目の下のたるみ取り(WOM式)
目の下のたるみ取りは、たるみや膨らみの原因となる皮膚や脂肪を除去して、目の下をフラットに整える施術です。とくに皮膚のたるみが強い方や、眼窩脂肪の突出による膨らみが大きい方に適しています。
脂肪を移動させる裏ハムラ法・表ハムラ法とは異なり、余分な皮膚や脂肪を直接取り除き、場合によっては眼輪筋をつり上げるため、より大きな変化を感じやすいのが特徴です。
たるみや膨らみ、黒クマを改善するだけでなく、同時にたるみの進行を抑え、将来的な予防効果も期待できます。


目の下脂肪取り&脂肪注入
眼窩脂肪の状態によっては、目の下脂肪取りと脂肪注入を組み合わせて施術を行う場合もあります。
目の下の脂肪取りは、膨らみの原因となっている眼窩脂肪を取り除く施術です。膨らみをなくすことで、黒クマや赤クマの改善効果が見込めます。
しかし、脂肪を取り除くだけでは、目の下の凹みが強調されるケースもあるため、当院では脂肪注入を併用してフラットなラインに整えていくことも可能です。
脂肪注入の施術では、患者様の太ももから採取した脂肪を加工し、凹みやボリュームの気になる部分に注入していきます。当院ではコンデンスリッチ加工を採用しており、不純物を徹底的に取り除いた高品質な脂肪を使用するため、定着率が高いのも特徴です。
脂肪の注入箇所や注入量は、一人ひとりの状態を見極めながら調整し、最適な仕上がりになるよう施術を行います。


眼窩脂肪が気になる方へ当院が選ばれる理由
当院で眼窩脂肪のたるみや膨らみ、黒クマを改善した患者様からは、喜びの声を多数いただいております。
数ある美容クリニックの中からなぜ当院が選ばれるのか、その理由をご紹介します。
- 目元の施術が得意な名医による施術
- 常駐の麻酔科医による徹底した麻酔管理
- 不安に寄り添った充実したアフターケア
順番にご紹介していきます。
目元の施術が得意な名医による施術
当院には、目の解剖学に精通し、さまざまな症例を手がけてきた経験豊富な名医が在籍しています
目元は皮膚が薄く、筋肉や脂肪、血管が複雑に絡み合う非常に繊細な部位です。そのため、施術には高度な技術と豊富な経験が求められます。とくに、今回ご紹介した施術の中でも裏ハムラ法は術野範囲が狭く、高度な技術を必要とする難易度の高い施術とされています。
当院に在籍する石川医師は、数々の学会で発表経験を持ち、独自に考案した裏ハムラ法「石川法」を確立し、多くの症例を手がけてきた医師です。
石川法は、従来の裏ハムラ法に比べて切開範囲を1.5mmと最小で行っているため、腫れや内出血を最小限に抑えられるというメリットがあります。また、たるみやクマの改善と同時に、涙袋の形成が可能なのも当院の強みです。
最小限の負担で、最大限の効果を感じていただけるよう、一人ひとりの目元の状態に合わせたオーダーメイドの施術を提供してまいります。
常駐の麻酔科医による徹底した麻酔管理
当院では、執刀医が施術に専念できるよう、専属の麻酔科医が麻酔管理を担当しています。麻酔のプロフェッショナルが患者様の全身状態を細かく管理することで、より安全に施術を進めることが可能です。
また、常にモニターで全身状態をチェックしているため、施術中に目覚めてしまうリスクを最小限に抑えられます。当院では、麻酔に不安のある方もリラックスして施術を受けられる環境が整っておりますので、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。
不安に寄り添った充実したアフターケア
当院は常に患者様ファーストを心がけ、施術やダウンタイムに対する不安を少しでも和らげられるよう努めています。
施術後のカウンセリングでは、ダウンタイムの症状や術後の過ごし方を丁寧にご説明し、不安点や疑問点があればその場で解決できるようにしています。カウンセリング中、ご不安な点があれば医師にお申し付けください。
万が一、ご帰宅後に聞き忘れたことやダウンタイムの症状で気になることがある場合、術後専用の公式LINEにてご相談いただけます。
眼窩脂肪を自力で治そうとしている方はまずは当院へご相談を
眼窩脂肪によるたるみや膨らみ、黒クマは自力で治すことは難しいとされています。誤ったセルフケアを続けると、改善が見込めないだけではなく、症状を悪化させる要因となるため注意が必要です。
もし根本からお悩みを改善したい場合、美容施術を検討するのもおすすめします。
当院は、「裏ハムラ法・表ハムラ法」や「目の下のたるみ取り」、「脂肪注入」など、目元の施術にも力を入れているクリニックなので、患者様のお悩みに合わせてご提案が可能です。
たるみや膨らみの程度は患者様によって異なるため、当院では丁寧なカウンセリングを行い、ご希望に添った施術プランをご提案しております。仕上がりのイメージやダウンタイムについてもしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで施術を進めてまいります。
まずはカウンセリングにて、お気軽にご相談ください。

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監修医師紹介
石川 昂央 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 / 形成外科専門医 )
専門分野:若返り治療 / 目元形成 / 鼻形成
専門分野:若返り治療 / 目元形成 / 鼻形成
監修医師紹介ページはこちら
略歴
- 2012年 千葉大学医学部卒業
- 2014年 東京女子医科大学形成外科学入局
- 2015年 国立病院機構災害医療センター勤務
- 2016年 川口市立医療センター勤務
- 2017年 社会医療法人かりゆし会ハートライフ病院勤務
- 2018年 東京女子医科大学東医療センター助教・外来医長
- 2018年 大手美容外科勤務
- 2022年 湘南美容クリニック勤務
- 2023年 湘南美容クリニック赤坂見附院院長
- 2025年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本形成外科認定専門医
- ・日本美容外科学会正会員(JSAPS)
- ・日本美容外科学会正会員(JSAS)
- ・日本創傷外科学会正会員
- ・日本マイクロサージャリー学会正会員
- ・日本レーザー医学会正会員
- ・日本フットケア・足病医学会正会員
- ・日本足外科学会正会員
- ・アラガンボトックス認定医
- ・ジュビタームビスタ認定医
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