COLUMN
美容整形コラム
他院抜糸とは?リスクや注意点、術後に気をつけることも医師が解説
他院修正・他院抜糸
美容整形を受けた後、切開を伴う施術であれば基本的に抜糸が必要となります。
しかし、「抜糸のためだけに通うのが難しい」「術後の対応に不安がある」と感じ、施術を受けたクリニックで抜糸を行うことが難しい方も少なくありません。そのような方から選ばれるのが、“他院抜糸”という選択肢です。
本記事では、他院抜糸が必要になるケースや注意点、術後に気をつけたいポイントについて、わかりやすく解説しています。「他院で手術を受けたけれど、抜糸はどこにお願いすればいいの?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修ドクター
目次
他院抜糸とは

他院抜糸とは、手術や施術を受けた医療機関以外で、縫合糸や埋没糸を取り除く処置のことを指します。美容医療の分野では、切開を伴う施術(二重整形・鼻整形・脂肪吸引・切開リフト・骨切りなど)のほか、二重埋没法のやり直しなどで糸を除去する場合もあります。(※埋没糸の除去は別途料金)
本来は施術を行ったクリニックで、術後一定の期間が経過してから抜糸を行うケースが一般的です。
しかし、さまざまな理由で「施術を受けたクリニックに再度通うことが難しい」「術後の対応に不安がある」などの理由から、他院で抜糸を希望される方も増えています。
他院抜糸が必要になる例

他院抜糸が必要となるケースは、主に以下のような例です。
- 施術を受けたクリニックが遠方で頻繁に行くことが困難
- 術後の対応に不安を感じた
- 縫合部位が目立つのが気になる
- 赤みや痛みが続く
- 仕上がりに満足できず修正の相談も希望している
施術を受けたクリニックが遠方で頻繁に行くことが困難
施術を受けたクリニックが海外にある場合や、自宅(例:東京)から遠方(例:福岡)のクリニックで手術をした場合は、抜糸のために再び通院すること自体が負担となります。
とくに、飛行機や新幹線を利用しなければならない距離になると、交通費や時間の負担が大きく、わざわざ抜糸のためだけに行くのが難しいという声も少なくありません。
そのため、国内の遠方地域や、韓国をはじめとする海外のクリニックで施術を受けた方が、帰省や一時帰国のタイミングに合わせて抜糸を希望されるケースも増えています。
術後の対応に不安を感じた
施術内容や縫合の方法、糸の種類などを正確に把握しているのは、その手術を担当した医師となるため、原則として抜糸は施術を受けたクリニックで行うのが望ましいとされています。
とはいえ、「腫れや赤みが続いているのに十分な説明がない」「対応が不十分だった」といった対応があると、今後の処置も同じクリニックに任せてよいのか不安になる方も多いです。
そのようなときは、状態をしっかり確認したうえで対応してくれる、他院抜糸の実績があるクリニックへ相談することも選択肢のひとつです。
縫合部位が目立つのが気になる
抜糸をする前の段階で、縫合部位の盛り上がりや凹凸、糸の透けが気になるというご相談も少なくありません。仕上がりに不安を感じ、他院への相談や抜糸を検討される方もいらっしゃいます。
本来、縫合部の違和感や軽度の赤みは、時間の経過とともに落ち着くケースが多いものの、縫合の強さや体質によっては、傷跡が硬くなったり、ラインが目立って見える場合もあります。
赤みや痛みが続く
美容施術においては、組織の回復期間となる「ダウンタイム」があります。一般的には術後1週間程度で落ち着くことが多いものの、術後しばらく経っても赤みが引かない、触れると痛みが強いといった場合には、感染や炎症を起こしている可能性も否めません。
このような場合、糸が刺激や炎症の原因になっているケースもあるため、医師による状態の確認を推奨します。
仕上がりに満足できず修正の相談も希望している
術後直後の段階で、想像していたデザインとは異なる仕上がりになり、仕上がりに満足できなかった場合、修正を前提に他院抜糸と併せて医師の診察を希望するケースもあります。
とくに、埋没法による二重幅の左右差やラインの乱れ、鼻整形後の形の違和感などは、修正を検討されるきっかけになりやすい要因のひとつです。
当院での他院抜糸の流れ

WOM CLINIC GINZAでは、主に以下の流れで他院抜糸を行っています。
ご予約から前日までの流れ
自動予約システムからご予約が可能です。
LINEでは、お友達追加後に簡単WEB予約からご予約いただけます。「その他の予約」から他院抜糸にお進みいただき、ご希望の日にちをご選択いただくだけで、簡単に予約が完了いたします。
ご希望のお日にちが空いていない場合でも、ご案内できる可能性がございますので、お電話または公式LINEからお問い合わせください。
ご来院の際は、施術を受けられた院にて発行された診療情報提供書(施術箇所や縫合本数が明記されたもの)を必ずご持参ください。
抜糸当日の処置内容
他院抜糸では、基本的に看護師による抜糸処置となります。
赤みや腫れの有無など施術部位の状態を丁寧に確認し、糸を一本ずつ丁寧に取り除きます。抜糸が完了した後は、消毒や軟膏塗布などのアフターケアを行い、今後の経過やご自宅でのケア方法についてもご説明いたしますので、ご不明点があればお気軽にご相談ください。
また、傷の状態や痛みの程度によっては、看護師による抜糸に加えて医師の診察が必要となる場合もあります。
医師の診察も可能
医師の診察は、患者様が希望された場合に可能です。(別途費用発生+医師の指名不可)
具体的には、以下のようなケースが想定されます。
- 傷口の赤みや腫れ、痛みが強い
- 化膿や出血など炎症が疑われる
- 抜糸後の仕上がりに不安があり修正も検討している
当日の混雑状況によりお待ちいただく可能性はございますので、ご予約の際またはご来院前にご希望の旨をご連絡ください。また、医師の指名は承っておらず、診察料として¥5,500(税込)を頂戴しております。
他院抜糸のリスクと注意点

他院抜糸においては、以下のようなリスクが想定されます。
他院での術式や縫合本数が不明なため取り残しのリスクがある
他院で施術を受けた場合、縫合方法や使用した糸の種類、縫合本数などの情報がわからないまま抜糸を行うと、糸の取り残しが起こるリスクがあります。
とくに美容施術では、表面だけでなく内部にも糸を使用しているケースがあり、情報がないまま無理に抜糸を行うと、傷口を広げたり炎症を悪化させてしまう可能性も少なくありません。
そのため、当院で他院抜糸を希望される際は、施術を受けたクリニックで発行された「診療情報提供書」のご持参をお願いしております。診療情報提供書をご持参いただけない場合、縫合糸の取り残しや完全な除去が難しくなる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
傷の状態によっては抜糸の対応ができない場合がある
感染症状や強い腫れ、創部の癒着などが見られる場合、そのまま抜糸を行うと傷の悪化や炎症の拡大を招くおそれがあります。
このようなケースでは、無理に抜糸を進めず、抗生剤の投与や腫れの軽減などの処置を行い、状態が落ち着いてから改めて抜糸を実施することがあります。
自己判断で抜糸時期をずらすのはNG
抜糸のタイミングを自己判断で早めたり遅らせたりすると、傷の治りや仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。
抜糸が早すぎる場合、まだ傷が十分に癒着していないため、傷口が開く創離開のリスクがあります。逆に遅すぎる場合は、糸が皮膚に食い込み、瘢痕(傷跡)の悪化や色素沈着の原因になり兼ねません。
スケジュールの都合により時期の調整が必要な場合は、必ず医師へ相談して判断を仰ぐようにしましょう。
他院抜糸後に気をつけること

他院抜糸を行った後も、傷口はまだ完全に治癒していない状態です。激しい運動や過度な飲酒など、腫れや内出血を助長する過ごし方をすると、痛みや腫れの悪化だけでなく、治りが遅れる原因になることがあります。
術後は、以下の点に気をつけてお過ごしください。
●創部に化粧水やメイク用品などをつけない
化粧品やスキンケア成分が刺激となり、赤みや炎症を引き起こす可能性があります。
●入浴・洗顔は指示された時期から再開する
当日から可能な場合もありますが、施術内容によって異なります。再開時期は医師の指示に従ってください。
●喫煙・飲酒・激しい運動は1週間程度控える
血行が良くなりすぎることで腫れや出血を助長し、傷の治りを遅らせることがあります。
●創部を強くこすったり触れたりしない
抜糸後の皮膚は非常にデリケートです。悪化を避けるためにも摩擦や刺激を避け、清潔を保ちましょう。
●紫外線対策をしっかり行う
抜糸後の皮膚は紫外線に敏感な状態です。日焼け止めや帽子で保護し、色素沈着を防ぎましょう。
●自己判断で処方薬をやめない
抗生剤や軟膏は、症状が落ち着いても医師の指示があるまで使用を続けてください。
その他、気になる点や不安がある場合は、自己判断せず医師へご相談ください。
他院抜糸だけではなく他院修正も検討している方へ|当院の「他院修正外来」とは

WOM CLINIC GINZAでは、他院修正や後遺症治療を専門的に行う「他院修正外来」を設けています。
「腫れや炎症が続いている」といったお悩みをお持ちの方だけでなく、「修正を引き受けてくれる医師が見つからない」とお困りの、いわゆる“修正難民”の方からのご相談もお受けしています。
修正手術・後遺症治療を専門とする医師が在籍

当院では、修正手術および後遺症治療を専門とする「朝日 林太郎」医師が診療を担当しています。
朝日医師は、「日本創傷外科学会」の専門医として、傷の治療や再生に関する高い知識と技術を持つ実力派の医師です。傷跡や変形の修正、異物除去、アクアフィリング除去などの症例を数多く手がけており、これまで難易度の高い症例にも対応してきた実績があります。
美容医療の修正手術や後遺症治療に関する学会登壇や論文発表の経験が豊富
朝日医師は、修正手術や後遺症治療をテーマに、これまで多数の学会で登壇・発表を行ってきました。実際の症例や独自の手法をもとにした発表も多く、近年注目されているSNSと美容医療の関係についても言及しています。
他院で断られた症例も積極的に対応
WOM CLINIC GINZAでは、他院で修正を断られた方や、相談先が見つからずお悩みの方のご相談も積極的に受け付けています。まずは現在の状態を丁寧に診察し、症状の原因やトラブルの背景を正確に見極めたうえで、最適な治療方法をご提案いたします。
「どこに相談すればいいかわからない」「他院で断られて不安」という方も、まずは一度ご相談ください。
当院の他院修正症例を紹介

実際に、他院での施術後に仕上がりに不安を感じられた患者様に対して、当院で行った修正症例をご紹介します。
case01.鼻整形の他院修正症例〈中井医師 執刀〉

| 施術内容 | 自家組織隆鼻術 鼻尖形成 耳介軟骨移植 ストラット法 修正料金 静脈麻酔 |
| 施術料金 | 自家組織隆鼻術 ¥440,000 鼻尖形成 ¥330,000 耳介軟骨移植 ¥220,000 ストラット法 ¥165,000 修正料金 状態による 静脈麻酔 ¥110,000 |
| 副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 ※ダウンタイム(ギプス装着)2週間 |
こちらは、鼻整形後に鼻の曲がり・左右差・吊り上がりが見られた患者様の症例です。
手術前に一度当院へもご相談にいらしていましたが、最終的に価格の安さを理由に他院で手術を受けた結果、仕上がりに不満が残ったとのことでした。改めて当院へご相談いただき、修正施術を決意されました。
全体的に鼻に左右差が見られ、鼻孔の形状も歪んでしまっている状態です。土台部分となる鼻柱から丁寧に補強し、耳介軟骨を挿入することで鼻の形状を整え直しています。
術後は左右差がほとんど見られない三角形の形状に整い、バランスの取れた仕上がりへと改善しています。
case02.二重手術の他院修正の症例〈髙田医師 執刀〉

| 施術内容 | 二重全切開 挙筋前転法 上瞼のたるみ取り 静脈麻酔 |
| 施術料金 | 二重全切開 ¥330,000 挙筋前転法 ¥165,000 上瞼のたるみ取り ¥220,000 静脈麻酔 ¥110,000 |
| 副作用・リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡ください。 |
こちらは、全切開で二重整形を受けたものの、思ったような変化を得られなかった患者の症例です。
皮膚の下垂によってまつ毛の生え際が埋もれており、いわゆる“ハム目”のような状態になっていました。目元の重さで眠たそうな印象を与えてしまっていたため、余分な皮膚を丁寧に除去し、同時にたるみ取りを行っています。
自然な二重ラインを再構築し、ゆるんだ印象のない、すっきりとした目元へと改善しています。
他院抜糸についてよくある質問Q&A
他院抜糸において、当院でも寄せられることの多いご質問に回答いたします。
抜糸は痛いですか?
基本的に抜糸は短時間で終わり、強い痛みを感じることはほとんどありません。痛みの感じ方には個人差があるものの、「想像していたより痛くなかった」といったお声をいただくこともございます。
ただし、腫れや炎症がある場合には軽い違和感やチクッとした刺激を感じることはあります。痛みが心配な方には、局所麻酔などでできるだけ負担を軽減することも可能ですので、お気軽にお申しつけください。
他院の資料がない場合でも可能ですか?
前回の施術情報がなくても他院抜糸は可能ですが、「診療情報提供書」をご持参いただくことで、より正確に抜糸を行えます。資料がない場合、糸の取り残しや完全除去が難しくなる可能性がありますので、できる限りご持参をお願いしております。
※ご持参がない場合、まれに抜糸の取り残しが生じる可能性がございます。万が一取り残しが生じた際の対応については、当院では責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
また、取り残しが確認された場合には、通常料金が発生することがございます。
抜糸だけの来院でも大丈夫ですか?
はい、抜糸のみのご来院も可能です。
カウンセリングや他の施術を受けず、抜糸だけを目的としたご予約にも対応しています。
他院抜糸を検討している方は当院へご相談を

他院抜糸とは、手術を受けたクリニックで抜糸が受けられない方や、術後の対応に不安を感じている方が利用されるケースが多い施術です。
施術を受けたクリニックが遠方にある場合や、海外での手術、スケジュールの都合など、さまざまな事情から同じクリニックに通うことが難しい方もいらっしゃいます。
そのような方にも安心してご来院いただけるよう、WOM CLINIC GINZAでは他院抜糸に加え、理想の仕上がりを目指す修正外来も設けています。抜糸後の状態を丁寧に確認し、必要に応じて修正手術や後遺症治療のご相談も行うことが可能です。
「まずは抜糸だけお願いしたい」「術後の経過を見てほしい」といったご相談も承っております。他院での施術後に不安を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
参考文献
1.創傷治癒に影響を与える要因
Guo S, Dipietro LA.Factors affecting wound healing.Journal of Dental Research. 2010.
監修医師紹介ページはこちら
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監修医師紹介
朝日 林太郎 医師 ( WOM CLINIC GINZA 非常勤医師 / 形成外科専門医 )
専門分野:他院修正 / 後遺症外来 / 若返り治療
専門分野:他院修正 / 後遺症外来 / 若返り治療
監修医師紹介ページはこちら
略歴
- 2009年 三重大学医学部卒業
- 2011年 日本医科大学形成外科入局
- 2020年 自治医科大学大学院修了
-
2020年 日本医科大学
顔と心と体の美容医学講座(社会連携講座)講師 -
2020年 自治医科大学形成外科
非常勤講師 兼任 -
2024年 日本医科大学形成外科
非常勤講師 兼任 -
2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
非常勤医師として勤務
保有資格
- ・日本医科大学形成外科 非常勤講師
- ・自治医科大学形成外科 非常勤講師
- ・日本形成外科認定専門医
- ・日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
- ・日本熱傷学会 専門医
- ・日本創傷外科学会 専門医
- ・医学博士
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