COLUMN

美容整形コラム

WOM CLINIC GINZA TOP  >  美容整形コラム  >  あぐら鼻の特徴とは?治し方や改善方法を医師が解説

あぐら鼻の特徴とは?治し方や改善方法を医師が解説

鼻整形
公開日:2025年06月27日(金) 最終更新日:2025年06月27日(金)
あぐら鼻の特徴とは?治し方や改善方法を医師が解説

「小鼻が横に広がって顔が大きく見える」「小鼻の張り出しを改善したい」とお悩みではないでしょうか。

このような鼻の状態は「あぐら鼻」と呼ばれ、顔全体がのっぺりとした印象に見えたり、男性的な印象を与えたりする原因になります。そのため、鼻の形を整え、立体的で女性らしい鼻になりたいと考える方も多いでしょう。

本記事では、あぐら鼻の特徴や原因を解説した上で、美容整形による改善方法についてご紹介します。あぐら鼻を根本的に改善したいと考える方は、ぜひ最後までご覧ください。

『あぐら鼻の特徴とは?治し方や改善方法を医師が解説』の画像

この記事の監修ドクター

医師 (WOM CLINIC GINZA 

あぐら鼻とは?あぐら鼻・獅子鼻(しし鼻)の特徴

あぐら鼻・獅子鼻(しし鼻)の特徴

あぐら鼻とは、小鼻が膨らんで外側に張り出した状態を指します。あぐらをかいた脚の形に似ていることから、「あぐら鼻」と呼ばれるようになりました。

また、ライオンの鼻のように横に広がって見えるため、「獅子鼻(ししばな)」と呼ばれることもあります。

あぐら鼻と団子鼻の違い

団子鼻

あぐら鼻と間違われやすい鼻の種類に、「団子鼻」があります。どちらも鼻先が大きく見える原因となる状態ですが、具体的に膨らんで見える部分が異なります。

あぐら鼻は小鼻(鼻翼)部分が張り出している状態に対し、だんご鼻は鼻先(鼻尖)が太く見える状態です。お団子のように丸みを帯びていることから、「団子鼻」と呼ばれています。

あぐら鼻が与える印象

鏡を見る女性

あぐら鼻は小鼻が横に広がっているため、全体的にのっぺりとした印象となり、コンプレックスに感じる方も少なくありません。

しかし、丸みのある形状がやさしく穏やかな印象を与えたり、女性らしく可愛らしい雰囲気になるといったポジティブな側面もあります。

あぐら鼻になる原因

人差し指を立てる医師

あぐら鼻になる原因は、主に以下の4つが関係しています。

  • 骨格
  • 脂肪と皮膚の厚み
  • 遺伝
  • 成長期の習慣

具体的にどのような関係があるのか、順番に解説します。

骨格

あぐら鼻のように小鼻が横へ広がる原因のひとつに、骨格(主に軟骨)による影響が挙げられます。

とくに、鼻先から小鼻にかけて逆ハの字で広がる「大鼻翼軟骨(だいびよくなんこつ)」が大きく関係しており、この軟骨が横へ広がっていると、小鼻が外側に張り出すようになります。

結果として小鼻全体が横に大きく見え、あぐら鼻のように強調された鼻となるのです。

脂肪と皮膚の厚み

大鼻翼軟骨の形状に問題がなくても、もともと鼻に脂肪がある人の場合は、皮膚に厚みが出ることであぐら鼻に見えるケースがあります。

なお、脂肪の付き方によっては小鼻だけではなく鼻先にもボリューム感が出て、あぐら鼻と団子鼻が組み合わさった丸みの強い形状になる場合もあるため、より鼻の印象が強くなりがちです。

このようなタイプは、全体的に鼻が大きく見えるため、顔のバランスによっては実際の大きさ以上に目立つ傾向にあります。

遺伝

骨格や脂肪と皮膚の厚みは遺伝が関係しているケースも多く、祖父母や両親があぐら鼻の場合、特徴を受け継いで同じような鼻の形になる傾向にあります。

とくに顔の骨格は遺伝の影響を受けやすい部位であり、小鼻の張り出し具合や鼻全体のボリューム感などは、家族間で似たような特徴となるケースが多いです。

成長期の習慣

生まれつきあぐら鼻ではなくても、一般的に成長期と言われる8歳〜14歳頃の生活習慣によっては、鼻の形に影響が出る場合もあります。

たとえば、枕に顔を突っ伏して寝るようなうつ伏せ寝の習慣、鼻を頻繁に触ったり鼻先を潰すような癖があったりすると、小鼻が外側へ広がりやすくなります。

長期間にわたりこのような習慣が続くと、大鼻翼軟骨が横に広がったまま固定される可能性もあり、大人になってもあぐら鼻のような印象となるのです。

このように、あぐら鼻は生まれつきのケースも多いですが、成長期の過ごし方による影響も可能性としてゼロではありません。

あぐら鼻は自力で治すのは難しい

鏡を見る女性02

ここまでお伝えしてきたように、あぐら鼻は生まれつきの要因が大きく関係しているため、自力で治すのは困難と言えます。

鼻を細く高く見せるためのセルフケアとして、「鼻クリップ」が一時期話題になりましたが、あくまで効果は一時的なものであり、根本的な改善には至りません。

以下の記事で鼻クリップの効果や注意点などについて詳しく触れていますので、あわせてご覧ください。

鼻クリップは実際効果あるの?鼻整形の実績豊富な美容外科医が徹底解説

なお、あぐら鼻を根本的に改善したいと考える場合は、美容施術もひとつの選択肢です。

\遠方や早めにご施術されたい方はこちらから/
tel
TELで相談する
TEL
line
LINEで相談する
LINE
img
web
ご予約はこちら
ご予約はこちら

あぐら鼻の改善は美容施術がおすすめ!美容施術による改善方法を解説

OKサインを出す医師

美容施術によってあぐら鼻を根本的に改善する場合は、以下のような施術が効果的です。

それぞれの施術にどのような特徴があるのか、順番に解説します。

小鼻縮小(鼻翼縮小)

小鼻縮小

小鼻縮小(こばなしゅくしょう)は、小鼻の付け根部分を切開して余分な組織を切除することで、小鼻の幅を小さく整える施術です。

術式が細かく複数に分かれており、「小鼻の横幅を狭めたい」「鼻の穴を小さくしたい」といったお悩みの改善が期待できます。

患者様の状態や理想とする仕上がりによって術式は異なりますが、主に以下のような術式があります。

術式 特徴
内側法 ・鼻腔内と鼻の下を切開して小鼻の幅を狭める
・鼻の内側で縫合するため傷跡が目立ちにくい
外側法 ・鼻の溝に沿って切開し余分な組織を除去した上で縫合
・あぐら鼻が強く出ている(小鼻が大きい)ケースに最適
内外側法 ・内側法と外側法を組み合わせた術式
・より大きな変化を求める場合や切除範囲が広い場合におすすめ
フラップ法 ・鼻腔内の組織を一部切除し鼻柱直下に内部固定
・左右の小鼻を引き寄せるように固定するため後戻りリスクが少ない
小鼻ケーブル縮小 ・小鼻の付け根(人中上)に糸を通して縫い縮める方法
・メスによる切開を伴わないため傷跡も最小限に抑えられる

 

 

鼻中隔延長

鼻中隔延長

鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)は、左右の鼻の穴を隔てている「鼻中隔」と呼ばれる柱に、軟骨を移植して鼻先の高さや向きを整える施術です。

鼻先を前方に出して高さを出したり、下向きに長くして鼻の穴が目立たないように調整したりと、デザインの自由度が高い点も特徴です。

小鼻縮小と併用されるケースも多く、あぐら鼻のように「鼻の短さが気になる」といった場合にも選択されます。

 

鼻尖形成

鼻尖形成(オープン法)

鼻尖形成(びせんけいせい)は、位置を整えながら鼻先を細く小さく整える施術です。方法としては、鼻先への自家軟骨移植・糸での鼻翼軟骨固定・鼻翼軟骨への支柱追加などがあります。

鼻先に高さが出ることで、丸みやアップノーズの改善が期待でき、整ったEラインに近づける効果が見込める施術です。

鼻尖形成の術式には、「オープン法」と「クローズ法」の2種類があります。

オープン法は鼻の内部構造を露出した上で施術を行うため、大きな変化や繊細なデザインを行う場合に選択されます。鼻柱に傷跡が残るものの、術野範囲が広く細かなデザイン調整を行えるため、仕上がりの美しさを求める方にとってはおすすめの術式です。

鼻尖形成(クローズ法)

クローズ法は、片方の鼻腔内で施術を行うため、傷跡も他の人から見えないのが大きなメリットです。オープン法と比較すると術野範囲は狭いものの、ナチュラルな変化に仕上がるため、「整形感を出したくない」と考える方にも適しています。

なお、鼻尖形成は他の鼻整形との相性が良い施術です。小鼻縮小だけでは鼻先の丸みが残り、あぐら鼻を改善しきれない場合でも、鼻尖形成を併用することで、より引き締まった印象の鼻に整えられます。

 

貴族手術・猫手術

貴族手術・猫手術

貴族手術は、小鼻の付け根にある「鼻翼基部(びよくきぶ)」へ軟骨やプロテーゼを挿入し、鼻翼基部の凹みやほうれい線の溝を改善する施術です。

一方、猫手術は貴族手術の一つであり、鼻と人中の間にある鼻唇角(びしんかく)を整える施術です。

「小鼻の横にある陥没が目立つ」「人中の凹みが気になる」といったお悩みの改善が期待できます。

小鼻の横にある凹みや口元の突出によりあぐら鼻がさらに目立つ場合、小鼻縮小や鼻尖形成などと組み合わせて、Eライン全体を整えるケースもあります。

 

あぐら鼻を改善した当院の美容施術の症例写真を紹介

人差し指を立てる医師

ここからは、当院で実際にあぐら鼻の改善を行った患者様の症例写真をご紹介します。

case01.鼻中隔軟骨を用いた鼻中隔延長+鼻プロテーゼ+鼻尖形成+耳介軟骨移植+小鼻縮小術(外側法)の症例

鼻フル整形の症例写真01

施術内容 鼻中隔軟骨を用いた鼻中隔延長術
鼻尖形成術
耳介軟骨移植(片耳)
鼻プロテーゼ
小鼻縮小術(外側法)
静脈麻酔
施術料金 鼻中隔軟骨を用いた鼻中隔延長術 770,000円
鼻尖形成術 330,000円
耳介軟骨移植(片耳)220,000円
鼻プロテーゼ 220,000円
小鼻縮小術(外側法) 220,000円
静脈麻酔 110,000円
(※全て税込み価格です)
副作用・リスク 曲がり、鼻づまり、鼻の形の左右差、鼻尖の硬さ、内出血

こちらの症例写真は、「鼻中隔延長」「鼻尖形成」「隆鼻術」「小鼻縮小」を組み合わせて、あぐら鼻をより女性らしい形状に整えた患者様のケースです。

施術前は小鼻の広がりが目立ち、鼻の主張がやや印象的でした。小鼻の大きさに加え、中顔面に立体感が欲しいとのご希望でしたので、組み合わせ施術によって顔全体のバランスを整えています。

施術後は、鼻全体が高くなって小鼻の張り出しも改善されているのが確認できます。鼻先の高さを少し上向きに整えたことで、中顔面が短縮されたように見えているのもポイントです。

case02.肋軟骨を用いた鼻中隔延長+鼻プロテーゼ+鼻尖形成+耳介軟骨移植+鼻翼縮小術+猫手術の症例

鼻フル整形の症例写真02

施術内容 肋軟骨を用いた鼻中隔延長
鼻プロテーゼ
鼻尖形成
耳介軟骨移植
鼻翼縮小術
猫手術
施術料金 肋軟⾻を⽤いた⿐中隔延⻑術   880,000 円
⿐プロテーゼ  220,000 円
⿐尖形成術   330,000 円
⽿介軟⾻移植(⽚⽿)220,000 円
⼩⿐縮⼩術(⿐翼縮⼩術)外側法 220,000 円
猫⼿術(⿐唇⾓矯正術) 220,000 円
全身麻酔   ¥220,000
(※全て税込み価格です)
副作用・リスク 曲がり、鼻づまり、鼻の形の左右差、鼻尖の硬さ、内出血

こちらの症例写真は、「鼻中隔延長」「鼻尖形成」「隆鼻術」「小鼻縮小」「猫手術」を組み合わせ、上向きのあぐら鼻を改善した患者様のケースです。

鼻先がアップノーズ気味で、小鼻の広がりもやや強めの印象でした。今回は可愛らしい鼻に整えたいとのことでしたので、鼻先の高さを出しすぎないよう、ナチュラルな曲線を意識したデザインにしています。

施術後は、小鼻の広がりが緩和され、あぐら鼻がしっかり改善できているのも確認できます。整形感が目立たない自然な鼻で、丸みのあるやさしい印象に仕上がりました。

case03.肋軟骨を用いた鼻中隔延長+鼻プロテーゼ+鼻尖形成+耳介軟骨移植+猫貴族手術

鼻フル整形の症例写真03

施術内容 肋軟骨を用いた鼻中隔延長
鼻プロテーゼ
鼻尖形成
耳介軟骨移植
猫貴族手術
施術料金 肋軟⾻を⽤いた⿐中隔延⻑術   880,000 円
鼻プロテーゼ   220,000 円
⿐尖形成術   330,000 円
⽿介軟⾻移植(⽚⽿)220,000 円
猫⼿術(⿐唇⾓矯正術) 220,000 円
貴族⼿術 220,000 円
全身麻酔   ¥220,000
(※全て税込み価格です)
副作用・リスク 曲がり、鼻づまり、鼻の形の左右差、鼻尖の硬さ、内出血

こちらの症例写真は、「鼻中隔延長」「隆鼻術」「鼻尖形成」「猫手術」の併用で、あぐら鼻を改善しつつバランスの整った鼻へ近づけた患者様のケースです。

比較的小鼻の張り出しは少ない方でしたが、鼻筋とメリハリと鼻の高さを出したいとご相談いただきました。はっきりした変化をご希望されていたため、メリハリのあるデザインをご提案しています。

施術後は、ぼやけた鼻筋のラインが改善され、スッと通ったラインになっています。小鼻と鼻先のボリューム感も緩和し、華やかな印象に仕上がりました。

あぐら鼻を改善したい方から当院が選ばれる理由

WOWクリニック 院内写真

当院は、あぐら鼻の改善はもちろん、鼻全般のお悩みについても多くご相談をいただいているクリニックです。年間2,000件以上の美容施術実績の中で、鼻整形においては2024年度に400件以上の施術を行っています。

より患者様が納得のいく仕上がりとなるよう、当院では以下の3つにこだわっています。

  • 鼻の美容施術の名医が在籍
  • ベクトラを使用した3D画像を使用して事前にシミュレーション
  • 術前の精密な検査から術後のアフターフォロー

それぞれ順番にご紹介します。

鼻の美容施術の名医が在籍

当院で鼻整形を行う際は、名医である「中井 孝昌」医師が執刀を担当します。中井は、鼻全体のバランスを整える鼻フル整形や、患者様一人ひとりの特徴を活かした似合わせ鼻も得意としており、圧倒的な美的センスを持つ医師です。

技術力の高さとハイセンスなデザイン力が認められ、「第10回 All in One Rhinoplasty」にて、日本人で初めての招待・発表を行った実績があります。

All in One Rhinoplastyとは

最新技術の指導と共有を主体とする、サージカルアカデミー(Surgicall Academy)が開催している国際的な学会です。鼻整形を得意とする医師が世界中から集まり、知識の共有や技術の研磨を目的としています。

参照:Surgicall Academy公式


ベクトラを使用した3D画像を使用して事前にシミュレーション

当院では、カウンセリング時に「ベクトラ」を使用した3Dシミュレーションも行っています。現在の状態を撮影し、3D画像として反映させることで、正面や横顔など180度のあらゆる角度から仕上がりイメージをご確認いただけます。

言葉では伝えにくい細かなニュアンスも画像で具現化できるため、理想とするデザインとのズレを最小限に抑えることが可能です。

術前の精密な検査から術後のアフターフォロー

術前はベクトラでの3Dシミュレーションに加え、最新のCT検査機による精密な検査を行います。個人差の大きい骨格や神経の位置を正確に把握した上で施術を行うため、安全性においても十分に配慮しているのが強みです。

当院は全国でも数少ないCT導入クリニックの一つであり、カウンセリングからアフターフォローまで一貫して安全性も重視した体制を整えています。

あぐら鼻を改善したい方は当院へご相談を

カウンセリングを行う医師

あぐら鼻は遺伝による骨格の影響が大きいため、セルフケアでの改善は難しいのが現状です。そのため、もともとの骨格や組織の形状を変え、根本的にあぐら鼻を改善するには、美容整形が一つの手段となります。

当院は、鼻整形を得意とする「中井 孝昌」医師が在籍しており、一人ひとりに合うデザインの提案が可能です。万が一施術が決まっていないといった状況や、仕上がりイメージが固まっていない場合でも、カウンセリングで丁寧に診察した上で最適な施術をご提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

\遠方や早めにご施術されたい方はこちらから/
tel
TELで相談する
TEL
line
LINEで相談する
LINE
img
web
ご予約はこちら
ご予約はこちら
監修医師紹介ページはこちら
  • img

    監修医師紹介

    中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )

    専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療

    専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療

    監修医師紹介ページはこちら

    略歴

    • 2013年 大阪医科大学卒業
    • 2013年 大阪医科大学付属病院研修
    • 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
    • 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
    • 2020年 Zetith beauty clinic院長
    • 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務

    保有資格

    • ・日本美容外科学会(JSAS)
    • ・日本形成外科学会
    • ・顎顔面外科学会
    • ・創傷外科学会
    • ・ボトックスビスタ認定医
    • ・ジュビダーム認定医
    • ・2016年 軽度な上眼瞼打撲に続発した眼窩内血腫(眼窩脂 肪内血腫)の一例を発表
    • ・2025年 10th all in one rhinoplasty 日本人初招待発表