COLUMN
美容整形コラム
鼻整形は失敗するとどうなる?実際の症例写真で失敗のリスクや対策を解説
鼻整形他院修正・他院抜糸「コンプレックスを減らせる」
「理想の鼻に近づける」
整形の良い側面ばかりがクローズアップされがちですが、鼻整形を現実的に考えている方にとって、本当に気になるのは「失敗」についてかもしれません。
どんな美容整形にも失敗のリスクはつきものですが、実際の失敗についてよく知らないと、余計に不安になりますよね。
そこで本記事では、
- 鼻整形を失敗するとどうなるのか?
- 失敗の原因はなにか?
- 失敗に多いケースは?
- 修正はできる?
- 失敗を防ぐ対策とは?
といった内容について、美容クリニックで出会うリアルなケースに基づき深堀していきます。
この記事を読めば、鼻整形の失敗について詳しく知ることができます。
本気で鼻整形を考えるなら!必読の内容です。
目次
鼻整形にはどんな種類がある?
いま美容医療の世界では、鼻整形の種類は非常に多岐にわたります。その中でも代表的な施術はこの5種類と言われています。
【隆鼻術】
鼻を高く鼻筋を通したい方向けで、鼻の形状を改善し鼻筋を高くするための施術です。シリコンなどの素材を使用して鼻の高さや形を整え、美しい横顔に近づけることができます。
【小鼻縮小】
小鼻を小さく、鼻の穴を小さくしたい方向けで、小鼻(鼻翼)の外側部分や鼻孔(鼻の穴)底の余分な皮膚や組織を切除し、小鼻の大きさを調整する施術です。小鼻の幅を狭め、鼻の全体的なバランスの改善が期待できます。
【鼻尖形成】
団子鼻や鼻先の向き、丸みが気になる方向けです。鼻尖のボリュームを小さく、細くする施術で、鼻の高さはあまり変えず鼻先だけ細くしたいという要望に応えられる鼻整形です。いまの鼻より洗練された形に整えながらも、顔の印象を大幅に変えたくないという方にもおすすめです。
【鼻中隔延長】
下から見た時の鼻を高く、鼻の穴はアーモンド形に、鼻先はシャープにしたい方に向いている施術です。鼻中隔を延長することで、鼻先を前方や下方に伸ばすことができます。鼻中隔延長は複雑な鼻の構造をよく吟味しバランスを見ながら調整する必要があるため、とくに医師の高い技術力が必要になります。
【鼻骨骨切り(幅寄せ)・わし鼻修正(ハンプ修正)】
鼻の骨にアプローチする施術です。鼻骨骨切り(幅寄せ)では、鼻骨を切って内側に寄せることによって、太い鼻筋の幅を狭く細く形成します。
わし鼻修正では、顔を横から見たときに鼻筋の真ん中あたりに出っ張っている軟骨や骨を切り取ることで、なめらかな鼻のラインを形成する施術です。
鼻整形の比較
鼻整形の種類 | ダウンタイム | 料金相場 |
隆鼻術 | 約3日~1週間 | 10〜50万円程度 |
小鼻縮小 | 3〜7日程度 | 10〜60万円程度 |
鼻尖形成 | 1週間はギプス固定が必要。内出血や痛みは1.2週間でわからなくなります。 | 20〜60万円程度 |
鼻中隔延長 | 1~2週間程度 | 50〜100万円程度 |
鼻骨骨切 | 大きな腫れや内出血等は1~2週間 ギプス固定は1週間程度が目安 (夜間就寝時のみ2週間固定を継続) |
20〜60万円程度 |
こちらは、5種類の鼻整形のおおよそのダウンタイムと料金相場についてまとめた表です。
ダウンタイムは施術を受けるクリニックや、他の鼻整形との組み合わせなどで前後する場合があるため、実際に施術を受けるクリニックで確認をお忘れなきよう。
料金の相場には数十万単位の開きがありますが、これは同じ鼻整形の種類でも術式や素材が変わると料金に変動が生じるためです。
たとえば、鼻中隔延長の場合、挿入物を自身の肋骨から採取するか保存軟骨を使うかによって、軟骨にかかる費用に倍ほどの差が出ます。
挿入する素材に自家組織を使用したい場合には、軟骨を採取する手術費用も追加されます。また、使用する麻酔等によっても料金は変動しますのでご注意ください。
希望の予算と鼻の状態に合った術式を担当医と相談の上、納得して手術を選択するのが失敗や後悔を避けるポイントになるでしょう。
他院で受けた鼻整形を当院が修正した症例
美容業界では常識なのですが、意外と一般には知られていないのが
「鼻整形の修正術は難易度が格段に上がる」という傾向です。
修正術で理想の状態を作り上げるのには、相当な技術力が必要です。もし技術力が不足した美容外科医ならば進んで依頼を引き受けたくないというのが本音かもしれません。
その点、当院では他院修正外来を設けております。成功させるのが難しい症例でも、経験数、専門知識、デザイン力、そして高い技術力があるからこそ、苦しんでいる患者さまのお力になれると自信を持っております。
ここからは、実際に他院で鼻整形を受けた後に当院へいらした患者さまの、修正症例をご紹介いたします。
韓国で鼻整形を受けたケース
施術内容 | 鼻尖形成、耳介軟骨移植、鼻中隔延長、肋軟骨移植、自家組織隆鼻術、猫手術、全身麻酔 |
施術料金 | 鼻尖形成¥330,000、耳介軟骨移植¥220,000、鼻中隔延長¥440,000、肋軟骨移植¥440,000、自家組織隆鼻術¥440,000、猫手術¥220,000、全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 ※ダウンタイム(ギプス装着)1週間 |
今回は3回目の鼻整形で、過去に韓国で手術をされています。鼻の曲がりが気になり、鼻先が垂れて面長に見えるため、改善をご希望でした。
鼻先の垂れ下がりや曲がり、鼻の穴に左右差があったため、肋軟骨を用いた鼻中隔延長・鼻尖形成・耳介軟骨移植・自家組織隆鼻術・猫手術の5つの術式を組み合わせ、鼻に高さを出し、鼻の長さを短く仕上げました。
お顔のバランスを考え、猫手術で鼻唇角(唇と鼻柱が作る角度)を調整したため、鼻先から顎先を結ぶEラインが整いました。鼻の気になる部分の改善だけでなく、メリハリのある美しい横顔になりました。
こちらの症例のように重度の他院修正の場合は、鼻の構造を新しく作り直すことで顔全体と調和のとれた鼻に丁寧に調整します。
症例写真をもっと見たい方はこちらも御覧ください!
4回目の鼻整形を受けたケース
施術内容 | 鼻尖形成(耳介軟骨移植)、鼻中隔延長、シリコン鼻プロテーゼ、他院プロテーゼ抜去、鼻骨骨切り幅寄せ、全身麻酔 |
施術料金 | 鼻尖形成(耳介軟骨移植)¥550,000、鼻中隔延長¥440,000〜、シリコン鼻プロテーゼ¥220,000、他院プロテーゼ抜去¥165,000、鼻骨骨切り幅寄せ¥440,000、全身麻酔¥220,000 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
過去に他院で3回の手術をされたのですが、全然満足できないとのことでご相談に来られた患者さまです。
当院でのカウンセリングの結果、患者さまのご希望を本当に叶えるには鼻中隔延長が必要だという判断になりました。その点を過去の他院でも専門的な目でジャッジし、ご希望を叶えられる手術をしていれば、ここまで再手術に至らなかったかもしれません。
術前も鼻の高さはあるのですが、正面から見た曲がりと鼻背のラインがすっきりしてなかったため、鼻中隔をほぼ一から作り直しました。
結果、鼻の高さがより改善し、鼻背のラインがストレートになりました。これは過去のプロテーゼの高さが合っていなかったため、適正なプロテーゼに置き換えました。
丁寧なカウンセリングと丁寧な施術で、何が不満なのか?どうなりたいのか?患者さまの要望に徹底的に寄り添い、叶えた症例でした。
症例についてもっと知りたい方はこちら!
異物を除去して修正したケース
施術内容 | 鼻尖形成、耳介軟骨移植、鼻孔縁拳上、鼻中隔延長、肋軟骨移植、自家組織流、全身麻酔、アクアミド除去(異物除去) |
施術料金 | 鼻尖形成¥330,000、耳介軟骨移植¥220,000、鼻孔縁拳上¥440,000、鼻中隔延長¥440,000、肋軟骨移植¥440,000、自家組織隆鼻術¥330,000〜、全身麻酔¥220,000、アクアミド除去(異物除去)別途費用 |
副作用・リスク | 術後には浮腫み、内出血、感染、曲がり等が出現する可能性があります。経過で不安を感じた方はすぐにご連絡下さい。 |
こちらも他院修正をおこなった患者さまです。
20年以上前にアクアミドを眉間から鼻筋にかけて注入されています。注入した部分の太さと高さが気になるということと、しっかりとした変化が欲しいとのことで修正手術になりました。
しっかりとした変化を望む場合、肋軟骨の使用をする場合がありますが、加齢や生活習慣によって肋軟骨が骨化し(固い骨になってしまうこと)、使用できない可能性があります。そのため、必要に応じて事前に採取部分のCT・エコー・針刺しチェックなどもおこないます。
術後、アクアミドを除去した部分(眉間から鼻根)にかけて腫れはありますが、徐々に落ち着きます。鼻の穴は正面、横のどちらから見ても適度に見える自然なバランスに整えました。なめらかで女性らしい印象の横顔に生まれ変わりました。
この症例についてもっと知りたい方はこちら。
※治療に使用する医薬品・医療機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。
※未承認医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご参照・ご一読ください。
(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)
※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器は2024年9月現在ありません。
※諸外国における安全性にかかわる情報として現在重大なリスクは報告されていませんが、理論的なリスクは否定できません。
鼻整形で失敗する主な原因は?
このように他院修正のご依頼があるということは、鼻整形で実際に失敗を経験した方がいらっしゃるということです。
では、鼻整形失敗の原因には一体どんなものがあるのでしょうか?
鼻整形の種類によって様々ではありますが、ここでは鼻整形全般に共通する主な原因について、3点ご紹介します。
原因①医師の経験不足
整形は患者さま一人ではできませんよね。
必ず、施術する医師がいてこそ美容整形が成り立ちます。そして、一度手術が始まってしまえば、患者さまはとにかくスタッフと医師に任せるしかないのですが、もし担当医師が鼻整形の経験があまりない人だったとしたら…?
とくに美容整形の中でも範囲が小さく複雑な構造をしている鼻は、手術の難易度が非常に高い部位といわれています。
鼻の機能を損なわずにかつ美しく仕上げることが求められるため、鼻の構造を熟知し、適切な施術を最後までおこなえる医師を選ばなければなりません。
美容外科医にも、得意不得意があるのは当たり前です。得意としている施術であれば必然的に症例数も増え、経験数も積んでいけるものです。
どんな仕事や活動でも共通したことかもしれませんが、その分野でたくさんの経験を積んでいれば、これから起こるあらゆる可能性に気がつきやすく、失敗を未然に防ぐ感覚も養われるものです。誰しも最初は経験が少ないものですが、やはり経験が浅いうちは失敗が起こりやすいと考えられるでしょう。
また、経験の少ない医師ですと普通の手術はなんとか完了できても、修正の施術に対応できないことがあります。先にも述べましたが鼻整形の修正はとくに難易度が高いため、経験豊富な医師でなければ太刀打ちできない場合もあります。
このように、経験が少ない医師だと万一仕上がりに問題があり修正が必要になった時に、対応できないなどの問題も起こりえます。
原因②変化の出しすぎ
鼻中隔延長や鼻尖形成の施術で生じやすい失敗が「やりすぎ」です。
鼻中隔延長や鼻尖形成では軟骨の移植などをおこなうことがありますが、元々の鼻やお顔立ちに合わないサイズや形の挿入物をしてしまうと、違和感が大きくなってしまう原因となります。
患者さまのご希望で整形感のあるお鼻を目指す場合もありますから、一概に失敗とは言えませんが、ナチュラルな変化で持って生まれた鼻のような仕上がりをご希望の場合は
「やりすぎて顔や体とバランスがとれない」
「自分のキャラクターに合ってない」
「変化が出すぎて、かえって変になってしまった」
と後悔してしまうかもしれません。
しかし、この点は信頼できるセンスと技術を持ち合わせた医師の助言を、しっかりと受け入れていけば防げる問題です。
自分の顔のバランスに一番適した施術を提案できる医師に、自分の希望と似合う範囲のちょうどいい施術をしっかりと相談しましょう。
患者さまのお顔を一番よく見ているのは患者さまかもしれませんが、整形の症例を圧倒的な数見ているのは医師の方です。
協力してやりすぎないちょうどよい仕上がりを目指しましょう。
原因③単独での施術
鼻整形は施術の種類が多岐にわたるもので、そのいくつかを組み合わせて施術することがよくあります。
しかし、様々な都合で単一の施術をご希望の場合には、「変化があまり見られない」と、失敗に感じる患者さまもいらっしゃいます。
たとえば鼻尖形成の施術ですが、一般的に鼻先のみの施術になるため、手術範囲が小さく、それだけでは変化があまり見られないと感じる方もいます。
人は話をするときは基本的に相手の目を見るため、目の周辺に視線が行きます。よって、鼻筋の施術をおこなった場合は、鼻先だけの施術よりも周囲から気づかれやすいかもしれません。自分自身も変化を感じやすいかもしれませんね。
一方で、単独の施術でも十分な変化やご希望の美しさに近づける場合もあります。これは患者さまの元々のお顔立ちや鼻の形にもよりますから、施術の選択についてはしっかりとカウンセリングで相談しておくのが良いでしょう。
【鼻尖形成】単独施術でも変化を出せた症例はこちら!
鼻整形で失敗した場合はどうなる?
鼻や目元の整形の失敗は、目に付きやすいものです。
たとえば豊胸やボディの脂肪吸引等の施術であれば、身体を隠してしまえば周囲からは気づかれにくいでしょう。自分でも、衣服を脱がない限りは直接目の当たりにしないものです。
しかし鼻や目となると、日常的にずっと隠して生活するのは難しいですし、自分でメイクするために鏡を見れば嫌でも目に入ってしまいます。
時間やお金をかけ、そして痛みや不安に耐えて美しくなることへの期待に胸を膨らませていたのに、失敗してしまえばどんなに残念でしょうか。
失敗箇所が気になって堂々と外を歩けなくなってしまったり、仕事や人と会うことすら嫌になってしまったりしたら?想像するだけでつらいですよね。
実際に鼻整形で失敗してしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか?
現実的に起こりうるリスクについて、施術別にご紹介します。
どの鼻整形でも共通して起こり得るリスク
まずは、どの鼻整形でも共通して起こる可能性があるリスクについてです。
鼻整形は鼻の外側から切開するものや内側から切開するもの、使用する素材も術式もさまざまですが、下に挙げるようなリスクはどのような施術にも起こり得るものです。
- 鼻が不自然になってしまった
- 鼻の形に左右差が出てしまった
- 傷跡が目立ってしまった
- 思うような効果が得られなかった
- 鼻の感覚が鈍くなってしまった
とくに鼻整形に特徴的なのは、見た目への影響だけでなく「鼻の感覚が鈍くなってしまう」といった、触覚や嗅覚などに影響する可能性がある点でしょう。
鼻は複雑な構造をした器官ですので、数ミリのズレでこのようなリスクが現実の物になってしまう可能性があります。
鼻中隔延長で多い失敗ケース
当院の修正外来には、他院で鼻中隔延長を受けた結果「理想の仕上がりにならなかった」と、修正手術を希望されるケースが増えています。
鼻整形の中では比較的変化量が大きい鼻中隔延長ですから、やはり失敗は避けたいですよね。
ここからは、鼻中隔延長における失敗ケースのパターンについて確認してみましょう。
鼻中隔が曲がってしまう
5年後、10年後の時間経過ののちに「鼻が曲がってしまった」という口コミはネット上でもよく見かけるものです。
これは実際に起こっていることで、鼻中隔が曲がってしまい見た目に影響が出たり、鼻の通りが悪くなったりすることがありえます。
そもそも、鼻中隔延長手術で挿入する素材としての軟骨は大きく3つに分かれ、クリニックや医師の判断により使用するものが異なります。
自家組織…自分の身体から採取する肋軟骨、鼻中隔軟骨、耳介軟骨
保存組織…他人の身体から採取し、厳重に保存された組織
人工軟骨…オステオポール(ポリカプロラクトンという体内への吸収性が高い製剤)
なじみやすさや耐久性などそれぞれの特徴と、患者さまのご希望や鼻の状態によって、医師は適切な素材を選択しなければなりません。
しかし、この判断を間違えてしまうと、鼻中隔の曲がりにつながることがあります。
また、鼻中隔の曲がりは自家組織ではなく保存軟骨やオステオポールなどの異物を挿入した場合に、見られることが多いトラブルとも言われています。
ただし、ちゃんと自家組織を選択したとしても、サイズが合っていなかったり、固定が不十分だったりすることで、皮膚や組織が引っ張られてしまい、結果的に鼻中隔の歪みが起こる場合もあります。
鼻先が垂れ下がってしまう
鼻中隔延長の後に、鼻先が垂れ下がってしまうことがあります。
原因としては、
- 移植した軟骨の強度が不足していること
- 固定が不十分であること
などが挙げられます。
移植した軟骨の強度が不足している場合には、時間の経過とともに鼻先を支える力が弱くなってしまい、鼻先の垂れ下がりが生じます。
鼻先が垂れ下がってしまうと、顔立ちに立体感がなく面長に見えるなど外見に影響が出てしまう可能性もあるのです。
また、そもそも施術時に鼻先を延長しすぎたり挿入箇所がズレたりすると、軟骨に過度な負担がかかり鼻先が垂れ下がってしまうパターンもあります。
鼻中隔延長の失敗や後悔について、詳しく知りたい方はこちらもチェック!
鼻尖形成で多い失敗ケース
つぎに、鼻尖形成の施術で起こりやすい失敗についてご紹介します。
鼻先をシャープに整えられることで人気の鼻尖形成ですが、こちらの失敗にもいくつかのパターンがあります。
ピンチノーズになってしまう
ピンチノーズとは、洗濯バサミではさんでつまんだような形状になっている鼻先のことを指します。
鼻先をシャープにする施術で鼻翼軟骨をタイトに寄せすぎたり、軟部組織(鼻先を触った際にぷにぷにした部分、脂肪など)を過剰に除去してしまったときや、ギプスで過度に圧迫したときなどに起こることがあります。
鼻尖形成では、鼻先に厚みがありすぎる場合に鼻先の軟部組織を除去して鼻の形を整えます。しかし過剰に除去してしまうと、鼻先が細くなりすぎてしまいます。また、鼻翼軟骨を寄せすぎてきつく結んでしまうと、不自然に鼻先が細く尖ってしまい、整形感が目立ってしまいます。
もしそのような失敗で修正をご希望のときには、凹んだ部分に軟骨移植をしたり、鼻尖を自然な開きにするために軟骨の再建をすることで改善が期待できます。
ポリビーク変形になってしまう
ポリービーク変形とは、オウムのくちばしのように鼻筋から鼻先の鼻背のラインが湾曲しているような形状のことを指します。
手術中に鼻翼軟骨を糸で結ぶ際、無理に中央に引き寄せすぎてしまうことがおもな原因です。鼻先の高さを出そうと鼻翼軟骨を中央に引き寄せすぎることによって、鼻尖部の上部が盛り上がってしまい鼻筋から鼻先にかけて丸く変形してしまいます。
修正をご希望の場合には、ストラット法で鼻柱を強化したり、鼻中隔延長で鼻尖を作り直すことで改善できる可能性があります。
鼻尖形成の失敗や後悔について詳しく知りたい方は、こちらもチェック↓
当院では鼻整形の実績豊富な医師が担当
ご紹介してきたように、鼻整形には様々な失敗ケースがありますが、共通しているのは医師の判断や技術力が非常に大切だということでしょう。
ただし、美容外科医も人間ですから、施術ジャンルに得意不得意があるのは当たり前ですよね。やはり得意な施術であれば、多くの症例が集まってきて必然的に経験も豊富になります。
では、鼻整形が得意な医師は、他の施術がうまくないのでしょうか?
WOMクリニックの中井医師は、磨き上げた鼻形成手術は業界内でも随一の実力。鼻全体の形態を変える『鼻フル整形』が中井先生の代名詞とも言えるでしょう。
しかし、中井医師は鼻整形だけではありません。
中井医師は言うならば「似合わせのスペシャリスト」。
鼻整形を中心としたお顔全体の施術でバランスを整え、お一人お一人に本当に似合う施術を選択します。施術によって患者さまの魅力を最大限引き出す、センスと技術を兼ね備えております。
もちろん、難易度の高い修正施術の経験も数多くあります。こうした実績こそが、秀でた能力の一番の証明になることでしょう。
鼻整形で困ったことは、常に誠実な対応で人気の中井医師に相談してみては?
術前のCT検査で内部構造を立体的に確認
当院では優秀な医師陣はもちろんのこと、その医師陣の施術をバックアップする設備面も充実しております。
美容クリニックで導入しているところは少ないのですが、当院では術前のCT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)によって、X線を使って顔の断面を撮影することが可能です。
CT検査でできることとしては、
①術前に目では見えない内部構造を立体的に確認
②体内の位置関係を把握
③鼻や顎の術前の測定、鼻中隔湾曲症、斜鼻などの診断
などがあり、目視だけでは把握が難しい体内の構造を術前に確認可能なため、患者様の骨格にピッタリな挿入物の大きさや挿入位置をあらかじめ準備できるのが特長です。
目視のみの場合、他院では術前に正確な診断ができず、手術が始まってからその場で急遽プロテーゼの加工をおこなうケースも少なくないと言われています。
そのような施術は患者さまの心身への負担となりますし、あらかじめ準備しておければ失敗への不安を減らせますよね。
希望デザインを念入りにシミュレーション
理想の鼻を叶え、今よりもっと美しくなりたいのなら、仕上がりを運任せにするのはやめましょう。
もちろん、当院では患者さまのご希望を叶えるセンスと技術を常に万全の状態で提供可能ですが、患者さま側にもご自分の希望を可能な限り医師に伝え、お互いのイメージのギャップをなくしていく努力が必要になることがあります。
実際に他院で鼻整形を受けた後、当院に来院される患者さまには
「イメージと違った」
「不自然な鼻になってしまった」
とがっかりしている方が多くいらっしゃいます。
希望のデザインをしっかりと共有するためには、写真や画像を活用するのも有効です。美容整形は見た目を変える施術ですので、言葉だけではなく理想の仕上がりに近い写真や、イメージ画像を使って説明することが効果的でしょう。
当院では、VECTRA(シュミレーションシステム)を用いたカウンセリングも導入しており、事前の念入りなシュミレーションが可能です。
使えるものはとことん使って、できる限り不安を減らした上でイメージのギャップは埋めていきましょう!
実際に医師とのやりとりで小さな疑問や不安も確認をしていくと、その答えだけでなく自分が不安に思っていることがおのずとわかってきたりするものです。
うまく伝えられるかな?と一人で考え込むより、まずはご相談ください。
身体への負担が少ない施術
患者さまのご要望にもよりますが、鼻整形では自家組織を使用することがよくあります。
自家組織を使用する場合には、鼻以外にも耳や肋骨から軟骨の採取手術をおこなうため、整形箇所以外にも身体の負担が生じることになります。
当院では、
『圧倒的にダウンタイムの短い施術』
にこだわり、実現するために高い施術クオリティーを追求しております。
大手美容外科では実現できないレベルの『職人によるこだわりの施術』を提供するべく、日々研究を続けています。
執刀医が違えば、仕上がりが変わるのは当たり前ですが、ダウンタイムの負担にも差が出て来るのはご存知でしたか?
メスの角度、縫合の仕方一つがダウンタイムに影響があるのです。
患者さまの日常は施術を受けてからもずっと続いていくものです。当院ではその点に重きを置き、麻酔の使用方法や術式を含め、できる限り身体への負担が少ない施術を心がけております。
鼻整形のダウンタイム
いくら完璧な手術でも、完成の前には必ず「ダウンタイム」が存在します。
ここではダウンタイムの期間や症状、鼻整形はマスクで隠せるのか?に関してご説明していきます。
ダウンタイム期間と現れる症状
先に示したのが、ダウンタイムの期間とその症状に関する図です。
厳密には鼻整形の施術によって少々ダウンタイムにも違いは出ますが、ダウンタイム中はギプス固定をするのが一般的です。
全般的に術後3日目までは鼻の周りに腫れ感が残ったり、鼻水や鼻血などが出ることがあります。術後2週間は施術部位に痛みや内出血、1ヶ月間はむくみや腫れなどがあらわれることがあります。
お仕事やイベント、写真撮影の予定などはあらかじめ余裕を持って調整するのがオススメです。
大きめのマスクを着用すれば翌日から仕事復帰できる
施術にもよりますが、多くの鼻手術は術後1週間程度ギプスで固定する必要があります。
施術した鼻の部位や内容によってギプスの大きさが異なるため、ご自身の施術内容の場合にマスクで隠せるかどうか、事前に確認しておくのが無難でしょう。
一昔前に比べ感染症の流行などもあり、以前より街なかでマスクをしている方が増えたように感じませんか?マスクをしていてもそれほど目立たずに、ダウンタイムを過ごせるかもしれません。
マスクを着用していると、見られる心配が減るため精神的にも落ち着いて過ごせそうですよね。
当院で鼻整形を受けた方の中には、マスク着用で翌日からお仕事復帰していらっしゃる方も!
しかし、マスクでは完全には隠せないケースも存在します。これは鼻根や鼻背(眉の間から鼻筋に当たる部分)など、鼻先や小鼻以外の手術を併用した場合です。
たとえば、プロテーゼを鼻根〜鼻背、また鼻根〜鼻尖に挿入した場合、どうしても鼻根の部分がマスクからはみ出してしまいます。
ただし、近頃は様々なタイプのマスクがありますので、大きめのマスクであれば隠せるパターンもあります。
術前にギプスのサイズなどを確認の上、マスクも準備しておくとスムーズでしょう。
仕事に早く復帰しなければならないけど、マスクからギプスがはみ出てしまいそう…
と不安な方でも、早めにギプスを外すのは厳禁です!
最も重要な仕上がりに、影響が出る可能性もあるため、決められた期間は必ず守りましょう。
美容整形と知られたくないけれど、どうしても人前に出なければならないときは、『ケガの治療でギプスをしている』と周りに伝えるのも1つの手です。
当院の患者さまの中には「階段から落ちた」「ドアが開いた瞬間にぶつかった」などの現実的な理由を用意して、工夫している方もおられました。
事前にいくつか理由を考えておくのもよいですね。
鼻整形の失敗は医師の経験不足の場合が多い
鼻整形の失敗には様々なパターンが存在しますが、やはり現実には多くの場合で医師の経験不足が原因だと考えられます。
近年鼻整形は選択肢が多岐に渡り、技術力も問われる施術のため、医師によって仕上がりに差が生まれやすいからです。
医師に任せる前に患者さまにできることは、施術を検討しているクリニックの実績を必ず確認し、よく吟味することです。
鼻整形の実績や仕上がりのイメージを確認するには、クリニックのホームページやSNSなどにある症例写真も参考にしましょう。
理想のイメージに近い症例を見つけたら、担当医の実績数や手術件数、実際に施術を受けた方の口コミなども参考にするのがおすすめです。
鼻整形、せっかくやるなら失敗や後悔はしたくないですよね?
失敗や後悔を未然に防ぐためには、
『経験豊富な医師』
『実績豊富なクリニック』
を選びましょう。
WOMクリニックは鼻整形の実績豊富で高い技術に自信があるからこそ、修正外来も設けております。
また、美容整形の本場韓国の名門クリニックと業務提携し、手術の視察や新しい技術の導入等により、医師の知識と技術力を常にアップデートしております。
実際に口コミサイトをご覧いただければ、多くの患者様からお喜びの声をいただいているのがおわかりかと思います。
失敗が怖いから諦めるなんて、もったいないことです。
鼻整形や他院修正でお悩みの方は、ぜひ一度当院のカウンセリングでご相談ください。
これからのあなたのためにできることはなにか?鼻専門医がお一人お一人のお顔のバランスを見極め、一番適した施術をご提案いたします。
-
監修医師紹介
中井 孝昌 医師 ( WOM CLINIC GINZA 常勤医師 )
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
専門分野:鼻形成 / 二重形成 / 垂れ目形成 / 若返り治療
略歴
- 2013年 大阪医科大学卒業
- 2013年 大阪医科大学付属病院研修
- 2015年 大阪医科大学付属形成外科所属
- 2019年 YAG BEAUTY CLINIC院長
- 2020年 Zetith beauty clinic院長
- 2024年 WOM CLINIC GINZA勤務
保有資格
- ・日本美容外科学会(JSAS)
- ・日本形成外科学会
- ・顎顔面外科学会
- ・創傷外科学会
- ・ボトックスビスタ認定医
- ・ジュビダーム認定医
関連する記事
-
貴族手術
鼻整形
貴族手術とは?これを見れば貴族手術のすべてがわかる! 「貴族手術はどんな人に向いているの?」 「施術方法やダウンタイムはどうなんだろう…」 「リスクやデメリットが ...
-
小顔治療
メーラーファット除去
他院修正・他院抜糸
メーラー ファット除去のダウンタイムはどのくらい?経過ごとの症状や過ごし方を解説 「笑った時に頬のお肉が盛り上がって、顔が丸く見えてしまう」 「メーラーファット除去を受けたいけれど、ダウンタイム期間は ...
-
貴族手術
鼻整形
貴族手術で小鼻が広がるのは本当?イラストで原因と対策を解説 顔に立体感が出て、上品な印象になれると人気の貴族手術。 しかし「貴族手術を受けると小鼻が広がる」という噂があるため、心 ...
-
鼻整形
小鼻縮小のダウンタイムはどのくらい?症例写真で傷跡や経過を紹介 「小鼻縮小のダウンタイムはどのくらいあるの?」 「小鼻縮小の傷跡はどのくらい残るのかな?」 「仕事復帰はいつ頃できる ...
-
鼻整形
鼻中隔延長をすると10年後に曲がるのはホント?リスクと対策を詳しく解説 「鼻中隔延長をすると10年後に曲がるって本当?」 「鼻中隔延長のリスクや対策が知りたい!」 きれいに整った鼻筋や ...