COLUMN
美容整形コラム
ほうれい線が目立つ人必見!ほうれい線に影響するナゾラビアルファットとは?
ほうれい線年齢を重ねているわけでもないのに、ほうれい線が目立つ…。スキンケアやむくみケアなどできるセルフケアは試しているものの、状況が変わらないことにストレスを感じていませんか?
もしかしたら、ほうれい線が目立つ要因には、「ナゾラビアルファット」が関係しているかもしれません。
ナゾラビアルファットとは、広義ではほほの脂肪に含まれる脂肪群で、ほうれい線に陰りを生じさせる要因の一つとされています。
この記事では、「ナゾラビアルファット」について解説し、ほうれい線が目立つ要因とともに実際に取れる対策を症例写真をもとに解説します。
この記事の監修ドクター
目次
ほうれい線が目立つ原因は?
- 頬やナゾラビアルファットなどの脂肪組織の下垂によりほうれい線に陰りが生じている
- 骨格や筋肉の付き方によりほうれい線に陰りが生じている
- 加齢により皮膚や皮下組織のハリがなくなり、ほうれい線にしわが刻み込まれている
頬の脂肪は2種類ある
ほうれい線は、しわとして刻み込まれているもののほかに、脂肪などが影響して生じているものもあります。その大きな要因となっているものの一つが「ほほの脂肪」。
解剖学的に見ると、頬の脂肪の大部分は以下の2種類に分けられます。
- メーラーファット
- ナゾラビアルファット
広義で捉えるとメーラーファットの一部とされているナゾラビアルファット。近年の日本では、ほほの大部分の脂肪を構成しているメーラーファットと分別されることは少なく、何かしらの処置を施される場合も、まとめて施術されてしまう脂肪群でもあります。
しかし、ほうれい線が深くなり陰りが生じてしまう影響を考えると、無視できないのが「ナゾラビアルファット」です。
ナゾラビアルファットが多いとほうれい線が深くなる
ナゾラビアルファットは、ほうれい線上に存在する約1〜2cmの縦長の脂肪群とされています。海外の研究結果を参照すると、「ほうれい線を形成する脂肪群がほうれい線上に脱出することがある」とされていて、これがほうれい線の深さに影響を及ぼす要因の一つとなっているようです。
ナゾラビアルファットは、メーラファットの前方・ジョールファットの表層に位置される脂肪群なので、ほうれい線に最も影響を及ぼす脂肪群であると言えるでしょう。
ほうれい線を目立たなくする美容整形
美容整形の種類 | 施術効果 |
メーラーファット除去 | 頬の脂肪層を除去することで、ほうれい線にかかる脂肪の重みを除去 |
ナゾラビアルファット除去 | ほうれい線直上に位置する脂肪を除去 |
貴族手術 | 鼻翼基部の凹みを改善する |
ほうれい線には、しわとして皮膚が折りたたまれて生じているタイプと、ほうれい線上の周辺組織の下垂や、骨格・筋肉の影響により影が生じてほうれい線が目立つ2種類のタイプに大別されます。2種類が混合して生じている場合もあります。
陰により生じているほうれい線を目立ちにくくしたり、ほうれい線の深さを変えるための施術は主に3種類です。
メーラーファット除去
メーラーファットは、ほうれい線からゴルゴラインに存在する脂肪です。顔の正面から見てほほの大部分を占める脂肪群のため、加齢により下垂してくるとほうれい線の上にのしかかるように下垂します。
メーラーファットの位置が下垂してくると、陰りが生じるばかりではなく、皮膚も常に折れ曲がった状態になり、くせづいてしまえば深いしわとなってほうれい線が出来上がってしまいます。
ナゾラビアルファット除去
ナゾラビアルファットは、ほうれい線上にある脂肪群で顔の表面に近い比較的浅い位置に存在します。ナゾラビアルファットが発達していると、メーラーファットのように下垂が生じていない年齢でも、脂肪のボリュームによりほうれい線に陰りが生じてしまう要因のひとつです。
骨格よりも脂肪の量によりほうれい線が生じてしまっている症例で、ほほの脂肪が気にならなければナゾラビアルファットが要因でほうれい線が生じているケースもあります。
実際にはナゾラビアルファットだけではなく、メーラーファットも発達していてほうれい線の陰りが生じている症例もあるので、同時に除去する方が有効な場合もあります。
貴族手術
貴族手術は、鼻の付け根から生じている陰りのあるほうれい線に対してアプローチする施術です。鼻翼基部の凹みに対して軟骨組織やプロテーゼなどを挿入し、鼻翼基部の凹みを改善します。影を薄くしてほうれい線の存在感を低減させる処置です。
鼻翼基部の陰りは、年齢に関係なく骨格や筋肉の付き方によっても生じるため、年齢に関係なくほうれい線が目立つ要因のひとつです。
しわとして刻まれているほうれい線よりも、ほうれい線の影感が生じている場合に検討したい処置です。
ダウンタイムと料金相場の比較
ダウンタイム | 持続期間 | 完成目安 | |
メーラーファット除去 | 1週間程度 | 半永久的 | 3~6ヶ月後 |
ナゾラビアルファット除去 | 5日~1週間程度 | 半永久的 | 3~6ヶ月後 |
貴族手術 | 2~4週間 (素材により異なる) |
半永久的 | 3ヶ月後 |
ナゾラビアルファット除去はこんな方におすすめ
- ほうれい線が気になっている方
- 頬の脂肪はそんなに気にならないのにほうれい線が目立つ方
- 将来、ほうれい線が生じる要因となるたるみ予防を手軽にしたい方
脂肪を適度に残しながら気になる部分のみ除去できる
ナゾラビアルファットは、ほうれい線直上からメーラーファットにかかる部分に存在しています。頬や皮下の軟部組織がゆるみだし、下垂が始まると最初にほうれい線の陰りを生じさせる要因となる脂肪です。
つまり、若い世代でもほうれい線が気になり始めた場合、要因になっている可能性が高い脂肪群。頬のハリ感はまだ十分にあるのにも関わらず、ほうれい線の陰りが生じ始めた段階で改善を目指すなら、ナゾラビアルファットの除去がおすすめです。
ほほの高さや丸さをしっかりと残しつつ、ほうれい線の陰りのみを改善したい場合に検討したい方法のひとつです。
将来のたるみの予防になる
ナゾラビアルファットは、ほうれい線の直上、皮下の浅い部分にあるため、将来頬のたるみや皮下軟部組織のゆるみが生じた際に、ほうれい線に陰りを生じさせる大きな要因になり得ます。
メーラーファットよりもほうれい線への影響が強いため、将来のたるみ予防としてあらかじめ必要量を除去することで陰りの生じにくいお顔のベースを整えることができるでしょう。
また、脂肪量が少なくなることで重力により下方向に下がる主さの量も低減されほうれい線の陰りが生じにくくなる効果も期待できます。
ナゾラビアルファット除去はどこで受けられるの?
ナゾラビアルファット自体が、あまり聞かない言葉だと感じる方もいるのではないでしょうか?ナゾラビアルファットは、小顔治療を提供しているクリニックでも対応できる医師が非常に限られているため、医師探しに悩む患者様も少なくありません。ナゾラビアルファットの除去術を受けられるクリニックは非常に限られています。
専門技術を持たない医師は推奨しない場合が多い
ナゾラビアルファットはメーラーファットやジョールファットと混同されやすい脂肪であり、非常に見極めの難しい脂肪群でもあります。特に「ナゾラビアルファットだけを処置したい」と患者様のご要望があった場合、ナゾラビアルファットだけを適切に、しかも患者様の状態に合わせて必要量のみ取り除くことができる医師は日本でもごくわずかだと言えるでしょう。
小顔専門の医師の中でもさらに確かな診察眼と、脂肪除去の高度なテクニックを持ち合わせていないと難しい施術であると言えます。
実は、見極めができない医師はとても多く、ほとんどの場合「やらない方がよい」と言って適応外の診断を出すか、「ナゾラビアルだけではなく、頬の脂肪も取った方がよいね」というように、本来不必要な脂肪も含めてまとめてごっそりと取り除いてしまうケースもあるのです。
脂肪を取りすぎるとげっそりとした痩せた印象になる
ナゾラビアルファットを適切に必要量除去できる医師は、日本国内を見ても数少ないと言えます。
ナゾラビアルファットは、ほうれい線部分の直上にあるごく狭い範囲にある脂肪群です。慣れていない医師だと施術が非常に難しく、ナゾラビアルファットだけではなくメーラーファットなども一緒に取り除いてしまう可能性があります。
つまり、必要のない箇所の脂肪までも、見極めができずに取り除いてしまうリスクがあるのです。メーラーファットやナゾラビアルファットは人によりハリやツヤのある頬を演出し、若々しさの象徴でもあると言えます。
知識や技術が未熟な医師が処置をすることで、必要な脂肪までも除去してしまい、げっそりとやせこけた、不健康で年齢以上の見た目印象につながってしまう可能性もあります。
当院でほうれい線を改善した症例写真
当院で、ナゾラビアルファットを手術してほうれい線を改善した症例について紹介します。
CASE①脂肪吸引でほうれい線を撃退した症例
施術内容 | ジョールの脂肪吸引 メーラーの脂肪吸引 エラボトックス注射 VaserLipo(ベイザー使用) |
施術料金 | ジョールの脂肪吸引 ¥110,000 メーラーの脂肪吸引 ¥220,000 エラボトックス注射 ¥44,000~ VaserLipo(ベイザー使用) ¥55,000 静脈麻酔 ¥110,000 (※全て税込み価格です) |
副作用・リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい |
こちらの患者様は、一度他院でほほとあごの脂肪吸引を受けられた患者様です。はっきりとした効果も感じられず、年齢も若いのにくっきりとしたほうれい線にお悩みで当院を受診されました。
メーラーファットとジョールファット2箇所を施術範囲とすることで、ナゾラビアルファットも含めて調整し、お悩みだったほうれい線が劇的に改善できたわかりやすい症例です。
ほうれい線の改善を図りつつも、ほほの自然な丸みはきちんと残し、若々しい印象がアップしました。
CASE②頬の脂肪をしっかり吸引した症例
施術内容 | メーラーの脂肪吸引 |
施術料金 | メーラーの脂肪吸引¥220,000 静脈麻酔¥110,000 (※全て税込み価格です) |
副作用・リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
こちらの患者様もほほの脂肪、特にナゾラビアルファットからの盛り上がりによってほうれい線に陰りが生じています。
せっかくの素敵な笑顔がほうれい線の陰りにより若干老け見えに…。
術前のお写真にもあるように、チャーミングなえくぼをしっかり残しつつほうれい線だけを改善する手術なので、かなり高度なテクニックを要します。
3か月後のお写真を見るとこの通り。ナゾラビアル寄りにほほの脂肪を吸引し、えくぼをしっかりと残しつつも、ほうれい線に生じていた影はすっかりなくなりました。
CASE③ほうれい線の脂肪を除去した症例
施術内容 | メーラーの脂肪吸引 |
施術料金 | メーラーの脂肪吸引¥220,000 静脈麻酔¥110,000 (※全て税込み価格です) |
副作用・リスク | 術後には浮腫、内出血、拘縮等が出現します。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
こちらの症例の患者様は、一度過去に当院でほほとあごの脂肪吸引を受けられている方です。年齢的にもほうれい線が気になり始めたようで、前回処置しなかったナゾラビアルファットも視野に入れた吸引が必要と判断しました。表情を大きく動かさなくても生じているほうれい線の陰りが気になりますね。
面長なタイプなので、脂肪吸引の層や場所を的確に判断し処置をしないと、頬コケが生じ、かえって老け見えにつながりやすいケースです。術前診察と術中の状態から慎重に判断し、処置を進めました。
右側が術後翌日のお写真。内出血もお写真上は見当たらず、初めてお会いする方なら口周りに若干生じている腫れも気にならないレベルと言えるでしょう。
気になっていたほうれい線の陰りもすっかりよくなりました。
当院は小顔整形を専門としたクリニック
「WOM CLINIC GINZA」は銀座で小顔整形を専門とするクリニックで、その症例数は年間2,000件以上にも上ります。
【当院の特徴】
- 1度の施術で最高の結果を追求する技術と実績
- 個別性に合わせた本当に必要な処置だけを厳選
- 他院の修正手術に親身に対応
当院は韓国の名門クリニックと提携し、最先端の技術を導入しています。独自の小顔整形技術により、患者様の理想の追求をするとともに、自然な仕上がりを提供しています。
お悩みに合わせたオリジナルの施術が可能
当院では、患者様のさまざまなお悩みに合わせた多種多様な施術を提供しております。従来の教科書通りの施術ではなく、医師自身が長年の診療経験をもとに積極的に意見交換を行い、当院だけのオリジナル施術としてブラッシュアップし診療技術として確立しました。
また、韓国の名門クリニックと提携し、美容大国である韓国の最先端の技術をいち早く導入、日本人向けにバージョンアップした施術として提供しております。
どのようなお悩みでも、患者様の理想の追求のために努力を惜しまない姿勢が、当院の医師チームの最大の魅力と言えるでしょう。
マイナー脂肪の除去や大量吸引の実績が豊富
当院は小顔整形のほかにも脂肪吸引の実績も豊富なクリニックです。顔のマイナー脂肪(メーラーファット・ジョールファット・バッカルファット)の除去手術も含め、患者様の希望や適正に合わせたカウンセリングを行い、あらゆる要望に対応できる医師が在籍しています。
また、顔の脂肪吸引では難しい大量吸引と美しいフェイスラインを両立させる技術力を持ち、最小限の切開と吸引量の見極めにより、短いダウンタイムを実現しています。
医師や看護師、カウンセラーを含めた全てのスタッフが患者様のことを第一に考え、体への負担が少ない施術やトータルバランスを考慮した施術を提供しています。ダウンタイムが心配な方や直近のイベントまでに仕上げたい方は、是非当院にご相談下さい。
他院で満足できなかった方にも選ばれているクリニック
当院では、他院では提供が難しいさまざまな小顔治療を患者様のお悩みに合わせて診察・提供しています。
他院の技術では満足のいかなかった患者様が、ご自身の理想を追求するために「最後の手術を!」と期待して当院にいらっしゃいます。
当院では、どのような患者様も「手術は一生に一度、最高の仕上がりを目指す」ことを信念に、患者様にとって本当に必要な施術のみを厳選して、質のいい医療として提供しております。
ほうれい線の美容整形は効果を出すのが難しい
ほうれい線のお悩みを根本的に解決するには、患者様個々人の要因に合わせた対策を講じる必要があります。
ほうれい線に対する美容医療の処置は多種多様になるからこそ、適切に見極め、個別性に合わせた処置をしないと満足のいく結果は得られないでしょう。
仕上がりは医師の知識や技術、経験等に大きく左右されるため、医師選びを大切に、後悔しない選択をしたいですね。
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監修医師紹介
深堀 純也 医師 ( WOM CLINIC GINZA 理事長 )
専門分野:小顔治療 / 二重・垂れ目形成 / クマ治療 / / 若返り治療 / 豊胸治療
専門分野:小顔治療 / 二重・垂れ目形成 / クマ治療 / / 若返り治療 / 豊胸治療
東京都板橋区生まれ。4歳~10歳まで父親の転勤に伴いアメリカで過ごす。海外生活で個性的なキャラクターと純粋な性格が育まれる。幼少期から手先が器用で、ピアノを習ったりプラモデルやレゴで遊んでいた。外科医を夢を持ち医学部に進学、医学生時代に二重整形を経験し、人生観が大きく変わる経験をし、美容整形に興味を持つようになった。念願の美容外科医になってからは毎日全国各地を飛び回って美容医療に没頭する日々。外見やコンプレックスが改善されることで、人々が笑顔になっていくのを目の当たりする中で美容医療の意義と社会的な価値を確信する。学会やアメリカ・韓国・中国と海外の技術研修に参加し、トップレベルの技術を学ぶ。自身の施術を貪欲に追及し、あらゆる施術においてダウンタイムを減らし、仕上がりを良くすることに取り組んでいる。
略歴
- 2004年 筑波大付属高校卒業
- 2010年 秋田大学医学部医学科卒業
- 2010年 東京医科歯科大学附属病院勤務
- 2011年 東京都教職員互助会三楽病院勤務
- 2012年 東京美容外科勤務
- 2013年 東邦大学附属病院形成外科勤務
- 2014年 東京美容外科分院長
- 2016年 ガーデンクリニック分院長
- 2017年 THE CLINIC勤務
- 2019年 藤ナチュレ美容クリニック院長
- 2020年 WOM CLINIC GINZA院長
- 2021年 WOM CLINIC GINZA統括医師
- 2024年 WOM CLINIC GINZA理事長
保有資格
- ・日本美容外科学会正会員
- ・日本形成外科学会正会員
- ・日本抗加齢医学会正会員
- ・日本救急医学会ICLSコース取得
- ・アラガンBotox Vista認定医
- ・VASER LIPO認定医
- ・CRF(コンデンスリッチファット)認定医
- ・VASER 4D Sculpt認定医
- ・TOTAL DEFINER by Alfredo Hoyos認定医