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鼻クリップは実際効果あるの?鼻整形の実績豊富な美容外科医が徹底解説

鼻尖形成鼻整形
公開日:2024年11月15日(金) 最終更新日:2024年11月16日(土)
鼻クリップは実際効果あるの?鼻整形の実績豊富な美容外科医が徹底解説

「高くスラっとした美しい鼻を手に入れたい」という願いを叶えるアイテムとして、鼻クリップが注目を集めています。

ネットやSNSでは、モデルやインフルエンサーが「鼻クリップを使って鼻が高くなった」と発信しており、使用を検討している方も多いのではないでしょうか。

ただ、鼻クリップを使うと効果が得られるのは本当なのか気になりますよね。

そこで今回は、鼻整形の経験豊富な美容外科医が鼻クリップの効果やリスクについて詳しく解説していきます。

鼻クリップが気になっている方や鼻を高くする方法を探している方はぜひ参考にしてください。

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この記事の監修ドクター

医師 (WOM CLINIC GINZA 

鼻クリップとは?

鼻クリップ

鼻クリップは、鼻を挟み圧力をかけることで鼻を高くしたり、細く見せたりする美容アイテムと言われています。

別名ノーズクリップとも言われており、プラスチックやシリコンでできたクリップを1日15〜30分程度鼻に挟んで使用します。

鼻クリップには複数の種類があり、鼻の特徴や使用するシーンに応じて選ぶことができます。

  • スタンダードな小鼻クリップタイプ
  • 鼻筋にもパッドが密着するタイプ
  • 挟む力を調節できるタイプ
  • 鼻呼吸が可能な呼吸穴が開いているタイプ
  • EMSで振動を与える美顔器タイプ

インターネットや美容アイテムを取り扱う店舗などで数百円から1万円程度で購入でき、自宅で鼻のケアができると注目を集めています。

美容整形に比べると低コストで、初めて鼻のケアをする方でも手軽に試せるところが魅力です。

実際に鼻クリップは効果あるの?

鼻クリップを使うと、一時的に鼻が高くなったり細く見えたりすることがあります。
これは、クリップの圧迫によって、鼻の皮膚が伸びたり水分が押し出されたりすることで鼻の形をくせづけるからです。

しかし、効果は一時的で、クリップを外して数時間も経てばもとの状態に戻ってしまいます。

鼻クリップは、一時的な美容効果を目的として設計された美容アイテムです。短時間での鼻の変化は期待できるものの、根本的な形の変化は望めません。

使用する際は効果が一時的ということを理解し、あくまで短期間の見た目の改善手段として活用するとよいでしょう。

鼻クリップで一時的に期待できる効果

女性の横顔

鼻クリップで期待できる効果は鼻先が高く見えることと鼻が細く見えることです。

ただ、効果が現れるのは鼻クリップをつけた数時間以内と一時的。鼻クリップを外してから数時間経つと元に戻ってしまうケースがほとんどです。

しかし、鼻の形を長く保つために、鼻クリップを長時間使用したり頻繁に使用することは逆に鼻にダメージを与えてしまうためおすすめできません。

鼻クリップは一時的に鼻を小さく高くしたい場合においては便利なアイテムですが、長時間の使用には不向きです。

短時間で効果を得たいシーンで活用する程度にとどめ、使用する際は適切な使用方法を守り、鼻に負担をかけないように心掛けましょう。

鼻先が高く見える

鼻クリップを付けると鼻先が一時的に高く見えます。
これは、鼻クリップで鼻を圧迫することによって、鼻先の水分が押し出されるため起こる効果です。

鼻先の水分が押し出されると鼻がキュッと引き締まり、全体が立体的に見えます。鼻先がツンと上向きになっているため、特に正面から見たときに鼻が高くなったと感じやすいでしょう。

ただ、効果は一時的であり、クリップを外すと数時間でもとの状態に戻ってしまいます。

鼻が細く見える

鼻クリップで鼻を圧迫すると鼻が一時的に細く見えることがあります。

一般的に日本人の鼻は小鼻の皮膚が厚く丸みがあり、横幅が広く見えやすいのが特徴です。そのため、鼻が目立ちやすく顔全体のバランスが悪くなったり、力強い印象を与える可能性があります。

鼻クリップは一時的に小鼻の幅を狭くするのに効果的です。鼻を挟み圧力を加えることで、小鼻の皮膚や軟骨が押されて鼻の横幅が狭く見えるようになります。

小鼻は、鼻の形や顔全体のバランスに影響を与える部分。小鼻の横幅が狭まることで、鼻の輪郭がシャープに見え、鼻全体が通常よりも細く見えるのです。

鼻クリップで根本的に鼻を高く小さくするのは難しい

鼻クリップには、一時的に鼻先を高く見せたり細く見せる効果が期待できます。

しかし、クリップを外すと数時間以内に元の状態に戻ってしまうため、根本的に鼻の形を変えることは非常に難しいです。

鼻先や小鼻は鼻翼軟骨や筋肉、皮膚で形成されていますが、鼻クリップで鼻翼軟骨の形が変わることはほとんどありません。成人の軟骨はすでに硬くなっており、持続的な圧力を加えても軟骨の形状が変わることはごく稀です。

たとえ長時間鼻クリップを使ったとしても、鼻先が尖るような変形が起こる可能性は極めて低いでしょう。

ただし、長時間にわたって強い力を加え続けると、皮膚が伸びるなどの副作用が起こり、鼻の形が変わることがあります。この場合、軟骨そのものの形状は変わっておらず、鼻全体のバランスが崩れている状態のため、形が不自然になってしまう可能性もあります。

鼻クリップは長時間付ければ高い効果が得られるというものではありません。使用する際は、過度な圧迫は避け、適切な使用方法を守ることが大切です。

鼻クリップを使い続けるとどんなリスクがある?

リスク

鼻に装着することで一時的に鼻を高く小さくする効果が期待できる鼻クリップ。
しかし、使い続けると次のようなリスクに繋がる可能性があります。

  • 鼻の皮膚が伸びる
  • 鼻の内部が傷つく
  • 鼻の形が変形する
  • 鼻呼吸がしづらくなる

商品によって異なりますが、鼻クリップの使用時間の目安は1日1回10分〜30分が一般的です。
そのため、メーカーが推奨する時間よりも長く鼻クリップを使用しても高い効果が得られるわけではありません。

メーカーが推奨している以上に鼻クリップを毎日複数回使用したり、長時間つけ続けたりすると鼻に過度な負担をかけ、鼻の皮膚や軟骨にダメージを与える可能性もあります。

鼻クリップの過度な使用により持続的なダメージを与え続けると最悪の場合、鼻のバランスが崩れてしまい見た目にも影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。

ここからは各リスクについて詳しく解説していきます。

鼻クリップの使用を検討している方はリスクをきちんと理解し、メーカーが推奨する使用時間や装着方法をしっかり確認した上で正しく使用しましょう。

鼻の皮膚が伸びる可能性がある

鼻クリップで鼻を長時間圧迫すると、鼻の皮膚が伸びる可能性があります。継続的な圧迫は皮膚に負担をかけ、使用回数を重ねるごとに弾力を失っていき、鼻の形が変わってしまう可能性があります。

特に気をつけたいのは、鼻の穴が大きくなるリスク鼻の皮膚が伸びることで引っ張られた小鼻が外側に広がることがあります。結果、鼻の穴の形が変わってしまい大きく見えたり目立ったりしてしまうかもしれません。

皮膚が伸びるのを防ぐためにも、まずは過度な圧迫をしない適切な強さの鼻クリップを選びましょう。

また、メーカーが推奨している使用時間を厳守することが大切です。

鼻クリップを外した後はローションや保湿クリームで肌を保湿し、皮膚の弾力を維持するように心掛けましょう。

鼻の内部が傷つく恐れがある

鼻クリップで鼻に強い力を加えると鼻の内部が傷つくリスクがあります。
特に鼻の穴に強い力が加わると内部の皮膚や粘膜が傷つきやすくなり、悪化すると炎症が起きる可能性があります。

炎症が起こると痛みや腫れ、出血などの症状が現れることがあるため、注意が必要です。

鼻クリップで鼻の内部を傷つけないためには、ご自分の鼻にあった適切な強さの鼻クリップを選び、同じ場所を圧迫しないようにクリップの位置を微調整するとよいでしょう。

最低限、鼻のクリップを使用する際に「痛みを感じない」圧力であることは重要です。

また、鼻クリップの使用前後は、優しく鼻をかんだり鼻うがいをしたりして鼻腔内を清潔に保つことが大切です。

万が一、鼻クリップの使用中に不快感や痛みが生じたら、すぐに使用を中止しましょう。
鼻に痛みや腫れ、出血などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し適切な処置を受けてください。

鼻の形が変形することがある

鼻クリップを長期間使用し続けていると、鼻の形が不自然に変形するリスクがあります。

特に強い力を加え続けると、鼻の軟骨や皮膚に負荷がかかり悪影響を及ぼすため注意が必要です。

例えば、皮膚が伸びて小鼻が横にが引っ張られることで鼻の横幅が広がり、鼻の穴が大きく目立ちやすくなってしまうことがあります。

また、鼻内部が傷つき炎症を起こした部分に瘢痕が形成されることで鼻先が曲がって見えたり、垂れ下がって見えたりすることもあるでしょう。

鼻クリップによる鼻の形の変形を防ぐためには、程よくフィットする鼻クリップを選び、メーカーが推奨する使用時間を守ることが大切です。

さらに、鼻に無理な負担をかけないよう毎日の使用は控え、定期的に鼻の状態をチェックし、変形の兆候がないか確認しましょう。

万が一、鼻の変形が見られた場合は使用をすぐに中止し、医療機関に相談することを検討しましょう。

鼻呼吸がしづらくなる可能性がある

長期間鼻クリップを使用すると、鼻呼吸がしづらくなったり鼻づまりが起こったりするリスクがあります。主な原因は鼻クリップの圧迫による鼻の形状変化です。

具体的には、鼻孔が狭まって鼻呼吸がしにくくなること、鼻の粘膜が傷つき腫れることで空気の流れが制限されることなどが挙げられます。

鼻呼吸がしづらくなると口呼吸をするようになってしまい、口の中が乾燥しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病、感染症などのリスクが高まるため注意が必要です。

鼻呼吸に支障をきたさないようにするため、鼻クリップのサイズが鼻に合っているか確認し、鼻孔を圧迫しすぎないものを選びましょう。使用時間の厳守はもちろん、毎日の使用は避けることが大切です。

また、鼻クリップには鼻呼吸ができる呼吸穴付タイプも販売されているので、特に鼻がつまりやすい方は検討してみるのもよいでしょう。

セルフケアで鼻を小さく高くすることはできる?

鼻をつまむ女性

結論として、セルフケアで鼻を小さく・高くすることは非常に困難です。

鼻は主に骨と軟骨で形成されています。成長過程にある小さな子ども(幼稚園くらいまで)であれば骨に柔軟性があるため、セルフケアで刺激を与えることで鼻の形が変わる可能性も考えられます。

しかし、大人になると鼻の骨や軟骨の成長は止まり硬くなってしまうため、セルフケアで形を変えることはほぼ不可能と言えるでしょう。

鼻にアプローチするセルフケアは、鼻クリップの他にマッサージや鼻プチなどがあります。
しかし、いずれも一時的に見た目を変える効果はあっても、根本的な変化をもたらすことはありません。

鼻のセルフケアを行う際は過度な期待をしないように心掛け、適切な方法でケアを行うようにすることが大切です。

日常生活の癖などで悪化させないことが大切

日常生活での些細な癖や体の変化が、鼻の見た目に影響を与えることがあります。
鼻の形を悪化させないためにも次の点に注意しましょう。

  • 頻繁に鼻をこする癖がある
  • 大幅に体重が変化した
  • 加齢によって鼻の皮膚が下がってきた

頻繁に鼻をこする癖があると皮膚や軟骨に負担がかかり、内部の炎症や変形に繋がるリスクがあります。そのため、鼻を頻繁に触ったりこすったりする方は注意しましょう。また、アレルギーや風邪で鼻をかむ場合は、優しく行うことが大切です。

さらに、大幅な体重の変化も顔のバランスに影響を与えます。体重が増えると顔に脂肪がつきやすくなり、顔全体から見たときの鼻の印象が変化します。

一方、体重が大幅に減り皮膚がたるむと、鼻の形が不自然に変形する可能性もあるでしょう。

加齢による鼻の皮膚のたるみも鼻の形の変形につながる要因のひとつです。皮膚の弾力を保つためにも保湿や紫外線対策をしっかり行いましょう。

日常生活での些細な癖や習慣が鼻の見た目に大きな影響を与える可能性があります。これらの点に注意し、鼻に負担をかけないように日常生活を過ごしましょう。

美容整形なら即効性のある効果が期待できる

鼻クリップは圧力を加えることで、鼻を高く小さく見せられる美容アイテムです。ただし、その効果は一時的で、クリップを外してから数時間以内にもとの状態に戻ってしまいます。

そのため、根本的に鼻の形を変えることはできません。

さらに、長期間にわたって鼻クリップを使用すると、皮膚や軟骨に負担がかかり、鼻が不自然に変形したり、内部を傷つけたりする可能性があります。
その結果、鼻の見た目が悪くなったり、鼻呼吸がしづらくなったりするのです。

鼻を即効的かつ根本的に変えたい場合は、美容整形が効果的な選択肢と言えます。
美容整形なら、医師が一人ひとりに合った提案をしてくれるため、希望の鼻に近づくことができるます。

鼻整形の種類と施術内容の比較

鼻に触れる女性

鼻整形の種類 期待できる効果
鼻中隔延長 鼻先を高く長くする
鼻尖形成 鼻先を細く小さくする
小鼻縮小 小鼻や鼻の穴を小さくする

こちらの表は、鼻を高く小さくするのに効果的な鼻整形をまとめたものです。
ここからは、当院で鼻整形を行った患者様の症例写真と共に、各施術について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

鼻を高くする鼻中隔延長

鼻中隔延長

鼻中隔延長は、鼻中隔(鼻の穴を左右に分ける壁)に肋軟骨や耳介軟骨を移植することで、鼻先の高さや向きを調整する施術です。

手術を行うことで、鼻中隔の長さを延長して鼻を高くすることや、鼻先を下向きにすることで鼻の長さを出すことができます。

デザイン性と選択肢の豊富さから、ぺちゃ鼻や豚鼻、魔女鼻といったさまざまな鼻の悩みにも柔軟に対応可能です。

鼻中隔延長は単独で行うこともありますが、他の鼻整形と組み合わせることで、より幅広い鼻の悩みを解消できるメリットがあります。

鼻中隔延長の症例写真

鼻中隔延長の症例写真

施術内容 鼻尖形成
耳介軟骨移植
貴族手術
鼻中隔延長
肋軟骨移植
自家組織隆鼻術
全身麻酔
施術料金 鼻尖形成¥330,000
耳介軟骨移植¥220,000
貴族手術¥330,000
鼻中隔延長¥440,000
肋軟骨移植¥440,000
自家組織隆鼻術¥330,000~
全身麻酔¥220,000
副作用・リスク 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。

こちらは、全体的に鼻を高く正面から見て鼻の穴が目立たないようにしたいとご希望されご来院された患者様の症例です。

基盤となる鼻中隔軟骨が小さかったため、肋軟骨を用いた鼻中隔延長をメインに、複数の鼻整形を併用した複合手術を行いました。

患者様は、鼻孔縁が吊り上がっており、横から見ると鼻の長さが短く鼻の穴が目立ちやすくなっています。

この場合、鼻中隔延長で鼻先だけを伸ばしてしまうと、鼻の穴がさらに吊り上がってしまうため、鼻孔縁下降術を併用し鼻孔縁に緩やかなカーブを作りました。

術後1週間の写真を見てみると、鼻先がシャープになり正面から見て鼻の穴が目立たなくなっているのが分かります。

高くスマートな鼻になったことで、立体感が加わりメリハリのある美しいお顔立ちになっています。

鼻先を細くする鼻尖形成

鼻尖形成

鼻尖形成は、鼻先(鼻尖)の形を整え、細く小さくする施術です。

鼻翼軟骨と呼ばれる軟骨の形や大きさ、高さを調整することによって、だんご鼻をすっきり見せることや上向きの鼻先を下向きに調整することができます。

鼻尖形成は単独でも施術可能ですが、鼻翼軟骨が触りにくい、または触った際に柔らかさを感じる場合は、鼻尖形成のみの手術では効果を実感しづらいことも。

単独で効果が出にくいと医師が判断した際は、患者様の鼻の状態に合わせて他の鼻整形と併用して手術を行うことがあります。

例えば、他の部位から採取した軟骨を鼻先に移植する「鼻尖部軟骨移植」や、鼻翼軟骨の一部を除去して小鼻を小さくする「小鼻縮小」などが挙げられます。

鼻尖形成の症例写真

鼻尖形成の症例写真

施術内容 鼻先を細くシャープな印象にする施術
施術料金 鼻尖形成/¥550,000
耳介軟骨移植/¥220,000
整脈麻酔/¥110,000
(※すべて税込価格)
副作用・リスク 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。
(※ギプス装着が1週間必要です。)

こちらは、鼻尖形成の他院修正をご希望されご来院された患者様の症例です。

他院で行われたのは、耳介軟骨を鼻尖に重ねて高さを出す鼻尖形成のようですが、下から見ると鼻柱が左に曲がっているのが確認できます。鼻先が若干左に傾いており、鼻の穴の左右に違いがあるのがわかります。

この状態は術後、鼻尖が元の位置に戻ろうとする力が働き、移植した耳軟骨が左に傾いて左の大鼻翼軟骨を圧迫したことが原因です。

修正手術では、一度鼻尖の耳介軟骨を取り除き、耳介軟骨を重ねて板状にした耳軟骨ストラットを鼻柱に立てることで強化しました。その結果、鼻尖に耳軟骨を重ねても鼻柱が変形しづらく鼻尖が傾きにくくなるのです。

さらに、鼻尖は修正前よりも細く高くしています。中央に大鼻翼軟骨を引き寄せているため、鼻の穴も縦長になっており、シャープな印象の鼻になっていますね。

小鼻を小さくする小鼻縮小

小鼻縮小

小鼻縮小とは、小鼻(鼻翼)の外側や鼻孔(鼻の穴)の底にある余分な皮膚や組織を取り除いたり縮めたりすることで小鼻を小さくする施術です。

小鼻縮小には、切開をする『内側法』『外側法』切開を行わない『ケーブル法』の3種類があります。

  • 内側法…鼻孔の内側から余分な皮膚や組織を切除、縫合する
  • 外側法…小鼻の外側溝に沿って切開、余分な皮膚や組織を切除、縫合する
  • ケーブル法…小鼻の付け根に特殊な糸を通し、寄せ合わせる

ケーブル法はメスを使わないため、ダウンタイムは2-3日程度と内側法や外側法よりも短いメリットがあります。

ただし、糸が外れるともとの状態に戻ってしまうため、効果は永続的ではありません。

一方、切開を伴う内側法と外側法は、ダウンタイムが3-7日程度とケーブル法よりも長い傾向がありますが、変化は大きく半永久的な効果が期待できます。

小鼻縮小のみを行う場合もありますが、患者様の鼻の形や理想のデザインによって、他の鼻整形と併用することもあります。

小鼻縮小の症例写真

小鼻縮小の症例写真

施術内容 貴族手術(プロテーゼ)
鼻尖形成術(耳介軟骨移植)
鼻柱ストラット 
小鼻縮小(内側法)
鼻翼幅縮小手術(ケーブル法)
施術料金 貴族手術(プロテーゼ)¥330,000
鼻尖形成術(耳介軟骨移植)¥330,000(+¥220,000)
鼻柱ストラット ¥165,000
小鼻縮小(内側法)¥220,000
鼻翼幅縮小手術(ケーブル法)¥165,000
(※全て税込み価格です)
副作用・リスク 術後には浮腫み、内出血、感染、痛みが出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。

こちらは、小鼻が小さくコンパクトな鼻を求めてご来院された患者様の症例写真です。

患者様は小鼻の外側にある鼻翼基部の凹みを気にされており、貴族手術を希望されていました。鼻の状態を分析し貴族手術に加え、小鼻縮小の内側法とケーブル法、鼻先の形を整える鼻尖形成などを併用した複合手術をご提案させていただきました。

術後の写真を見てみると、小鼻は小さく鼻先がシャープになっているのが分かります。また、正面から見たときの鼻の穴の見え方も変わっていますね。鼻の横幅も狭くなり、全体がコンパクトな美しい印象の鼻に仕上がっています。

貴族手術は、鼻翼基部の凹みを改善するために有効な施術ですが、術後に鼻の横幅の広がりや小鼻の強調を感じる患者様がいらっしゃいます。

貴族手術は、自家組織やプロテーゼを鼻翼部分に挿入しますが、単体で行うと挿入した分だけ小鼻が上に持ちあがるため、小鼻が外側に広がりやすくなるのです。

今回のように、小鼻縮小を含む複合手術を行うことで、小鼻の広がりを防ぎながら鼻に高さを出すことができます。

※当院の提供する自由診療におけるメニュー・施術は本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。
※治療に使用する医薬品・医療機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照・ご一読ください。
(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器は2024年9月現在ありません。
※諸外国における安全性にかかわる情報として現在重大なリスクは報告されていませんが、理論的なリスクは否定できません。

鼻クリップを長期間使用すると逆効果になる可能性がある

鼻に触れる女性2

鼻クリップは、一時的に鼻を高くしたり、細く見せたりできる手軽な美容アイテムです。

ただし、クリップを外してから数時間でもとに戻ってしまうため、根本的に鼻の形を変えることはほぼできません。

高い効果を得るために鼻クリップを長期間使用すると鼻の皮膚や軟骨に負担がかかり、鼻の皮膚が伸びてしまったり、鼻の形が不自然に変形したりと逆効果になる可能性があります。

根本的に鼻の形を変えたいと考えている方は、美容整形を検討することをおすすめします。

当院には鼻整形の経験豊富な医師が在籍しております。患者様お一人おひとりに最適な施術プランをご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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    監修医師紹介

    中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )

    専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療

    専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療

    監修医師紹介ページはこちら

    略歴

    • 2013年 大阪医科大学卒業
    • 2013年 大阪医科大学付属病院研修
    • 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
    • 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
    • 2020年 Zetith beauty clinic院長
    • 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務

    保有資格

    • ・日本美容外科学会(JSAS)
    • ・日本形成外科学会
    • ・顎顔面外科学会
    • ・創傷外科学会
    • ・ボトックスビスタ認定医
    • ・ジュビダーム認定医