COLUMN
美容整形コラム
鼻の穴が見える方必見!原因や美容整形の方法を解説
鼻尖形成鼻整形顔の中心に位置する「鼻」。
美しさの明暗を分ける重要なパーツですよね。
鼻筋や小鼻の広がりは、メリハリを効かせたメイクである程度高くシャープに見せられるかもしれません。
しかし「鼻の穴が見える」というお悩みを、自力で解決するのは至難の業ではないでしょうか?
もちろん、鼻の穴が気にならないよう他のパーツに目線を持っていくようなメイクの工夫や、コンシーラーなどで陰影を調整することはできますが、根本的に鼻の穴にアプローチすることはできませんよね。
この記事では、鼻の穴が気になる方向けに、「鼻の穴が見える」と感じる原因や、美容整形の方法を解説します。
どうしても自力でなんとかしたい!という方にも、考えられる原因への対処法をご提案しております。鼻の穴が気になる方必見!の内容になっていますので、ぜひご参考になさってくださいね。
この記事の監修ドクター
目次
当院の鼻中隔延長の症例写真
「鼻の穴が見える」という悩みに対して、美容に詳しい方が一番最初に思い浮かべるのは、「鼻中隔延長」の施術かもしれません。
鼻中隔延長とは、鼻の穴を左右に分けている壁(鼻中隔)に耳介軟骨や肋軟骨などを移植して、鼻の長さを延長する施術です。
鼻先を高くしたり、鼻先の向きを下向きに整えることで、「豚鼻」や、鼻が上を向いている「アップノーズ」の改善が期待できます。
鼻が上向きの状態だと正面から鼻の穴が見えやすくなりますが、鼻中隔延長では鼻先を長くしたり、下向きにしたりすることで、短い鼻を長くしながら鼻の穴が見えないように調整できるのが特徴です。
【症例写真】鼻先の長さと高さを出す
施術内容 | 鼻尖形成 耳介軟骨移植 貴族手術 鼻中隔延長 肋軟骨移植 自家組織隆鼻術 全身麻酔 |
施術料金 | 鼻尖形成¥330,000 耳介軟骨移植¥220,000 貴族手術¥330,000 鼻中隔延長¥440,000 肋軟骨移植¥440,000 自家組織隆鼻術¥330,000~ 全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
こちらは当院で、全て自家組織にこだわって鼻整形をおこなった患者さまの症例です。
鼻が短い、正面から見て鼻の穴を見えづらくしたい、全体的な高さが欲しいといったご希望でした。
もともとのお鼻が短い方は、土台になる鼻中隔軟骨が小さいケースが多いです。こちらの患者さまの場合も、土台も延長する必要がありました。
鼻先だけを鼻中隔延長で長く伸ばすと、鼻孔縁(鼻の穴のふち)がついていかず、鼻の穴がさらに吊り上がって見えるリスクがありました。それを防ぐため、「鼻孔縁下降」をおこない、緩やかな鼻孔(鼻の穴)のカーブを作るとともに鼻の穴を見えにくく調整しました。
仕上がりでは、全体的に鼻が長くなり、同時に猫貴族手術により中顔面の陥没も改善しています。正面も横顔も劇的な変化ですが、元々の患者さまが持つフレッシュで愛らしい印象は残しつつ、洗練されたお顔に生まれ変わりました。
【症例写真】横顔から見たバランスも美しく整える
施術内容 | 鼻尖形成 耳介軟骨移植 貴族手術 鼻中隔延長 肋軟骨移植 自家組織隆鼻術 全身麻酔 |
施術料金 | 鼻尖形成¥330,000 耳介軟骨移植¥220,000 貴族手術¥330,000 鼻中隔延長¥440,000 肋軟骨移植¥440,000 自家組織隆鼻術¥330,000~ 全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
当院で鼻中隔延長を含めたいくつかの施術を組み合わせた患者さまです。鼻が短いのと、鼻の穴が見えやすいことが気になったため、手術を希望されました。
適切な鼻の長さを考える際には、長くしすぎると面長な印象を強めてしまうと言われています。こちらの症例では、鼻の穴の見え方に注意しながら、面長になりすぎないよう絶妙なバランスでデザインをおこないました。自然な仕上がりをご希望でしたが、ナチュラルかつしっかりと変化を感じられるのは鼻中隔延長の強みとも言えます。
猫貴族手術なども組み合わせ、中顔面のわずかな陥没も改善したことが功を奏し、まるで彫刻や絵画の世界から現れ出たかのような、美しい横顔に生まれ変わりました。
※治療に使用する医薬品・医療機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照・ご一読ください。
(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器は2024年9月現在ありません。
※諸外国における安全性にかかわる情報として現在重大なリスクは報告されていませんが、理論的なリスクは否定できません。
人によって違う鼻の穴が見える5つの原因
「鼻の穴が見える」ということでお悩みの方は少なくありませんが、その原因は人それぞれです。実は、鼻の穴が見える原因は一つではないんですよ。
ご自身の悩みの原因はどこにあるのか?改善するための方法も合わせてチェックしてみましょう。
①鼻先が短い
鼻先(鼻尖)が短いと、鼻の穴は見えやすくなります。これは、小鼻(鼻翼)と比べて鼻先が短いと小鼻との間に差が生まれ、その分鼻の穴が正面を向いてしまうからです。
鼻先が短い状態は、鼻尖にある大鼻翼軟骨を後ろと上から支えている鼻中隔軟骨が小さく、大鼻翼軟骨の位置が上方や後方にずれているために起こります。つまり、鼻中隔軟骨が発達していないために、鼻が短くなるのです。
鼻先を長くする、鼻中隔延長などの美容整形の施術が効果を感じやすいと考えられます。鼻中隔延長は、小さい鼻中隔軟骨に他の軟骨を移植するなどして長さを出すため、鼻先が短く、鼻の穴が正面から見える「豚鼻」の状態を改善するのに役立ちます。
②鼻先が上にむいている
鼻の一番高い部分が、鼻先(鼻尖)が上を向いている状態は、いわゆる「豚鼻」と呼ばれます。
鼻先が下がっていれば、鼻の穴が正面ではなく下に向くので豚のように見えることはないのですが、上を向いてしまうと鼻の穴が正面を向いて、丸見えの状態になってしまいます。
最近では「アップノーズ」と呼ばれ、適度に上向きの鼻はフレッシュな印象で可愛らしいため、あえてアップノーズを望まれる方もいらっしゃいますが、人によっては上向きがどうしても気になるケースもあります。
鼻先を下げるには、耳介軟骨移植や鼻中隔延長などの美容整形の施術が効果的といわれています。
③小鼻が大きい
小鼻が大きかったり横幅が広かったりする方は、もともと構造的に鼻の穴が大きいという可能性があります。
そのような場合には、小鼻縮小などの美容整形の施術も効果的かもしれません。
小鼻縮小ではケースによりますが切開を行なって縫い合わせる等で鼻の穴自体を直接的に小さくするため、鼻の穴の見える範囲が小さくなることが期待できます。
④鼻翼がめくれ上がっている
小鼻(鼻翼)がめくれ上がっている、つまり鼻の穴の描くカーブの角度が強い場合には、鼻の穴が見えやすくなります。
鼻翼の横側がめくれ上がっている場合には横顔が、前側がめくれ上がっている場合には正面から鼻の穴が見えやすくなります。
この場合、小鼻や鼻の穴を一部切開して縫い合わせる、小鼻縮小などの美容整形が効果的な場合があります。
⑤笑ったときに鼻が膨らみやすい
表情によって鼻穴が膨らみやすい方も、鼻の穴が気になるという場合があります。
特定の表情をした時に小鼻が横に大きく広がったり、怒った時やワクワクした時など、興奮した時の表情のクセなどによるものが多いでしょう。
ダイナミックに変化する表情は、明るい印象をもたらしとても素敵なものですが、自分でどうしても気になるという場合には、表情の動き方に気を遣うと鼻の穴の膨らみを多少おさえることができるでしょう。
しかし、鼻の膨らみを過剰に気にしすぎて自然な笑顔をなくしてしまった、なんてことにはならないよう気をつけてくださいね。
鼻の形や表情筋の動き方は個人差がありますが、表情の動きと鼻は多少連動するものです。しかし、あまりにも表情変化の影響が大きい場合には、「鼻孔開大筋」という表情筋に着目してみましょう。
鼻孔開大筋の力が強いと、鼻の穴が大きく広がりやすくなると言われています。
鼻孔開大筋にピンポイントでボトックス注射を打つと美容整形施術を行うことで、鼻の穴を引っぱる力を弱められる場合もあります。
自力で治せる?鼻の穴が見えやすくなる原因と対策
生まれ持った鼻の形状だけではなく、鼻の穴が見えやすくなる原因はいくつかあります。
「もともとはそれほどではなかったけれど、以前よりも鼻の穴が気になるようになった」という方は、当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
原因によっては多少自力で改善・予防できる余地もあるため、美容整形を考えていないけれどまずは習慣を見直して自力でコツコツ努力したいという方や、美容整形と組み合わせてより改善したいという場合にもおすすめです。
加齢による皮膚の変化
鼻は年齢を重ねることで肥大化する傾向があると言われています。これには肌のたるみや、骨密度の変化による皮膚への影響などが関係しています。
年齢を重ねると、皮膚が弾力を失い、だんだんと重力に耐えきれなくなり下に垂れ下がってたるみが生じます。これにより、鼻の皮膚が下に下がり、鼻の穴が目立ちやすくなることがあります。
また、加齢による骨密度の低下は、骨の萎縮を招きます。骨が萎縮すると、それに合わせて筋肉や皮膚が移動していく場合があるのです。頭蓋骨も同じで、骨が小さくなるのに合わせて筋肉や皮膚も移動するため、顔立ちに変化が生じ、角度や場所によっては鼻が横に引っ張られ、鼻の穴が目立つケースもあります。
若い頃と顔立ちが変わってしまうことは当たり前のことですが、こうして皮膚や骨の変化によって、鼻の形や鼻の穴の見え方が影響を受けることがあるのです。
対策としては、皮膚のたるみ対策や、顔面の筋肉を鍛えることなどが考えられます。美容整形の施術では、たるみ対策に効果的な糸リフトが効果的な場合があるでしょう。
鼻の軟骨の変化
「歳を取ると軟骨が減る」というのはよく耳にするかもしれませんが、鼻の軟骨も加齢によって変形していくことがあります。
一方で軟骨は年齢を重ねても成長するという性質も持っているといわれています。人によっては鼻尖や鼻翼の軟骨が成長し、鼻が全体的に大きくなるパターンなどもあります。
このような軟骨の増減や変形は、鼻の形に影響を与え、場合によっては鼻の穴がもともとより大きく見えてしまうのです。
加齢は避けられないことなのでセルフケアでの対策は難しい部分ですが、気になる箇所にアプローチする鼻整形の組み合わせで対応できる場合があります。
皮膚の薄さ
鼻の皮膚が元々薄いと、時間とともに皮膚がさらに薄くなり、鼻の穴が目立ちやすくなることがあります。
想像が難しいかもしれませんが、たとえば小鼻の皮膚の厚さが分厚い方と薄い方がいた場合には、同じ小鼻の大きさであれば皮膚が薄い方の方が鼻の穴が大きく見えますよね。
加齢によって皮下脂肪などが減り皮膚が薄くなることで、以前よりも鼻の穴が目立つようになる場合があるのです。
自力での対処としてはスキンケアなどが考えられますが、根本的な対策としては、ご自身の軟骨を鼻の穴に移植する鼻孔縁下降術などで、自然なカーブの鼻の穴に調整する美容整形があります。
頻繁に鼻をこする癖
日常的に鼻を触る癖がある方は注意が必要です。
例えば、鼻の穴に指を入れたりティッシュを詰めたりを繰り返しおこなっている方は、鼻の形や鼻の穴のサイズが変化するなど、見た目が変化してしまう原因になり得るため、控えるようにしましょう。
また鼻詰まりを放置していると鼻の穴の形が変わってしまうことがあるため、注意が必要です。アレルギーや慢性的な鼻炎によって鼻の内部が炎症を起こすと、鼻の形状や見た目に影響するケースがあります。
このような習慣や癖に心当たりがある方で、鼻の穴が見えてしまうのが気になる場合には、まずは自分の習慣や癖を見直すようにしましょう。寝ている時なども無意識にやっている場合がありますが、最初は起きている間に意識して生活することが大切です。また、鼻炎やアレルギーは適切な治療を受けることも検討しましょう。
大幅な体重の変化
例えば、急激に太ったために顔に脂肪がつき、鼻が強調されることがあり得ます。反対に、急激に痩せてしまったために、顔の大きさが小さくなり相対的に鼻が大きく見え鼻の穴が目立つケースも考えられます。
一般的に小鼻の大きさ自体は太っても痩せてもそれほど大きく変わらないと言われていますが、体重の増減が顔全体の脂肪分布に影響を与え、鼻の穴が目立つ原因となる場合があるのです。
このように、体重の変化によって鼻の穴が見えやすくなる可能性について知っておくことは大切です。体型が戻れば元に戻る場合もありますが、そのまま維持されてしまう可能性も考えられます。マッサージや顔の体操など、浮腫みを残さないような工夫も考えてみましょう。
鼻の穴を見えにくくする美容整形の種類
鼻の穴が気になる原因についてはここまで解説してきた通りですが、やはり知りたいのは「どうすれば目立たなくなるか」という解決策の部分ですよね。
人間の鼻の成長は15歳頃まで続くと言われており、顔のパーツの中でも比較的完成するのが遅い部位です。しかし、逆に言えばそれ以降は加齢に伴うもの以外は大きく変化することがないとも言え、セルフケアだけではお悩みの解決が難しい場合も。
そんな時には、近年急速にバリエーションを増やしてさまざまな悩みに対応できる鼻整形の施術も検討してみてはいかがでしょうか?
鼻中隔延長
鼻中隔延長は、鼻の穴を左右に分けている壁(鼻中隔)を、耳介軟骨や肋軟骨などを移植して長さを延長する施術です。
鼻中隔延長によって、鼻を高くしたり、鼻先の向きを下向きに整えることが可能です。「豚鼻」や、鼻が上を向いている「アップノーズ」の改善が期待でき、ナチュラルなのに変化を感じやすいということで近年特に人気の施術です。
鼻中隔延長のダウンタイムと料金相場
ダウンタイム | 料金相場 |
7日前後(ギプス固定6〜7日) | 50万〜70万円程度 (追加で軟骨移植と麻酔の料金が20万円+20万円程度) |
鼻中隔延長のダウンタイムは7日前後と言われています。鼻整形全般に言えることですが、決められた期間はギプス固定を適切におこなうことで美しい仕上がりになります。ギプス固定の期間はありますが、大きめのマスクを着用していれば隠せるものもあるため、お仕事の復帰は翌日からでも可能です。
ただし、飲食の際などはマスクを外す必要がありますので、そのような条件もあらかじめ考えて仕事復帰について検討しましょう。
一般的に鼻中隔延長の料金相場は、50万〜70万円程度と言われています。鼻中隔延長には挿入物が必要になるため、追加で使用する軟骨の料金と、麻酔の料金がかかることが多いでしょう。
例えば、鼻中隔延長で耳介軟骨を使用する際には、鼻中隔延長で50万円で、耳介軟骨移植で20万円、全身麻酔代で20万円だとすると、合計が90万円になります。
鼻中隔延長についてもっと知りたい方は、こちらもチェック
鼻尖形成
鼻尖形成(びせんけいせい)は、鼻先(鼻尖)の軟骨である鼻翼軟骨の形状や大きさ、高さなどを調整する施術です。
ご希望の仕上がりや患者さまの状態に応じて、軟骨を採取し鼻先へ移植する「鼻尖部軟骨移植」や、小鼻を小さくする「小鼻縮小」を組み合わせる場合もあります。
低くて丸い鼻先を鼻尖形成で整えることで、低い鼻先をシャープに高くしたり、丸い鼻先を長くして鼻の穴の見え方の調整が可能です。
鼻尖形成のダウンタイムと料金相場
ダウンタイム | 料金相場 |
1〜2週間前後(ギプス固定1〜2週間) | 20〜60万円程度 |
鼻尖形成でもダウンタイム中ギプス固定をおこないます。
こちらも大きめのマスクでギプスを隠してお仕事復帰される方もいらっしゃいます。
一般的な料金相場は20〜60万円と言われていますが、移植に使用する素材や施術の術式などによっても異なってくるため、個別に確認しましょう。
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小鼻縮小
小鼻縮小は、小鼻や鼻の穴にある皮膚を切り取り縫合することで、小鼻全体のバランスを改善する施術です。
「小鼻が横に広がっている」「左右非対称」「鼻の穴が大きい」といったお悩みに向いています。
小鼻短縮の術式は主に3種類で、中でも『切開をする術式』と『切開をしない術式』に分かれます。
切開をする術式には、鼻の穴の内側を切開する内側法と、小鼻のフチにあるシワに沿って切開する外側法があります。
内側法の傷跡は外から見えませんが、外側法は傷跡が見える可能性もあります。ただしシワに沿って切開するため、施術後の傷跡が大きく目立つことは少ないです。
切開をしない術式は、ケーブル法と呼ばれ、細い針で医療用の糸を鼻翼(小鼻)の付け根に通し、小鼻を寄せ合わせて糸を結ぶ方法です。
小鼻縮小のダウンタイムと料金相場
ダウンタイム | 料金相場 |
切らない小鼻縮小 2〜3日程度 内側法(切開) 2〜7日程度 外側法(切開)2〜7日程度 |
10〜60万円程度 |
切開をしない術式ではダウンタイムが2-3日程度と短く済みます。
一方、切開をする内側法・外側法では、ダウンタイムは数日長くはなりますが、半永久的に効果が続きます。
小鼻縮小のダウンタイムについてもっと知りたい方はこちらもチェック
鼻整形にはどんな違いがあるの?
鼻整形にも色々な種類があることはご紹介しましたが、より専門的なお話をすると、術式や使用する素材にも違いがあります。
これらの部分は基本的には医師との相談の上で決めていくものですが、実際のカウンセリングで戸惑うことを減らせるよう、あらかじめ知っておくと良いでしょう。
施術方法の違い
鼻の整形にはいくつかアプローチの方法がありますが、その中でもクローズ法とオープン法は代表的な方法です。
簡単に言うと、この二つの違いは手術の際の切開箇所、つまり傷跡の残る場所と言えます。
クローズ法は、鼻の穴の内側から切開する方法です。
最大のメリットは傷跡が鼻の穴の中にできるので、ダウンタイム中でも目立たないことでしょう。一方で、鼻の中からの手術のため術野(手術中の視野、見える範囲)が狭く、できる手術操作が限られるため、細かい調整が効きにくい側面がある、のがデメリットです。
オープン法は、鼻の表面からメスを入れて切開する方法です。
外側から術野を展開するため、しっかりと軟骨や脂肪等の皮下組織を確認しながら細かいデザインの調整が可能で、より精度の高い施術ができるのがメリットです。
デメリットとしては、切開部分に傷跡が残ることですが、鼻のフチのシワから切開するなど、傷の目立ちにくい場所を選択するのが一般的です。
実は、メスを入れる角度や縫合の仕方ひとつで傷跡の残り方に違いが出てきます。
当院では細部までこだわった施術を担当医が最後まで責任持っておこないますので、最終的な傷口の仕上がりは近づいてよくよく見ないとわからない程度になります。
使用する軟骨の違い
鼻整形の種類によっては、挿入物として軟骨を使用することがあります。
それぞれの施術に適した軟骨はケースバイケースで、初回の施術なのか、修正手術なのか、どんなデザインにしたいのか、どのような状態の患者さまなのか、等。
個々のケースによって異なります。
自家組織
自家組織とは、ご自分の体から採取した軟骨のことです。
耳から採取する耳介軟骨や、肋骨から採取する肋軟骨などが代表的なものですが、鼻整形では鼻中隔軟骨を使用するケースもあります。
自家組織のメリットは
『拒絶反応の起こりにくさ』
『自然な仕上がり』
『組織定着の早さ』
と言われています。
人工物ではなく自家組織を用いることで、異物反応・アレルギー反応などの拒絶反応が起こりにくいとされており、また仕上がりも見た目や触り心地が自然になると言われています。自家組織は施術箇所に馴染みやすく、組織の定着が早いため、ズレにくいのも特徴です。
保存軟骨
保存軟骨とは、特殊な処理をして保存されている他人の軟骨のことです。
他人の軟骨と聞くとなんとなく不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、移植後の長期経過に関して、今のところ重大な副作用等の報告がされていません。ご自分の軟骨を使用できないもしくは使用したくない方に選ばれることがあります。
保存軟骨は、改めて自分の体から軟骨の採取手術をする必要がないため、手術の負担を軽減できることがメリットです。見た目や触り心地等の仕上がりも自家組織に近いものになります。
鼻整形で後悔しないためのポイント
鼻の整形は大掛かりで元に戻すことができないというイメージがあり、ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
だからこそ、
「やらなければよかった」
「もっと考えておけばよかった」
と、後悔することは避けたいですよね。
何事も絶対はありませんが、できる限り後悔を減らせるよう、あらかじめ準備できるポイントがあります。
ここでは重要な3つのポイントをご紹介します。
鼻整形のデメリットをしっかり把握しておく
どんな美容整形施術にも、リスクやデメリットはつきもので、それぞれの施術に特有のリスクやデメリットがありますので、あらかじめよく理解したうえで施術を受けることが大切です。
理解しておけば、不測の事態が起きた時に慌てず適切に対処できる可能性が高まります。また、ものによってはリスクを避けるために自分で気をつけることも可能です。
基本的に「鼻の整形手術を受けても、日常生活においてできなくなることはない」と言われていますが、鼻の骨が折れたり、変形する可能性のあるような激しいスポーツ、たとえばラグビーやサッカー、格闘技などは万が一を考えたときによく検討しておく必要があるでしょう。
また、鼻整形では施術により下記のような外見上の変化が起こる可能性があります。
- 鼻筋が曲がってしまう
- 鼻の穴の左右差がでてしまう
- ピンチノーズになってしまう
- ポリビーク変形(オウムクチバシのような形)になってしまう
- 施術効果がなかった
これらの原因は個々のケースによりますが、
「鼻尖形成や軟骨移植を単体で行っている」「医師の技術不足」
などのパターンがあります。
また、鼻は「嗅覚」という五感の一つを担う機関であることを忘れてはいけません。鼻整形では見た目の異常だけでなく、場合によっては
- 鼻閉感(鼻づまり)鼻水、鼻の中の乾燥感などの機能的な異常
- 重いケースではまれに慢性の疼痛(とうつう)、肩こりやめまい
等が起こるリスクもあると言われているため、留意しておきましょう。
また、シリコンプロテーゼ等の異物を使用した場合、時間が経過しても体に吸収されることはありません。施術の効果が続くという側面はメリットではありますが、一方でなんらかの事情で除去する必要が出てきた際には、再び鼻孔内を切開して除去手術をしなければなりません。もともと手術への恐怖感が強い場合にはとくに大きなデメリットと言えるでしょう。
いずれの場合でも大切なのは、あらかじめリスクやデメリットを理解しておくこと。そして、気になった時点で早めに専門機関に相談をすることも大切なことです。
早期対応が良い結果につながる場合もありますので、まずは施術を担当したクリニックで相談してみるのが良いでしょう。
HPやSNSの症例写真を見て実績豊富なクリニックを選ぶ
鼻整形を受けるクリニックを決める際は、症例や実績を写真を見て確認するのが良いでしょう。
とは言え、今の時代HPやSNS、動画サイトなどに数多くの情報が存在していますよね。症例写真も無数に見つかるため、その全てに目を通すのはとても大変で疲れ果ててしまいそうです。
そんな時は「自分の悩みや希望に近い症例があるかどうか」の視点で手術の実績や症例写真をチェックするのがオススメです!
鼻は小さなパーツですが、複雑な構造をしています。人それぞれ悩みも千差万別。患者さまの鼻の特徴によって、アプローチの方法も異なるものです。ですから、少しでも自分に近い症例を中心にチェックし、理想のイメージに近い症例を見つけた時には、担当医の実績や手術件数、実際に鼻整形を受けた方の口コミなども調べておくと、より心配を減らせますよね。
症例写真には、クリニックごとの考え方や医師のセンスや技術力が反映されるものです。ナチュラルな仕上がりなのか、ハッキリと変化を感じたいのか、かわいらしさ、華やかさ、何を重視しているクリニックや医師なのか?を直観的に判断できます。
視覚的に『この仕上がりは好み!理想に近い!』と感じられるかどうか、をひとつの基準に加えてみるのも、クリニック選びの近道かもしれません。
カウンセリングではできるだけ細かく要望を伝える
美容整形のプロセスの中でも、術前におこなうカウンセリングは非常に重要な工程だということは、認識しているでしょうか。
美容整形の施術は、病気や怪我で損傷した部分を機能的な回復のために治療するものとは異なります。患者さまそれぞれの希望に沿うように、外見的に近づきたい姿や叶えたい希望を共有し、その実現に向けて医師やスタッフと患者さまが協力しておこなうものです。
ですので、実際に手術がおこなわれる前にカウンセリングでイメージや希望を共有することは、とくに手を抜いてはいけない工程なのです。
患者さまの希望を叶えることは、医師のセンスや技術だけでは成し得ません。患者さま側ができる限りご自分の要望を伝える努力をすることも必要なのです。
ただし、どんなにコミュニケーションをしても、医師と患者さまも人と人ですので、全く同じ姿を思い描くことは不可能ですよね。
それでも、お互いのイメージの相違を減らすためにはコミュニケーションをおこなうしか方法がないのも現実です。
「誤解されたらどうしよう、ちゃんと伝わるか不安…」
そんな時に思い出してほしいのは、コミュニケーションは言葉だけではないということです。カウンセリングにのぞむ際には、事前に好みの仕上がりの画像等を集めてそれをもとに要望を伝えるという方法もあります。カウンセリングに行く際には自分らしいファッションで、普段の姿を表現するのも一案かもしれません。逆に「こうはなりたくない」というイメージも明確にしておくと、より伝わりやすいかもしれませんね。
鼻整形はどこで受けるかが最も重要
美容医療の業界では、鼻整形の組み合わせはほぼ無限大に近いとまで言われています。無限大のバリエーションがあるその分、教科書通りの決まった正解がない世界でとても奥が深いとも言えます。
その分、どんなクリニックでどの医師に担当してもらうかが非常に重要になります。
例えば、相場から外れた安価な施術を売りにしているクリニックには注意が必要でしょう。
場合によっては、大切なカウンセリングを短時間で切り上げてしまい、患者さまの鼻は千差万別のはずなのに流れ作業的に決まりきった施術をおこない、有名ドクターが次々に施術に入り傷の縫合は他のドクターに任せるなど、責任の無い医療を提供している場合もあります。
いくら費用面が気になるからと言って、大切なお顔をそのようなクリニックに任せてしまって良いのでしょうか?かえって修正の施術などで何重にもコストがかかってしまうケースを当院ではいくつも見てきました。
すこしでも疑問を感じる方は、ぜひ豊富な経験や専門的な知識、そして美容医療に誇りをもった医師がいるクリニック、患者さまに寄り添い親身になって対応するクリニックに足を運んでみてください。カウンセリングの段階から、違いを感じるはずです。
当院は、「WOMで受けてよかった」と患者さまに喜んでいただける施術を提供する自信があります。
多くの美容クリニックがひしめく銀座の中でも、鼻整形の実績でトップレベルを誇る当院で、卓越したセンスと技術力を持つ医師が誠意を持って担当します。
まずは無料カウンセリングで違いを実感してください。
お待ちしております。
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監修医師紹介
中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
略歴
- 2013年 大阪医科大学卒業
- 2013年 大阪医科大学付属病院研修
- 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
- 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
- 2020年 Zetith beauty clinic院長
- 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本美容外科学会(JSAS)
- ・日本形成外科学会
- ・顎顔面外科学会
- ・創傷外科学会
- ・ボトックスビスタ認定医
- ・ジュビダーム認定医
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